最終更新日:2021/01/06
2輪車で大きな収益をあげ、「世界のホンダ」として知られる本田技研工業。
ホンダ製品に憧れて入社する人も多いですが、高年収で働きやすい職場としても有名です。
ただ、広い業種の募集があるため、ホンダの製品が好きなだけでは希望の部署には入れないといったことも。
この記事では、ホンダに転職したい方のために、希望の部署に入るための転職方法から企業情報まで詳しく解説します。
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1.ホンダへの転職ってどうなの?
「世界のホンダ」としてその名を知られる本田技研工業に転職したい!という人は多くいます。
ただ、新規採用も中途採用も厳しいことでも有名です。
残業が少ない、福利厚生もしっかりしていて有休消化は100%といったホワイト企業ですが、採用希望者が多いためその入社のハードルは高いのが実情です。
転職難易度
ホンダはトヨタに次ぐ自動車の販売台数を誇ることもあり、転職希望者が多く転職の難易度は高めです。
また、全ての職種が求人を行っているのではなく、空きができた部署が募集をするスタイルであり、転職を希望しているタイミングで求人があるかどうかは分かりません。
転職の場合はある程度のスキルが求められるため、募集要項をしっかり読み込むなど対策が必要です。
2.ホンダへの転職を成功させるための確認ポイント
社名 | 本田技研工業株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区青山2丁目1番1号 |
代表者 | 代表取締役社長 八郷隆宏(はちごう たかひろ) |
設立 | 1948年9月24日 |
資本金 | 860億円(2019年3月31日現在) |
売上高 | 連結:15兆8,886億円(18年度) |
従業員 | 連結:21万9,722人(2019年3月31日現在) |
事業内容 | 自動車・オートバイ・汎用製品・飛行機の製造および販売 |
ホンダに転職するために、まず知っておきたいのが「本田技研工業」がどんな会社であり、どんな信念を持ってホンダの社員たちは働いているのかということです。
面接でも大きなカギを握ることになる、ホンダという会社について詳しく見ていきましょう。
企業理念・経営方針
ホンダには「Hondaフィロソフィー」といわれるホンダで働く人に共有されている価値観、行動、判断の基準があります。
この「Hondaフィロソフィー」は、基本理念と社是、そして運営方針からなっていて、ホンダの企業活動の基礎です。
さらにホンダのキャッチフレーズとして「The Power of Dreams」がありますが、これは「夢」を原動力として、世界や社会と喜びと感動を分かち合うという企業の目標のことです。
<ホンダの基本理念>
- 人間尊重
自立、平等、信頼 - 三つの喜び
買う喜び、売る喜び、創る喜び
<経営方針>
わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。
<運営方針>
- 常に夢と若さを保つこと。
- 理論とアイディアと時間を尊重すること。
- 仕事を愛しコミュニケーションを大切にすること。
- 調和の取れた仕事の流れをつくり上げること。
- 普段の研究と努力を忘れないこと。
事業内容
ホンダの事業には、大きく分けて4つあります。
- 二輪車
- 四輪車
- パワープロダクツ
- 航空機および航空機エンジン
ホンダでは、世界トップシェアを誇る二輪車、日本全国どこでも走ることができる四輪車の研究開発が中心。
さらに、エンジンの技術を活かしたパワープロダクツ、農業機械の分野でも事業を行っています。
チャレンジし続けることを目標として掲げる企業であることから、近年は航空機の分野でも研究開発を進めています。
業績
ホンダは、2018年4月~2019年3月の2019年3月期の決算で、過去最高の売上高15兆8,886億円を記録。
アジアでの二輪車の販売台数が増加するなど、事業全てで売上げがアップしています。
平均年収
ホンダが、有価証券報告書で公表している平均年収は、2019年度で820万円です。
同じ自動車業界のトヨタは831万円、日産は818万円となっていて、ほぼ同水準となっています。
詳しくは、「ホンダの年収は810万円!給与形態や働きやすさをチェック」をチェックしてみてくださいね。
業界内での立ち位置
自動車業界では、トヨタ、日産と並び三大メーカーとしての立ち位置を占めているホンダ。
自動車メーカーとして発展してきた2社と違い、バイクメーカーから自動車作りに参入してきたホンダは、現場で技術集団としての誇りが強くあり、自分たちの技術を活かす事業に力を入れています。
トヨタは自動車販売台数世界3位という実績を持ちながらも、「常に挑戦し続ける企業」。
そして、日産は「業界トップの自動車運転技術」で世界に負けない自動車作りを目指している企業とそれぞれ立ち位置の違いがあります。
