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ママ薬剤師が転職・復職するにあたって、一番気になるのが『子育てと仕事を両立できるか』ですよね。
「休みは取りやすい?」「残業は多い?」など、気になることも多いでしょう。
子育てと仕事を両立するためには、ママ薬剤師が働きやすい環境か見極め、自分に合う雇用形態・業種を選ぶことが大切です。
そこで本記事では、ママ薬剤師の職場選びのポイントや、雇用形態別・業種別の特徴などを詳しく解説していきます。
本記事を読めば、ママ薬剤師として、無理なく働くことができるはずですよ。
薬剤師の免許を活かせる副業7選!兼業禁止の薬剤師やダブルワークで稼ぐコツを解説
1.ママ薬剤師の需要は大!ブランクがあっても転職できる
結論からお伝えすると、ママ薬剤師の需要は高く、ブランクがあっても十分転職することが可能です。
というのも、現在医師や薬剤師等の有効求人倍率は2倍を上回っている「求職者優位」の状態。(参考:一般職業紹介状況(令和3年1月分)厚生労働省)
薬剤師不足の職場では、「ブランクがあっても採用したい」「子育て中のママも積極的に採用したい」と考えているケースも多いのです。
実際に、薬剤師転職サイトのひとつ「ファルマスタッフ」をみると、「ママ薬剤師におすすめ」「ママ薬剤師歓迎」とった案件も多数見られます。
(引用:「ママ薬剤師」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年3月22時点)
※勤務地等にモザイク加工を施しています。
「子育て中では採用してくれる職場がないのでは…?」と不安になるかもしれませんが、そのような心配は無用。
薬剤師の需要は高い状態にあるので、「ママ薬剤師はブランクがあっても十分再就職できる」といえるでしょう。
2.転職・復職したいママ薬剤師必見|働きやすい職場を探すコツ
子育てをしながら転職を検討しているママ薬剤師は、「仕事と育児を両立できるか」など不安に感じることも多いですよね。
ママ薬剤師が転職を成功させるためには、「子育てしやすい環境の職場」を見極めて転職することが大切です。
ここでは、職場探しのコツや、転職を成功させるポイントをご紹介します。
ポイント1.産休・育休等の制度や福利厚生を確認する
将来的に出産を検討している場合は、あらかじめ産休・育休等の制度や、福利厚生を確認しておきましょう。
制度や福利厚生が整っていない職場の場合、転職したとしても仕事を続けられなくなってしまう可能性があります。
一方、ママ薬剤師向けの制度が充実していれば、将来的に出産した場合も、制度を利用してスムーズに仕事復帰することができるでしょう。
以下ようなポイントは、求人応募前にしっかりと確認しておいてください。
制度の チェックポイント |
福利厚生の チェックポイント |
---|---|
|
|
また、上記のほか、時間外勤務・当直業務・深夜業務・危険業務(抗がん剤等の無菌調整など)がある場合の配置考慮の有無についても確認しておきましょう。
ママ薬剤師向けの制度や福利厚生が整っている職場であれば、無理なく働くことができるはずですよ。
<求人はココをチェック!>
求人情報に「産休・育休取得実績あり」と明記されている職場は、ママ薬剤師が働きやすい職場であることが多いです。
以下は、転職サイト「ファルマスタッフ」に掲載されている育休取得実績のある求人例です。
(引用:「育児休暇」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年3月13時点)
※勤務地等にモザイク加工を施しています。
ポイント2.急な休みに対応できるか確認する
子育て中のママにとって、子どもが体調不良となった際「急な休みに対応できるか」は重要なポイントです。
というのも、子どもが急に体調不良になり、急に休みを取らざるを得なくなることは多いのです。
ぎりぎりの人数で業務を行っている職場の場合、急に休みを取るのが難しいので、比較的薬剤師の人数に余裕のある職場を選ぶのがおすすめ。
具体的には、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 店舗の規模が大きく、勤務している薬剤師の人数が多い
