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ホテルマンの平均年収は、300~350万円程度です。
平均年収はやや低めですが、キャリアアップしたり、給与水準の高いホテルに就職すれば平均以上の年収を狙うことも十分可能です。
またホテルマンは学歴不問の求人も多いので、学歴に不安がある方でも挑戦しやすい職種と言えるでしょう。
この記事では、ホテルマンの年収事情や高年収が狙えるホテルについて解説していきます。
1.ホテルマンの年収は300万円前後
まずは、ホテルマンの年収に関する情報をいくつか紹介します。
ホテルマンの平均年収は300~350万円
ホテルマンの仕事は、大きく分けて「接客」と「営業・事務」の2つに分かれます。
それぞれの仕事と、年収の目安は以下の通りです。
接客部門 | ||
---|---|---|
職種 | 年収目安 | 備考 |
フロントスタッフ | 200〜400万円 | チェックイン&アウトの手続き |
ベルパーソン | 250〜300万円 | 宿泊客を部屋まで案内 |
クローク係 | 200〜250万円 | 客の荷物を預かり、管理する |
営業・事務部門 | ||
職種 | 年収目安 | 備考 |
一般事務 | 200〜350万円 | 経理・人事・総務 |
コーディネーター | 200〜300万円 | 宴会会場のプロデュース |
(参考:ホテル求人コム|2021年5月時点)
職種によってやや年収差がありますが、平均するとだいたい300~350万円程度となっています。
繁忙期と閑散期で収入に差が出やすい
ホテルマンの収入が大きく変動する要素として、残業代が挙げられます。
24時間体制でお客様をおもてなしする宿泊業務は残業が発生することが多く、残業時間によって月の収入に差が生じやすいです。
宿泊客が多い大型連休等の繁忙期は残業が多く、客足が減る閑散期は少なくなります。
そのため、ホテルマンの月収は「大型連休や観光シーズン中は多く、シーズンオフは少ない」という傾向があります。
景気に左右されやすい
ホテルマンの年収は、景気の影響を受けやすい傾向にあります。
景気が良いときは観光業が盛んになり、宿泊客が増えてホテルも忙しくなります。
また企業の景気が良くなれば、打ち合わせや接待といった目的でホテルを利用するお客さんも増えるでしょう。
忙しくなると残業代が増えますし、ボーナスが出るホテルでは支給額が増える場合もあります。
反対に景気の良くない年は、残業代が減りボーナスも出ず、年収が減ってしまう可能性があります。
ボーナスはホテルによりけり
ボーナスについてはホテルによりけりで、業績がいい年は出るホテルや、まったく出ないホテルなど様々です。
求人情報や口コミによると、ボーナスが出る場合は「1~3ヶ月分」が相場のようです。
ホテルによっては求人情報にボーナスに関する記載があるので、就職や転職を考えている場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
年収が高いのは管理職
ホテルマンの業務は様々ですが、年収が高い傾向にあるのは支配人やマネージャーなどの管理職です。
「東京YMCA国際ホテル専門学校」によると、総支配人の平均年収は600~800万円です。
また、以下のように年収1,000万円以上の求人もあります。
(引用:マイナビ転職エージェントサーチ|2021年5月18日時点)
管理職になるためには、いくつもの部署で経験を積み、ホテル内の業務を深く理解する必要があります。
キャリアアップまでには時間がかかることが多いですが、管理職になれば一般的な会社員以上の年収を得られる可能性もあるでしょう。
2.ホテルマンの初任給・年代別年収
ホテルマンの初任給や年代別の年収目安も見ていきましょう。
年代別 | 給与・年収 |
---|---|
初任給 | 月18万円 |
20代前半 | 年収279万円 |
20代後半 | 年収307万円 |
30代 | 年収340万円 |
40代以上 | 年収350万円 |
(参考:ホテルスタッフの仕事の年収・時給・給料情報|求人ボックス|2021年4月19日時点
ホテル・宿泊施設サービス関連職の年収まとめ |転職会議|2021年5月20日時点)
※求人情報や口コミなどを参考にした数値です。推定年収としてご参考ください。
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、国内の平均初任給は、大卒で21万200円、高専・短大卒で18万3,900円、高卒で16万7,400円です。
