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JR東日本(東日本旅客鉄道)の平均年収は2020年3月期の「有価証券報告書」によると、719万円です。
この記事では、JR東日本社員の平均年収のほか、主に以下の内容を解説します。
- 都市手当の実態について
- 新卒者の学歴別初任給
- 総合職などの採用情報
- 年収や会社に対する口コミ など
JR東日本への就職や転職を検討中の方は、参考にしてみてください。
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1.JR東日本の年収は719万円!都市手当も解説
JR東日本(東日本旅客鉄道)の平均年収は「有価証券報告書」によると、約719万円です。
ここでは、より詳しくJR東日本の平均年収について解説します。
近年の年収推移は上昇傾向にある
JR東日本(東日本旅客鉄道)の平均年収は、ここ数年、右肩上がりの傾向にあります。
年度 | 平均年収詳細金額 |
2019 | 7,190,527円 |
2018 | 7,140,186円 |
2017 | 7,108,700円 |
2016 | 7,101,470円 |
2015 | 7,048,607円 |
2014 | 7,026,756円 |
(参考:有価証券報告書)
近年、700万円以上の高年収をキープしています。
口コミによれば、役職なしでも年収700万円に到達するようです。
ボーナスは年2回支給される
JR東日本では、ボーナスが年に2回支給されます。
「JR EAST RECRUITING 中途採用情報」によると、総合職の2020年度の賞与実績は4.6ヶ月+5千円でした。
なお、口コミでは「6ヶ月分支給された」という声も挙がっているため、賞与額は業績などによって変動すると考えられます。
勤務地によっては最大15%の「都市手当」がプラスされる
JR東日本では働くエリアによって「都市手当」が給料にプラスされます。
口コミによると、最大基本給の15%加算され、地方では支給されないようです。
30代
営業
(前略)都市部は都市手当として最大で基本給の15%が上乗せされますが(月収、賞与共に)、地方にはそういった制度がなく、そちらも賃金格差があり、少々不満に感じます。(後略)
都市手当以外にも、技能手当や時間外勤務手当、通勤手当などが支給されます。(参考:中途採用|JR東日本)
2.JR東日本の年代別年収・学歴別初任給について
この章では、年代や学歴による給与の違いについて紹介します。
※年代別平均年収については口コミサイトの情報をもとにしているため、実情と異なる可能性があります。
年代別平均年収
口コミサイトの情報によると、JR東日本では以下のように年収が上がっていくようです。
- 20代:393万円(最高年収450万円)
- 30代:500万円(最高年収600万円)
- 40代:650万円(最高年収800万円)
- 50代:1,000万円(最高年収1,050万円)
(参考:転職会議|2021年1月)
※回答者による投稿データから算出しているため、実情と異なる可能性があります
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会員登録すれば、さらに詳しい口コミをチェックすることができます。(詳しく知りたい方は「転職会議の解説記事」をご覧ください)
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新卒者の初任給は総合職とエリア職で異なる
JR東日本(東日本旅客鉄道)の初任給は、高い傾向にあります。
総合職 | エリア職 | |
修士卒 | 245,295円 | 221,260円 |
大学卒 | 225,055円 | 213,210円 |
短大卒・専門卒・高専卒 | 207,575円 | 205,275円 |
(参考:募集要項・選考スケジュール|JR東日本採用情報|2019年度実績)
総合職とエリア職の詳しい内容は、「4.総合職はエリート?JR東日本の採用情報」で詳しく紹介します。
3.JR東日本の職種別年収
JR東日本のエリア職(中途採用)の場合、年収目安は以下の通りです。
- 27歳(独身):年収約420万円程度
-
34歳(配偶者あり・子ども2人):年収約540万円程度
(参考:Q&A|採用情報|JR東日本)
また口コミサイトによれば、以下のような回答がありました。
年代 | 性別 | 職種 | 年収 |
---|---|---|---|
20代後半 | 男性 | 駅員 | 300万円~ |
20代 | 女性 | 技術職 | 400万円~ |
30代 | 女性 | 営業 | 400万円~ |
30代前半 | 男性 | 輸送 | 500万円~ |
30代前半 | 男性 | IT系事務 | 600万円~ |
40代前半 | 男性 | 運転士 | 700万円~ |
(参考:カンパニー通信|2020年時点)
国税庁の「民間給与実態調査」(令和2年分)によれば、日本の平均年収は433万円のため、20~30代でこの年収を超すことは十分考えられるでしょう。
また、職種によっては手当が充実し、給与に満足している口コミも見受けられました。
4.JR東日本の採用情報
JR東日本の中途採用には、「総合職」と「エリア職」という2つの枠があります。
この章では、それぞれの仕事内容や採用情報について解説します。
「総合職」と「エリア職」とは?
JR東日本が採用している総合職とエリア職には、以下のような違いがあります。
職種 | 仕事内容 | 働く場所 | キャリアアップの道 |
---|---|---|---|
総合職 |
|
事業所エリア全域 ※国内外 |
経営層 |
エリア職 |
|
同一支社エリア内 ※志望エリアを選択 |
エリア内のマネジメント |
仕事内容にも違いがありますが、総合職はエリア全域、エリア職は配属エリアを勤務地としています。
また将来的なキャリアも違いがあるといえるでしょう。
JR東日本の転職情報をもっと知りたい方は、「JR東日本に転職する方法!社員の口コミから転職成功のポイントを解説」をご覧ください。
JR東日本の求める人物像は?