- 近くに系列店があり、他店舗からの応援体制が整っている
一人薬剤師だったり、薬剤師が3~4人しかいない職場の場合、急な休暇に対応できない可能性があるので注意が必要です。
ママ薬剤師として、ストレスなく勤務するためにも、急な休みに対応できる環境であるかを確認しておきましょう。
転職サイト「ファルマスタッフ」では、以下のように『ヘルプ体制充実』という条件で求人を検索できます。
(引用:求人詳細検索|ファルマスタッフ)
他にも様々なこだわり条件を設定できるので、ぜひチェックしてみてください。
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ポイント3.職場見学をして子育てに理解があるか確認する
ママ薬剤師が働きやすい職場であるか判断するためには、職場見学をして子育てに理解があるかを確認することをおすすめします。
仕事と子育てを両立するには、「職場の人からの理解を得られる環境か」がとても重要なのです。
職場見学の際は、以下の点を確認し「ママ薬剤師に向いている職場であるか」考えましょう。
- 現在もしくは過去に、子育てをしながら働いた人がいるか
- 女性薬剤師の人数
一概に言えるものではありませんが、過去にもママ薬剤師がいたり、子育て経験のある女性薬剤師が多い職場では、子育てに関する理解を得やすい傾向にあります。
実際の職場を見ることは、転職のミスマッチを防ぐことにもつながるので、積極的に職場見学に出向きましょう。
転職サイトを経由して職場見学をする場合は、あらかじめ、担当アドバイザーに「子育てをしながら薬剤師を続けたいこと」を伝えておきましょう。
職場見学の前に、アドバイザーから企業側へ「子育てしながら」を条件としていることを伝えてもらえば、スムーズに話が進むはずです。
また、可能であれば、転職サイトを通じて、職場の子育て勤務の状況や薬局長の経験などを伺っておくと良いかもしれません。
ポイント4.扶養内で働きたい場合は「年収」に注意する
ママ薬剤師として、アルバイト・パートとして働く場合は「年収」にも注意しましょう。
一定の額を超えると、税金の支払い義務が生じたり、夫の社会保険の扶養から外れてしまうので、注意が必要です。
以下に、各々のボーダーラインをまとめたので、参考にしてください。
税制上の壁 | ||
---|---|---|
100万円 | 住民税の壁 |
|
103万円 | 所得税の壁 |
|
150万円 | 配偶者特別控除の壁 |
|
201.6万円 | 配偶者特別控除の壁 |
|
社会保険の壁 | ||
106万円 | 社会保険の壁 |
|
130万円 | 社会保険の壁 |
|
たとえば、勤務先の社会保険に加入する義務がなく「夫の社会保険の扶養内で働きたい」という場合に、月に稼ぐことができる金額は「約10.8万円」。
時給2,000円で1日5時間働く場合、月10日までの勤務が限度ということになります。
「夫の社会保険の扶養内で働きたい」などの希望がある場合は、年収にも十分注意しましょう。
【表の参考元】
ポイント5.自分に合う業種を選ぶ
ママ薬剤師が転職する際は、自分に合う業種を選ぶことも大切。
未経験の業種に転職し、一から仕事を覚えるのは負担が大きいので、できれば前職と同じ業種を選ぶことをおすすめします。
ただ、場合によっては前職と同じ業種に勤められない場合もあるでしょう。
前職と同じ業種に勤めるのが難しい場合は、比較的ママ薬剤師でも働きやすい業種を選ぶことをおすすめします。
具体的には、「調剤薬局」「ドラッグストア」は、パートをはじめとした時短勤務者が比較的多いため、ママ薬剤師でも働きやすい傾向にあります。
一方、競争率が高い「病院薬剤師」や「製薬企業」は、ママ薬剤師の転職先としてはハードルが高いと推測できます。
働きやすさは個々の職場によっても差がありますが、育児の時間もしっかり確保したいのであれば、シフトに融通がきいたり、福利厚生が整っている職場を探してみてください。
職場選びの際は、まず「子育てしながら再就職する目的」を明確にすることが大切。
「スキルを忘れないため」「社会から置いてきぼりにならないため」であれば、通勤時間が短く、勤務時間が自由になる職場がおすすめです。