社風と社員の口コミ
ホンダの社風はどうなっているのか、 ホンダで働いている社員の口コミを集めてみました。
30代後半・男性
技能工(その他)
自分の想いや意見、アイデアも根拠や考えを持って提案すればやらせてもらえる。考えを持った上での行動力や実行力がある人にはお勧めできる。(後略)
30代後半・男性
技能工(その他)
社員としては魅力十分。収入や福利厚生含め、他企業より優遇されていると思う。私も十数年前に中途採用で入社したが、入社当時とくらべ、収入は倍になっている。(後略)
<口コミまとめ>
- 社員の意見を積極的に取り入れてくれる
- 高齢化のため、アイデアが良くても採用されないこともある
- ホンダフィロソフィーを大切にしている
- 産休・育休・時短勤務など、女性が働きやすい環境が整っている
- 中途入社社員が非常に活躍している
3.ホンダの採用情報
ホンダで働きたい!と考えているなら、まずホンダではどういった人材が求められているのか知っておく必要があります。
ここでは、ホンダが求めている人材像と共に、募集のある職種について詳しく見ていきましょう。
求められる人材
ホンダで求められている人材とは、「ホンダの哲学に共感して生きていける人間か」ということ。
「世のため人のために自分ができることは何か」を常に会社内で問われ続けることになるだけに、ホンダフィロソフィーに共感し、主体性、そして意欲、自己主張を持つ人が必要とされています。
募集職種
ホンダのコーポレートサイトでは、「技術系」「IT系」「事務系」の3つの職種が募集されています。
多種多様な職種があり、それぞれに必要とされる経験やスキルがありますので、詳しく見ていきましょう。
各職種で必要とされている「英語力」については、TOEIC600点以上が目安です。
(TOEIC600点以上は、履歴書に書くことができるレベル)
技術系
- 研究開発
二輪、四輪、パワープロダクツなどそれぞれの事業で、エンジンやシステムの開発を行います。
部署によっては、海外拠点と連絡を取り合いながら開発を進めていく必要もあるため、ある程度の英語力が必要とされます。
プログラムなどを組むこともあるので、通信技術やロボット工学などの知識や経験があると有利です。
- 生産技術開発
パワープロダクツで、電動化の技術開発を行います。
開発だけでなく、工場と連携したり、国内外の取引先とのやり取りなど幅広い業務をこなすことになります。
設計の経験があること、また海外出張もあるため英語力も必要です。
- 生産・製造技術
国内外にある工場で、現場の製造がスムーズに行われるよう、プロセスを設計し、トラブルなどが起きた場合に対処するのが主な業務です。
各工場で対応している、プログラミングに対する知識などが求められます。
- 施設管理
国内外の工場の管理を行うのが業務です。
環境に配慮したインフラ整備、電力設備を整備するため、第3種以上の電気主任技術者資格が必要です。
さらに関連企業との取引も行うので、コミュニケーションスキルも必要とされます。
IT系
- 営業・マーケティング・企画
国内外のマーケティング分析と、現地企業とのやり取りをし、コストダウンを図るのが主な業務です。
海外での業務が中心となるため、応募する場合はビジネスにおいて問題ないレベルの英語力と、希望する業務の経験があることが条件です。
- IT・システム
システムやソフトウェアの開発を行うのが業務です。
自動車の開発に関わるシステムだけでなく、ホンダ内で使用するシステムやソフトウェア開発も行います。
IT関連の知識だけでなく、自動車開発の知識も合わせて必要です。
- 品質・生産管理
ホンダ製品の不具合発生などの検証や、品質管理が主な業務です。
コンピュータ上に擬似的に設計問題を再現してシミュレーションするCAE解析の知識が必要です。
さらに海外出張も多いため英語力も必要です。
事務系
- サービス
国内外の系列企業で、故障診断や整備工程を統一するためにマニュアル製作を行うのが業務です。
英語でマニュアルを作成するほか、実際に海外に出張することもあるため、英語力が必要です。
- 人事・総務
ホンダで人材採用するための業務や、株式関連業務を行います。
世界中にある拠点や海外企業とのやり取りも多いため、職種に関連した業務経験が2年~3年あることに加え、営業力も必要です。
- 法務・知財・広報
法務・知財は、ホンダで開発した商品の、知的財産権に関する手続きなどを行います。
広報はホンダ商品の販売を促進するための広報戦略が主な業務です。
どちらも応募する業務に関する業務経験が必要とされます。
また海外企業とのやり取りもあり、英語力が必要です。
- 購買・調達・流通
ホンダ製品の製造のために必要となる、部品の発注業務を行います。
低コストを実現するために、国内外で企業を探し、交渉することが必要です。
そのため英語力はもちろん、発注業務の経験があることが求められます。
4.ホンダに転職するなら転職エージェントを使うと有利!
