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「モックアップ」は「試作品の模型」を意味する言葉です。
「モックアップ」は家電業界から建築業界まで様々な業界で使われています。
「モックアップ」の意味や使い方について解説します。
1.「モックアップ」の意味
「モックアップ」とは「試作品の模型」です。
「モックアップ」と正式名称で呼ばれる他、短縮した形で「モック」と呼ばれる事もあります。
商品の色や質感、サイズ感などを確認する為に用いられるのが一般的です。
身近な所では、携帯電話の販売店に置かれている見本のスマートフォンが「モックアップ」として用いられています。
2. 「モックアップ」を使う理由
「モックアップ」を使う理由は「商品設計段階での課題発見」と「展示見本としての商品訴求」の2つがあります。
それぞれの理由を詳しくご紹介致します。
2-1.商品設計段階での課題発見
試作の模型である「モックアップ」を作る理由として挙げられるのが、 課題や修正点の早期発見が行えると言う点です。
「モックアップ」は家電から自動車、建築、更にはWEBサイトに至るまで様々な分野において用いられています。
例えば、スマホや車の様な商品は莫大な数が市場に投じられている為、どんあ些細なミスだったとしても大規模なリコール問題に発展しかねません。
その為、設計、開発の早い段階から試作として、「モックアップ」を作る事で課題や修正点の早期発見に繋げているのです。
2-2.展示見本としての商品訴求
「モックアップ」は 展示見本としても広く用いられています。
展示見本として使う理由は経費やセキュリティの問題で実物を展示出来ない様なケースでも、商品訴求を行う事が出来ると言う点です。
家電量販店に置いてあるスマートフォンやカメラなどは、設計段階で作る「モックアップ」とは別に、商品見本としての「モックアップ」が作られ店頭に並べられています。
近年は顧客ニーズの多様化に合わせてカラーバリエーションを増やすケースが多い為、メインカラー以外は「モックアップ」で済ますケースも少なくありません。
3.「モックアップ」の業界別の使用例
「モックアップ」は業界によって使われ方が異なります。
代表的な業界での使用例をチェックしていきましょう。
3-1.家電業界
家電業界においては 商品設計、展示見本それぞれで「モックアップ」が使われています。
スマートフォンやカメラの他、テレビやエアコンなどの大型家電においても「モックアップ」は製作されています。
3-2.自動車業界
自動車業界では量産体制に入る前の設計段階において、実物大の「モックアップ」を作成します。
木やプラスチックなどで作られており、 細部の微調整や内装のチェックが「モックアップ」を用いて行われます。
3-3.建築業界
住宅やビルなどを建築する際、設計段階で「モックアップ」が使われます。
建築業界の場合、実物大では無く、ミニチュアサイズのものが用いられるのが一般的です。
この「モックアップ」を用いて施主と細部の調整などが行われます。
3-4.IT業界
WEB制作の現場においても「モックアップ」は用いられています。
WEBサイトやアプリ開発を行う際のデザイン段階で行われるのが一般的です。
「モックアップ」をもとに 完成イメージを視覚的に確認して行き、問題点が無いかをチェックしていきます。
4. 「モックアップ」の英語表記や例文
海外の企業などとやり取りをする際にも「モックアップ」を使うケースがあります。
海外担当者とのコミュニケーションを円滑に取る為にも「モックアップ」の英語表記を押さえておきましょう。
「モックアップ」の 英語での表記は「mock-up」です。
「モックアップ」を実際に見せてもらいたい際には以下の様な形で尋ねましょう。
新製品のモックアップ(試作品模型)を見せていただけますか?
Can I see the new product mock-up?
まとめ
「モックアップ」は様々な業界で、それぞれにあった活用のされ方をしています。
ビジネスシーンでは欠かせないアイテムであり、業界問わず広く使われている言葉なので、しっかりと覚えておきましょう。