まだ「生涯、薬剤師を続ける」つもりであれば、将来的に目指す職種を選んで職場を選びましょう。
ポイント6.転職サイトに相談する
ママ薬剤師がスムーズに転職するためには、転職サイトに相談するのがおすすめです。
転職サイトとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのこと。
転職サイトに登録すると、求人紹介・選考対策・入社日調整といった手厚いサポートを受けられます。
また、「職場の雰囲気」など求人票からは分からない内部情報を入手することも可能。
「ママ薬剤師が働きやすい職場であるか」は、個人ではなかなか判断が難しいため、転職サイトに相談するのがおすすめです。
転職サイトを利用すれば、以下のような職場の勤務環境の実態を詳しく教えてくれるので、ミスマッチのない転職を実現できますよ。
- 残業の実態
- 職場の雰囲気
- 離職率……など
求人票からは分からない、リアルな情報を知る為にも、ぜひ一度「転職サイト」に相談してみてください。
なお、記事後半「4.ママ薬剤師の転職・復職におすすめの転職サイト3社」では、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.【徹底比較】ママ薬剤師におすすめの雇用形態
ママ薬剤師が無理なく育児と仕事を両立するためには、雇用形態をじっくり検討することが大切です。
勤務環境や働き方は、雇用形態によって大きく変わるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ここでは、「雇用形態別のママ薬剤師の働き方の傾向」をご紹介します。
バリバリ働きたいなら「正社員」
バリバリ働きたい場合は、正社員として働くことも選択肢ひとつ。
ただし、正社員として勤務する場合、勤務時間の調整がしにくかったり、休みを取りづらい可能性があります。
正社員のメリット・デメリットを以下にまとめたので、参考にしてください。
メリット | デメリット |
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正社員は収入が安定するのが最大の魅力ですが、「子どもの保育園が休みの土日に休みを取れない」など、困ってしまうケースも少なくありません。
上記の点を踏まえると、正社員は以下のような方におすすめです。
<正社員がおすすめな人>
- 子育て中でも安定した収入を得たい人
- 家族からのサポートを得られる人
フルタイムの正社員で働くのは大変ではありますが、家族の協力が得られ、仕事と育児を両立できそうな場合は、正社員として勤務することも決して不可能ではありません。
<求人例>
正社員として働く場合「求人選び」はとくに重要です。
例えば、以下のような求人であれば、無理なく子育てと仕事を両立できるでしょう。
▼「ファルマスタッフ」の求人例
(引用:「子育て」「正社員」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年3月13時点)
※勤務地等にモザイク加工を施しています。
子育てに理解のある職場であれば、ほぼ定時で帰宅することも不可能ではありません。
正社員を検討している場合は「無理なく働くことができそうか」じっくり考え、検討しましょう。
短時間勤務で無理なく働きたいなら「パート」
勤務時間を調整して無理なく働きたいのであれば、パートとして転職するのがおすすめ。
パートはシフトの融通が利きやすく、正社員と比べて残業も少ない傾向にあるため「子育てと両立しやすい」と感じる人が多いです。
パートのメリット・デメリットを以下にまとめたので、参考にしてください。
メリット | デメリット |
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パートは正社員と比較し、年収が低くなりますが、午前中のみの短時間勤務ができたり、1週間単位でシフトを調整できる職場も多いです。
上記の点を踏まえると、パートは以下のような方におすすめです。
<パートがおすすめな人>
- 子どもが保育園に行っている間だけ時短で勤務したい
- 仕事と子育てを無理なく両立したい
無理なく、子育てと仕事を両立したい場合は、パートで働くことを視野に入れてみてはいかがでしょうか?