ホンダに転職をしたいけれど、「自分が働ける職種の募集があるか分からない」「面接で色々聞かれるだろうけど上手く答えられないかも」といった不安があると、ちょっと心配ですよね。
そんなときに頼りになるのが、転職エージェントです。
実際にどういったサポートをしてくれるのか、詳しく見ていきましょう。
選考で勝ち抜くためのポイントを教えてくれる
ホンダへの転職を成功させるためには、提出書類の書き方や面接対策が必要。
ホンダの理念は分かっていても、それを提出書類に上手く反映させられないのはもったいないですよね。
ホンダへの転職実績が多くある転職エージェントなら、的確なアドバイスがもらえます。
求人票には載っていない情報を教えてくれる
求人票だけでは分からない情報を、転職エージェントから教えてもらえるのは大きなメリット。
ホンダには多くの職種があり、それぞれ現場の雰囲気や仕事内容が異なります。
そのため求人票だけでは、どうしても情報不足になりがち。
転職エージェントなら、実際に転職した人への聞き取りなどを行っているので、内部の詳しい情報も正確に教えてくれます。
非公開求人を紹介してくれる
転職エージェントに登録することの一番のメリットは、非公開求人の紹介をしてもらえることです。
非公開求人とは、公開すると応募が殺到してしまうほどの好条件の求人のことです。
転職エージェントに登録すれば、優先的に非公開求人を紹介してもらえます。
特に求人数が少ない職種などは、転職エージェントでしか紹介していないことも多いので、ぜひ登録することをおすすめします。
5.ホンダの転職におすすめの転職エージェント
転職難易度が高めなホンダへの転職を成功させたいなら、転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーのサポートを受けることが必要不可欠。
そこであなたに合った転職エージェントに登録するためにも、おすすめの転職エージェントについて詳しくご紹介します。
年収800万円以上を狙うなら「キャリアカーバー」
キャリアカーバーは、リクルートキャリア運営の高年収・ハイクラス特化の転職サービスです。
厳選求人として、ホンダの案件を扱っています。
キャリアカーバーは「ヘッドハンティング型」のサービスなので、ホンダからの引き抜きを待ちたいという方におすすめです。
また、ヘッドハンターを無料で指名できるので、満足のいくサービスが受けやすいですよ。
年収800万円以上の求人が豊富なので、年収をアップしたい方はぜひ利用してみてくださいね。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
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公開求人数 | 63,312件 |
対象地域 | 非公表 |
対象年齢 | 20代、30代、40代、50代以上 |
利用料 | 無料 |
公式サイト | https://careercarver.jp/ |
詳しくは「キャリアカーバーの解説記事」をご覧ください |
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交渉して欲しいことがあるなら「パソナキャリア」
パソナキャリアは、人材派遣パソナが運営する転職エージェントで、独自求人を多く扱っています。
人材派遣で企業との強いパイプがあるので、年収交渉や待遇交渉など、個人では伝えづらい交渉を代わりにお願いすることも可能。
また、職種の専門アドバイザーが在籍しているので、自分の経験を活かした転職をしたいならじっくりキャリアアドバイザーに相談することもできますよ。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 公開40,656件+非公開-(2020年1月時点) |
対象地域 | 全国・海外 |
対象年齢 | 20代、30代、40代 |
利用料 | 無料 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
詳しくは「パソナキャリアの解説記事」をご覧ください |
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20代・第二新卒の転職なら「マイナビエージェント」
マイナビエージェントは、メーカーの転職の専門ページも用意している転職エージェントです。
特に新卒、第二新卒、20代の若い世代の求人が豊富です。
ホンダは学歴不問の企業ですが、人員に空きができたときにしか求人をしないので、ホンダとの強いパイプがあり、ホンダへの転職実績もあるマイナビエージェントはおすすめ。
マイナビエージェントでは、非公開求人が多いので、ホンダで希望する職種への転職を考えているならぜひ登録しておきましょう。
運営会社 | 株式会社 マイナビ |
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公開求人数 | 公開19,657 件+非公開21,194件=40,851件(2020年1月時点) |
対象地域 | 全国・海外 |
対象年齢 | 20代、30代 |
利用料 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
詳しくは「マイナビエージェントの解説記事」をご覧ください |
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まとめ
モノ作りに強いこだわりのある本田技研工業に転職するなら、事前の対策は必須です。
ホンダの理念を理解しておくのはもちろん、書類選考をクリアする対策や面接対策など、転職を成功させるためにも転職エージェントのサポートを受けるのが一番。
今回ご紹介した「キャリアカーバー」「パソナキャリア」「マイナビエージェント」は、ホンダへの転職実績がある転職エージェントなので、ぜひ登録して転職を成功させましょう。
▼あなたへのおすすめ▼
20代後半・女性
その他の経営管理系関連職
チャレンジしたいことに対しては、周囲にその理由や目指したい姿を示すことができれば概ね皆応援してくれる。その代わり自分から発信しなければ難しい。(後略)