そのためホテルマンの初任給は、高専・短大卒と同等程度と言えるでしょう。
もっとホテルマンの年代別年収について知りたい方は「転職会議」に登録してみてください。会員登録すれば、さらに詳しい口コミをチェックすることができます。(詳しく知りたい方は「転職会議の解説記事」をご覧ください)
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3.東京都が一番高い?ホテルマンのエリア別年収
ホテルマンの年収は、エリアによっても異なります。
求人サイト「求人ボックス」に掲載されているホテルマンのエリア別平均年収は、以下の通りです。
エリア | 年収 |
---|---|
関東 | 348万円 |
関西 | 337万円 |
甲信越・東北 | 322万円 |
北海道・北陸 | 321万円 |
東海 | 320万円 |
(参考:ホテルスタッフの仕事の年収・時給・給料情報|求人ボックス|2021年4月19日時点)
※上記は、求人ボックス内の求人情報から算出された情報です。
もっとも年収が高いのは、東京都となっています。
東京都の年収が高めなのは、一流ホテルや老舗ホテルが多く集まっているためと考えられるでしょう。
以下のように、帝国ホテルの初任給でも東京社員がもっとも高い設定になっています。
-
東京社員:191,480円
-
大阪社員:183,300円
(参考:募集要項|帝国ホテル)
※2020年度/4年制大学卒
4.ホテルマンの雇用形態別年収
ホテルマンは、正社員だけではなく、アルバイトなどの非正規雇用で働く人も多いです。
求人サイト「求人ボックス」に掲載されているホテルマンの雇用形態別平均年収は、以下の通りです。
雇用形態 | 給与 |
---|---|
正社員 | 平均年収350万円 |
アルバイト・パート | 平均時給947円 |
派遣社員 | 平均時給1,237円 |
(参考:ホテルスタッフの仕事の年収・時給・給料情報|求人ボックス|2021年4月19日時点)
※上記は、求人ボックス内の求人情報から算出された情報です。
アルバイト・パートと比較すると、派遣社員のほうが時給が高い傾向にあります。
またホテルによっては正社員雇用制度を設けている場合もあるので、アルバイト・パートなどから正社員を目指すことも可能です。
5.年収が高いのは外資系・鉄道グループホテル
ここでは、高年収が狙いやすい傾向にあるホテルをご紹介します。
すべてのホテルが当てはまるわけではありませんが、目安として働くホテル探しの参考にしてみてください。
①外資系のホテル
日本に進出している外資系のホテルは、豪華で宿泊料金が相場より高いことが多く、ホテルマンの年収水準も高い傾向にあります。
従業員としてレベルの高いサービスを求められますが、その分スキルアップできるチャンスもあり、ホテルマンとして年収アップを狙うなら良い選択肢と言えるでしょう。
また、年功序列の傾向がある日本の企業とは異なり、実績次第でどんどん出世できる社風のホテルが多いことも特徴です。
スキルがあり実績を出すことができれば、短い期間で出世し年収を高められる可能性があります。
反対に成果を出せない従業員には厳しいケースが多く、場合によっては退職勧奨されるリスクもあるので、実力をつけてから挑戦するのが良いでしょう。
<注意>
1点注意したいのは、表向きは外資系ホテルでも、実際に運営しているのはフランチャイズ契約を結んだ国内企業という場合です。
「外資系ホテルに就職できたと思ったら、実際は国内企業の運営で年収水準も国内並みだった…」というケースもあるので事前の確認が必須です。
②鉄道グループのホテル
西武、東急、京王などの鉄道グループ系ホテルは、売上ランキングに入ることも多く、従業員の年収水準が高い傾向にあります。
ホテル以外にもさまざまな事業を持っているため、安定性がある点も魅力です。
ただし、グループ全体の従業員数が多いため、出世戦争を勝ち抜くには相当の努力が必要となるでしょう。
また年功序列の傾向が残っている企業も多いため、出世と年収アップにはそれなりの時間がかかると考えられます。
6.年収が高いホテルに就職・転職するためのポイント
年収の高いホテルへの就職・転職は競争率が高く、就職するためには努力や工夫が必要となります。
ここではホテルへの就職活動で必要となるスキルや就職活動のポイントを紹介するので、参考にしてください。
英語力を磨く
英語力があると、選考で有利になる可能性があります。