<求人例>
パートとして働く場合は、「急な休みに対応できる環境が整っているか」に着目しましょう。
たとえば、以下のように「フォロー体制」をアピールしている求人であれば、ママ薬剤師でも働きやすい可能性が高いです。
▼「ファルマスタッフ」の求人例
(引用:「子育て」「パート」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年3月13時点)
※勤務地等にモザイク加工を施しています。
そのほか「ヘルプ体制の有無」「近くに系列店舗があるか」といった部分にも着目しておくと良いでしょう。
自分の予定に合わせて勤務したいなら「派遣」
派遣は、比較的自分の予定に合わせて勤務することができます。
派遣の場合は、求職者が自ら「働ける日」を指定できるので、時間に余裕があるタイミングで働くことも可能。
たとえば、2ヶ月の短期で集中して働き、1ヶ月ゆっくり休んでまた働く…といった働き方にも対応できます。
派遣のメリット・デメリットを以下にまとめたので、参考にしてください。
メリット | デメリット |
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比較的自由度が高い派遣薬剤師ですが、「急な休みを取りにくい」「即戦力を求められる」といった点には注意が必要。
上記の点を踏まえると、派遣社員は以下のような方におすすめです。
- 自分の予定に合わせて勤務したい人
- 効率的に稼ぎたい人
マイペースに働きたい方や、効率的に収入を得たい方は、ぜひ派遣も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
<求人例>
派遣はハードな現場も多いため、無理なく働ける職場を見極めることが大切です。
たとえば、以下のような「週1~2日勤務」の求人であれば、体力的な負担も少ないでしょう。
▼「ファルマスタッフ」の求人例
(引用:「子育て」「派遣」の求人検索結果|ファルマスタッフ|2021年3月13時点)
※勤務地等にモザイク加工を施しています。
派遣として働く場合は、勤務日数や期間に着目してみてください。
4.ママ薬剤師の転職・復職におすすめの転職サイト3社
ママ薬剤師が働きやすい職場への転職を成功させるためには、転職サイトに求人探しをサポートしてもらうのがおすすめです。
転職サイトを利用すれば、職場の情報を細かく教えてくれるので、転職先のミスマッチを防ぐことができます。
ここでは、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
|
本記事で紹介する3社は以下から、さらに厳選した転職サイトです。
そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧になってみてください。
じっくり相談にのってもらいたいなら「ファルマスタッフ」
(引用:ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、「日本調剤グループ企業」が運営している転職サイトです。
個別面談でじっくり相談にのってもらえるので、「育児と仕事を両立したいけれど、どのように転職活動を進めれば良いか分からない」と悩んでいる方にぴったり。
対面での面談を行い「転職に関する不安を解消できた」「アドバイザーに相談して疑問点をしっかり解消できた」というケースも多いです。
また、ファルマスタッフのコンサルタントは積極的に紹介先を訪問しており、職場の雰囲気など求人情報だけでは分からない情報を丁寧に教えてくれます。
転職の不安をしっかり解消したい方や、職場の細かな情報を入手したい方は、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
---|---|
公開求人数 | 約41,000件(2022年3月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.38-8931.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファルマスタッフの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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地方で転職するなら「マイナビ薬剤師」
(引用:マイナビ薬剤師)
マイナビ薬剤師は、大手人材会社「マイナビ」グループが運営している転職サイト。
全国に15の拠点があるので、地元での転職を検討している方にもおすすめです。
また、幅広い業種の求人を保有しており、企業やOTC専門ドラッグストアの案件が多いことも特徴のひとつです。
地元での転職を考えている方や、幅広い業種の求人をチェックしたい方は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約60,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharma.mynavi.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!マイナビ薬剤師の気になる評判と利用前の全注意点」 |
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希望の求人が見つからずお困りなら「ファーマキャリア」
(引用:ファーマキャリア)
ファーマキャリアは、オーダーメイド求人を作成してくれる転職サイト。
単に求人を紹介するだけでなく、条件交渉をして、求職者の希望にベストマッチする求人をつくりあげてくれます。
そのため、「無理なく子育てと両立するため、週休3日で働きたい」「子どもが帰宅する16時で退勤できる職場に勤めたい」など、細かな希望条件のある方におすすめ。
また、コンサルタントの教育を徹底しており、ヒアリング力や交渉力は一流です。
他サイトで希望に合う求人を見つけられなかったり、こだわりの条件がある方は、ぜひファーマキャリアに相談してみてください。
運営会社 | エニーキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約28,000件(2022年1月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharmacareer.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!ファーマキャリアの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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5.いつが多い?ママ薬剤師が復職するタイミング
出産時に退職した場合、復職するタイミングを迷う方も多いですよね。
復職するタイミングは人によって様々ですが、それぞれのタイミングにメリットがあります。
ここでは、「ママ薬剤師が復職するタイミング」についてご紹介します。
ブランク期間を短くできる「保育園入園前」
ブランク期間をできるだけ短くしたいのであれば、保育園入園前のタイミングがおすすめ。
出産前に退職したと仮定し、保育園入園前に復職すれれば、ブランク期間は1~2年に留めることができます。
ブランク期間が1年程度であれば、知識も抜け落ちておらず、無理なく復職できるでしょう。
以下のような方は、保育園入園前に復職するのがおすすめです。
- ブランクを空けずに復職したい
- できるだけ早く収入を得たい
ただし、保育園入園前の復職は、勤務している間に育児をサポートしてくれる人がいることが前提となります。
家族からのサポートが得られる環境にあり、ブランク期間を短くしたい場合は、保育園入園前に復職するのが良いでしょう。
自分の時間が確保できる「保育園・幼稚園入園後」
余裕をもって仕事を始めたいのなら、保育園・幼稚園入園後のタイミングがおすすめ。
保育園・幼稚園入園後は自分の時間を確保できるので、落ち着いて仕事を探すことができます。
以下のような希望がある場合は、保育園・幼稚園入園後のタイミングで復職を検討してみてはいかがでしょうか?
