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会社の上司から「新しい業務のレクチャーがある」って言われたけど、「レクチャー」って正しくはどういう意味なんだろう。
「レクチャー」とは、「説明する」という意味を表す言葉です。
普段、なんとなく使っているカタカナ英語も、社会人であれば意味を正しく理解しておかなければいけませんよね。
今回は、「レクチャー」の意味や語源、使い方、例文、英語表現までを詳しく解説していきます。
この記事を読み終えたときには、「レクチャー」という言葉の意味を正しく理解することができますので、ぜひ参考にしてください。
1.「レクチャー」の意味:「説明する」「講義をする」
レクチャー
- 説明する。
- 講義をする。
「説明する」と言っても「単に口頭で伝えるだけ」ではなく、「詳細にしっかりと行う意味や定義を伝える」という意味合いを指します。
また、「講義」の、「講」という漢字は「説き明かす」という意味、「義」という漢字は「正しい道筋」という意味があります。
つまり、「講義をする」とは「正しい道筋を説き明かす」という意味を表します。
1-1.「レクチャー」の語源
「レクチャー」の語源は、 「読むこと」「読み聞かせる」というラテン語の「lectio(レクティオ)」です。
ラテン語の「lectio(レクティオ)」から発展して、英語の「lecture(レクチュア)」が生まれました。
なお、「読み聞かせる」という言葉は、紀元前4世紀のアリストテレスが始めた哲学学校のリュケイオンに由来します。
哲学学校のリュケイオンでは、アリストテレスとその生徒が散歩をしながら意見の交わし、レクチャーをしたそうです。
このエピソードが、「読み聞かせる」という言葉の始まりとされています。
2.「レクチャー」の使い方と例文
「レクチャー」とは、「説明する」「講義をする」という意味の言葉です。
「レクチャーを受ける」「レクチャーをする」など他の動詞と組み合わせて使われます。
なお、「レクチャー」は知識や教養、情報を持っている人が持っていない人に対して行われるのが一般的です。
<例文>
- 会社に新しく入ったシステムのレクチャーを受けた。
- 来週末に大学で経済学のレクチャーをすることになっている。
【補足】会議室に置いてある「レクチャーアンプ」とは!?
「レクチャーアンプ」とは、会議室や講堂、多目的ホールなどで使用される演台のことです。
アンプ、スピーカー、テーブルマイクが組み込まれた音響設備のことを指します。
次に、「レクチャー」の類語と例文を解説していきます。
3.「レクチャー」の類語と例文
カタカナ表記の「レクチャー」は、少し使いづらい場面もありますよね。
そのようなときは、以下のような類語で補うことができます。
それでは、順番に意味と例文をご紹介します。
類語1.講演
講演
読み方:こうえん
意味:大勢の前であるテーマについて話をすること。
「講演」は、 多くの人の前で、あるテーマに沿って話をすることです。
「レクチャー」との違いは、「話すテーマが予め絞られている」ということです。
<例文>
入学式に行われた大学教授の講演に感銘を受けた。
類語2.演説
演説
読み方:えんぜつ
意味:大勢の前で自分の意見を話すこと。
「演説」は 大勢の前で自分の意見や考えを話すという意味の言葉です。
「演説」は英語で「スピーチ(Speech)」と表されます。
「レクチャー」は「教える」というニュアンスですが、「演説」は「一方的に自分の意見、考えを話す」というニュアンスが含まれます。
<例文>
登壇者からの席が遠くて、参加者の演説がどれもよく聞き取れなかった。
類語3.講ずる
講ずる
読み方:こうずる
意味:問題解決のために、適切な方法を考えること。
「講ずる」とは、 問題を解決するために適切な方法を考えることを言います。
「レクチャー」は知識のある人が知識のない人に教えるといったものに対し、「講ずる」は知識の有無に関わらず一緒に考えるという意味が含まれます。
<例文>
大地震のような緊急事態に備えて、社内で対策を講じる必要がある。
4.「バイナリーレクチャー」とは!?
バイナリーレクチャー
意味:「バイナリーオプションのレクチャー」の略
「バイナリーレクチャー」は、 「バイナリーオプションに関することのレクチャーをする」意味を指す言葉です。
「バイナリーオプション」とは、為替金融商品の一種で為替の値が上がるか、下がるかを予想する投資のことです。
例えば、まず「短期で◯◯万円勝てます」「勝率9割以上です」といったような謳い文句をTwitterやFacebookなどのSNSで公開します。
次にLINEなどへの登録を促し、掲載されたリンク先をクリックをさせようとします。
しかし、登録をしても「バイナリーオプションに関するレクチャー」を得られることはありません。
レクチャーをしますと言った投稿者にアフィリエイト報酬が払われるのみという悪質な行為です。
中にはバイナリーオプションに関する正しい情報を提供している業者も存在しますが、「バイナリレクチャー」のような悪質な行為もあるので注意が必要です。
5.「レクチャー」の英語表現:「lecture」
「説明する」を意味する「レクチャー」は、英語で「lecture」と表されます。
「lecture」は 名詞で「講義」「説教」、動詞で「講義する」「説教する」という意味があります。
「名詞」なのか「動詞」なのかは、文脈から判断します。
<例文>
- He gave a course of lectures about English poetry.
(彼は英詩についての連続講義を行った。)
- The professor lectured on Raphael.
(教授はラファエロについて講義をした。)
なお、「レクチャー」をする大学講師を「lecturer(レクチャラー)」と言います。
<例文>
She is a lecturer in Spanish.(彼女はスペイン語の講師です。)
まとめ
「レクチャー」とは、 「説明する」「講義をする」という意味の言葉です。
口頭で簡単に教えるという意味ではなく、しっかりと詳細に物事を説明することを指します。
「レクチャー」という言葉を使うのであれば、その意味を理解して正しく使ってくださいね。