ホテルには外国人のお客様も多いため、業務で英会話能力が必要となるシーンは多いです。
そのため募集要項に「英検○級以上」や「TOEIC○○○点以上」といった基準を設けている場合もあります。
また外資系ホテルは経営母体が外国にあるため、社内でのやり取りや書類の処理などが英語で行われることも少なくありません。
英語力に自信がある場合は、選考時に積極的にアピールすることをおすすめします。
ホテル業務に関する資格を取得する
ホテル業務に関する資格を取得することも手段のひとつです。
ホテルへの求人応募時に資格が必要になることはほとんどありませんが、資格を持っていれば仕事に対する意欲をアピールできます。
有名な資格としては、以下が挙げられます。
ホテル業界はどちらかというと実践重視で資格は軽視されがちですが、持っていて損になることはありません。
少しでも有利に選考を進めたいのであれば、資格を取っておくことをおすすめします。
契約社員から入る
大手や外資系など競争率が高いホテルへの就職を狙うなら、まずアルバイトや契約社員として入社することも方法のひとつです。
正社員への登用制度があるホテルであれば、一定の条件を満たすことで正社員になれる可能性があります。
大手ホテルでは応募要項に学歴の条件が設けられていることも多いですが、アルバイトや契約社員であれば学歴不問というケースも多いです。
正社員登用制度の有無については、求人情報や企業の採用ページに記載されていることが多いので確認してみてください。
<注意>
正社員への登用制度があるからと言って、必ず正社員になれるわけではありません。
何年も頑張って、結局正社員になれず転職が難しくなってしまうような事態も考えられます。
アルバイトや契約社員から正社員を狙う場合は挑戦期間を決めておき、もしダメだった場合のプランも考えておきましょう。
人脈を作ってコネで入る
人付き合いが得意な方なら、ホテル業界の人脈を広げてコネで入社するというのも一つの手です。
競争率の高いホテルでは新卒以外の求人を行っていない場合もあり、そうなると転職ではどうやっても入社できません。
ホテル業界はたくさんの協会があり、同業他社同士の交流は多いため、その気になれば人脈を増やすことは可能です。
業界内で多くの人とつながりが出来れば、つてをたどって人事担当の方に掛け合ってもらい、面接に進める可能性もあります。
ただし、コネ入社はいろいろな人に協力してもらった手前、後に辞めづらくなるという精神面のリスクもあることを理解しておきましょう。
周りからの期待も高くなるため、よほどの実力がないと入社後に気まずい思いをする可能性もあります。
コネ入社を狙う場合は、人脈づくりと同時に普段の業務もしっかりとこなし、実力を付けるのを忘れないようにしましょう。
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■そもそも給料のいい仕事の定義は?
そもそも、「給料が良い」と思う基準は人によって異なります。
給料のいい仕事とはある意味で相対的に決まるもので、○○円もらえれば給料がいいと 絶対的な基準をつけることは難しいです。
例えば、20代で30万円もらえれば給料は高いようにみえますが、20代で40万円もらっている人から見れば給料が安いなと感じるでしょう。
このように、給料が良いの定義は人によって様々ですが、一つの基準として、国税庁の行った「民間給与実態調査」の結果が参考になります。
この調査によると、平成30年の給与所得者の平均は、男性で545万円、女性で293万円です。
男性 | 女性 |
545万円 | 293万円 |
(参考:国税庁|民間給与実態調査(P18))
あくまでも一つの指標ですが、もし自分の年収が、男性で545万円以上、女性ならば293万円を超えているならば、平均よりも給料が良いと判断できるでしょう。
まとめ
ホテルマンの平均年収は300~350万円前後です。
- 一流ホテルの年収は500〜600万円と高め
- 繁忙期と閑散期で収入が大きく異なる
- 景気に左右されやすい
- ボーナスの有無はホテルによりけり
ホテルマンは大変なお仕事ですが、毎日の業務をこなしながらスキルアップして、年収アップを目指しましょう。
なお、ホテルマンの求人をチェックしたい場合は、転職エージェント「doda」の利用がおすすめです。
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(前略)賞与は年1回の支給が3月にある。1回の割には少なく、1ヶ月分〜2ヶ月分位。(後略)