- 子どもに負担をかけずに復職したい
- 子どもが保育園に行っている間だけ時短で勤務したい
時短のパートとして復職すれば、子どもが保育園に行っている間だけ勤務することが可能です。
保育園・幼稚園入園後であれば、無理なく復職できるでしょう。
育児が落ち着いてくる「小学校入学後」
子どもの成長をゆっくり見守りたいのなら、小学校入学後のタイミングがおすすめ。
このタイミングであれば、0~6歳を子どもと一緒に過ごすことができ、育児が落ち着いてきたタイミングで復職できます。
また、子どもの帰宅時間も遅くなるので、正社員を目指すことも不可能ではありません。
以下のような希望がある方は、小学校入学後の復職を検討してみてはいかがでしょうか?
- フルタイムで働きたい
- 正社員として勤務したい
子どもが小学校に入学すれば、学童保育も利用できるので、長い時間を仕事にあてることができます。
小学校入学後であれば、比較的自由に転職先を選ぶことができるでしょう。
子どもの手がかからなくなる「中学校入学後」
子どもと過ごす時間をしっかり確保したいのであれば、中学校入学後のタイミングがおすすめ。
このタイミングであれば、小学校まで子育てや子ども関連の行事などに専念できます。
また、育児が落ち着いているので、子育てにしばられず、比較的自由に職場を探すことが可能です。
以下のような希望がある方は、中学校入学後の復職を検討してみてはいかがでしょうか?
- 小学校までは子育てに専念したい
- 家族のサポートが得られない
中学生になると、さらに子育てに手がかからなくなるので「急に休まなければならい」という状況になることも少ないでしょう。
子育てにとらわれず、比較的自由に転職先を選ぶことができるはずですよ。
「ブランクがあると不利になるのでは…?」と心配になるかもしれませんが、ブランクで抜け落ちた知識・スキルは後からいくらでも取り戻せます。
反対に、幼少期の子どもとの時間は、二度と戻ってきません。
そのため、離職期間は「自分が子供を育てるに必要と腑に落ちるまで」取ることをおすすめします。
6.ママ薬剤師が復職までにすべきこと
子育てでブランクがあると、「知識や技術が抜け落ちているのでは…」と不安になりますよね。
ブランク明けにスムーズ働くためには、事前の勉強や準備が必須です。
そこで、ここでは「ママ薬剤師が復職までにすべきこと」をご紹介します。
保険制度の現状を把握する
まずは、保険制度の現状を把握しておきましょう。
ブランクの期間が長ければ長いほど、制度が変わってたり、変更点が多いケースが多いため、事前の確認が必須。
保険制度を確認せずに復職した場合、業務を行う中で戸惑ってしまう可能性があります。
スムーズに業務を行うためにも、しっかりと保険制度の確認を行いましょう。
2年に1度行われる診療報酬改定については、厚生労働省のホームページで変更内容を確認できます。
新薬の情報収集や勉強をする
ブランク期間が長い場合は、新薬の情報収集や勉強をすることが大切です。
新薬に関しては、全てを網羅するのは難しいですが、使用頻度が高い薬や注目度の高い薬はチェックしておきましょう。
また、勉強をする際は、書籍を利用するのが有効です。
基本的なことを復習できるよう、新人向けの簡単なものから始めるのがスムーズです。
以下におすすめの書籍をまとめておくので、ぜひ参考にしてください。
薬の作用機序を整理するのにおすすめです。
薬局ですぐに使える知識が詰まっています。
書籍などを活用し、復職前に、必要な知識を再確認しておきましょう。
ブランク明けの復職は、周りに相談できる「ママ」がいると心強いです。探してみましょう。
職種は薬剤師に限りません。病院ならば「看護師」や「検査技師」にも、子育経験者は多いはずですよ。
子育てや復職の悩みを相談し合える仲間がいれば、不安な気持ちも軽くなるはずです。
7.子育て中のママ薬剤師に関する体験談・情報まとめ
ママ薬剤師が働く際には、同じ立場のママ薬剤師の体験談が参考になります。
子育てと仕事に関する体験談には、「ポジティブ」な声もあれば、「大変だった」という声もあります。
ここでは、子育て中のママ薬剤師に関する体験談・ツイートなどをご紹介しますので、参考にしてみてください。