JR東日本の中途採用では、以下のように総合職とエリア職それぞれで求められることが異なります。
職種 | 求められること |
---|---|
総合職 |
|
エリア職 |
|
また、どちらの職種にも共通していることは、以下の通りです。
(前略)
時代が変わり、新しいチャンスがうまれようとしているこの今、お客さまの日常や地域社会を支える使命感・責任感・誠実さに加え、環境の変化に対応して「変革」を推し進める柔軟な発想と実行力を持っている、意欲にあふれる多様な人材を求めています。
(後略)
(引用:社長メッセージ|JR東日本採用情報)
JR東日本の社会的役割を理解しながら、挑戦心を持ち行動できる人を求めていると言えるでしょう。
待遇・福利厚生は充実している?
JR東日本の待遇・福利厚生は、以下の口コミのように充実しています。
社会保険などの法定福利厚生以外の、法定外福利厚生は以下の通りです。
- 寮・社宅
- 所有・賃貸住宅援助金
- 住宅ローン支援
- 旅行商品・宿泊施設補助
- フィットネスジム利用補助
- レジャー施設補助
- 会員制リゾート施設補助
- 直営医療機関
- スクール支援 など
(参考:福利厚生・健康経営|JR東日本)
各種援助金や補助、支援が非常に多く、腰を据えて働くことで、高年収以外にもさまざまなメリットがある会社です。
また、グローバル人材を育てる制度などがあり、研修・社員育成制度も充実していると言えるでしょう。
女性も働きやすい環境になっている?
JR東日本は、女性も活躍できる環境が整っています。
女性社員は年々増加しており、2021年4月現在、約8,600名が駅・車掌・運転士・メンテナンス業務、企画部門などさまざまなフィールドで活躍しています。また、管理者として活躍する社員も増えてきています。
仕事と育児・家庭の両立支援制度も充実させており、育児休業取得後も第一線で活躍している社員はたくさんいます(後略)
(引用:Q&A|採用情報|JR東日本)
会社として女性活躍に力を入れているため、女性からも「ホワイト企業」という口コミが少なくありません。
20代
営業職
さまざまは福利厚生はもちろんですが、手当などもしっかりしています。また、キャリアアップの面でも始まりは違ってもいろんな分野に挑戦していける社風があります。(後略)
20代
接客
(前略)サービス残業は基本なしで、残業代は1分単位で付きます。(中略)お金の管理については厳密に行なっていたと感じます。また、月に一度勉強会などもあり、教育もしっかりしていると思います。
「鉄道会社=男性社会」といったイメージがあるかもしれませんが、女性も活躍できる環境は整っている企業といっても過言ではありません。
より詳しくJR東日本のダイバーシティについて知りたい方は、公式HPの「ダイバーシティの推進」をご覧ください。
しっかりと休みの取れる会社?
JR東日本は、休日・休暇制度も充実している会社です。
- 育児・介護休職制度あり
- 有給休暇の平均取得日数16.5日、平均取得率85.9%(2020年度実績)
(参考:Q&A、ダイバーシティシティの推進|JR東日本)
ただし、職種や役職、配属部門によっては、一般的な会社のように土日に休めるわけではありません。
フレックスタイム制やテレワークが導入され働きやすい環境になっているものの、夜勤や24時間勤務があることも認識しておきましょう。
5.JR東日本の子会社「JR東日本ステーションサービス」の年収
JR東日本ステーションサービスとは、JR東日本が100%出資している完全子会社です。
この章では、業務内容や従業員の平均年収に触れていきます。
JR東日本の完全子会社である
JR東日本ステーションサービスは、JR東日本が100%出資している、2013年に発足されたばかりの新しい会社です。
略称は「JESS」で、 駅業務を運営する専門会社になります。
「データで見るJR東日本ステーションサービス」によれば、従業員数は2019年12月1日時点で3,274人、直接雇用者の平均年齢は29.7歳なので、小規模で従業員は若い年齢層です。
そんなJR東日本ステーションサービスの主な業務内容は以下の通りです。
- みどりの窓口での応対
- 改札口での案内
- 身体の不自由なお客様のサポート
- JR東日本全体の鉄道営業収入の確定業務
(参考:駅業務)
従業員の平均年収:328万円程度
JR東日本ステーションサービス従業員の平均年収は、2020年1月6日時点の「転職会議」によると328万円です(回答者の投稿データから算出しているため実情と異なる可能性があります)。
親会社であるJR東日本従業員の平均年収が719万円なので、半分以下の低い平均年収となります。
しかし2013年に発足された需要のある会社のため、これからの伸び率は期待できます。
また、JR東日本の完全子会社なので安定性はあるでしょう。
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(引用:doda)
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(参考:doda)
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「doda」は、人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
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(引用:doda)
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まとめ
JR東日本の平均年収は719万円です。
口コミなどを見たところ、各種手当や福利厚生なども充実しており社員が快適に働ける環境が整っていると考えられるでしょう。
JR東日本への転職を検討しているのであれば、ぜひ本記事で紹介した情報を参考にしてみてください。
30代前半・輸送の妻
(前略)役職につかず定年を迎えても、最終的な年収は700万以上いくようです。(後略)