子育てと仕事の両立に関するポジティブな声
子育てと仕事の両立に関するポジティブな声をご紹介します。
以下のツイートでは、「仕事と子育てを両立できる理由」について述べられています。
仕事と子育てを両立してるママ友の例
(両立できてる理由)・医師で健康診断の仕事だけをやってる
・薬剤師で派遣として時間に余裕ある時だけ働いてる
・自分の親と近くに住んでて子育てを任せてる
・ホワイト企業の夫が家事育児を半分以上やってる
・フリーランスや在宅勤務等、中抜けしやすい仕事— 英才教育ママの端くれ (@eisai_kyouiku) January 29, 2020
昨日前の職場の同僚の薬剤師と久々にご飯した。彼女は子育てしながら週30時間のパートで頑張ってるらしい。
彼女の選択はママ薬剤師の最適解やと思う。麻雀でいえばドラあり七対子で満貫確定。
自分はあえて対子を切りにいって四暗刻を狙いにいってる状態。
ノーテンで終わる可能性も大😱— たから薬局まつもと@独立系ママ薬剤師 (@takarapharm) November 17, 2019
仕事と子育てを両立するためには、やはり働き方を工夫する必要があるでしょう。
たとえば、本記事で紹介したような「派遣」「パート」の働き方を検討することもひとつの選択肢です。
ベストな働き方は人によって異なるので、家族のサポートの有無や状況を考慮して「子育てと両立できる方法」を検討してみてましょう。
子育てとの両立が「大変だっだ」という声
子育てとの両立が「大変だっだ」という声をご紹介します。
以下のツイートでは、正社員として働く場合、「仕事と育児の両立が難しいこと」が述べられています。
#株式会社週休3日 様のコンセプトにすごーーく共感しました。
私は病棟で薬剤師をしております🙏
子供が産まれてからも変わらない条件で働いてる正社員ですが、やっぱり大変です😣💦仕事は大好きです。
ですが、育児との両立が難しいのが現状です。HP拝見させて頂きますね☺️
— 【りょく🐶佐藤さん家】 (@ryoku0114) March 7, 2019
正社員として勤務する場合は「育児との両立が難しい」と感じるケースも少なくありません。
ママ薬剤師が正社員として働く場合はとくに、家族内でのしっかりとした協力が必須。
たとえば、「家事を分担する」「子どもが病気で仕事を休む際は、交互に休暇をとる」など、工夫をしましょう。
また、以下のツイートでは「急な休みに対応できず続けられなかった」ことが述べられています。
私も、子供を初めて保育所に預けて個人薬局(薬剤師2人)で働き出したら、3日連続保育所から呼び出しで、薬局長にキレられて1ヶ月でクビになった事あり。育児と仕事の両立は生半可では出来ないよね。頑張れ!@ssmufler
— Tanukichi (@milkcoffeelover) September 29, 2011
薬剤師がぎりぎりの人数しかいない場合、急な休みに対応できずに続けられない可能性が高いです。
職場選びの際は、人数やサポート体制について、十分確認しましょう。
まとめ
ママ薬剤師が仕事と育児を両立させるには、転職先選びが非常に重要です。
転職の際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 産休・育休等の制度や福利厚生を確認する
- 急な休みに対応できるか確認する
- 職場見学をして子育てに理解があるか確認する
- 扶養内で働きたい場合は「月収」に注意する
- 自分に合う業種を選ぶ
また、転職活動をスムーズに進めるためには、求人紹介や選考対策を行ってくれる「転職サイト」の利用をおすすめします。
以下の3社は「転職活動を手厚くサポートしてくれる」と評判なので、ぜひ利用してみてください。
サイト名 | おすすめの人 |
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ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
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