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大手非鉄金属メーカーであるYKKの平均年収は、562万円（平均年齢41.8歳）です。
しかし、社員個々の年収は年齢・職種などによって差があります。
「どのくらい差があるのか、詳しい年収をチェックしたい！」という方も多いですよね。
そこで、本記事では年齢や職種別の年収・関連会社の年収などを徹底解説します。
最後まで読めば、YKKの年収や働きやすさなどの実情を把握できますよ。
１．YKKの年収は562万円
ファスナーの製造で知名度の高いYKK（正式名：YKK株式会社）。
有価証券報告書によると、2018年度のYKKの平均年収は562万円です。
ここでは、YKKの平均年収について以下の項目に分けて詳しく解説します。
では、それぞれみていきましょう。
年収の推移
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2014年 | 556万円 | 42.8歳 |
| 2015年 | 571万円 | 42.5歳 |
| 2016年 | 532万円 | 42.0歳 |
| 2017年 | 558万円 | 41.8歳 |
| 2018年 | 562万円 | 41.8歳 |
（引用:有価証券報告書）
YKKは、業績によって平均年収に4万〜39万円程度のアップダウンがあります。
ただし、500万円台をキープしている点では、安定した年収が見込める企業といえます。
職種別年収
YKKの職種別年収は以下の通りです。
（※数値は口コミサイトを参考にしています。実際の年収からズレる可能性があります）
- 機械設計：年収519万円
- 生産技術：年収500万円
- 研究開発業務：年収569万円
- 財務会計：年収490万円
- 社内SE：年収568万円
- データ分析：年収735万円
（参考：indeed）
どの職種も、高年収の傾向にあります。
ボーナスは年2回
YKKでは7月と12月の年2回、ボーナスが支給されます。（参考：YKKグループ）
YKKのボーナスは業績によって変わりますが、2020年4月時点の情報では、だいたい5ヶ月分くらいが支給されているようです。
関連会社の年収
口コミサイト「転職会議」によると、YKK AP株式会社の平均年収は、508万円（平均年齢35.4歳）です。
YKK AP株式会社はアルミ建材メーカー。
YKKグループで、ファスナー事業と並ぶ中核事業を担っています。
アルミサッシの国内シェアは、LIXIL（リクシル）に次いで第2位の実績のある会社です。
その他の関連会社には、YKKグループにおいて、ファスニング商品の販売を行っているYKK ファスニングプロダクツ株式会社があります。
YKK株式会社やその他の関連会社などで、製造した商品を仕入れたり、卸したりといった事業もしています。
それらの商品を、衣料品・鞄・医療用品・産業資材等に加工し、消費者に届けている会社です。
学歴別初任給の違い
YKKの学歴別の初任給(2019年度の実績)は、以下の通りです。
| 大卒月給 | 修士了月給 | |
|---|---|---|
| 東京・大阪等勤務（勤務地手当含む） | 22万4,700円 | 23万9,600円 |
| 札幌・仙台等勤務（勤務地手当含む） | 21万8,400円 | 23万2,800円 |
| その他地域勤務（基本給） | 21万2,000円 | 22万6,000円 |
（引用：新卒採用データ)
東京・大阪・札幌・仙台勤務の初任給は、勤務地手当を含んだ金額です。
その他地域勤務に関しては、基本給のみの記載となります。
YKKは、大都市での勤務や高い学歴の場合の方が初任給が高めであることがわかります。
２．YKKと比較！競合他社との年収ランキング
ここでは、YKKの競合会社と年収ランキングについて解説していきます。
では、それぞれみていきましょう。
業界内平均年収ランキング
YKKは住宅設備業界内（全82社）の中で、第42位です。
住宅設備業界内での年収ランキングの順位は、下記のようになっています。
（▼画像を拡大する）
| 順位 | 会社名 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 1位 | LIXILグループ |
1,198万円 （出典：有価証券報告書） |
| 2位 | 三和HD |
1,025万円 （出典：有価証券報告書） |
| 3位 | 積水化学工業 |
911万円 （出典：有価証券報告書） |
| ︙ | ||
| 40位 | アドヴァン |
570万円 （出典：有価証券報告書） |
| 41位 | タカラスタンダード |
564万円 （出典：有価証券報告書） |
| 42位 | YKK |
562万円 （出典：有価証券報告書） |
年収1位はLIXILグループで1,198万円で、YKKよりも636万円年収が高い年収です。
転職活動では、ライバル企業の分析も大切。
「LIXIL（リクシル）転職ってどう？社員の口コミ評判と中途採用情報まとめ」では、住宅設備業界1位のLIXILについて詳しく説明しています。
興味のある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
金属・機械・工業業界の平均年収は545万円
YKKを金属・機械・工業業界に分類し、国税庁の調査結果と比較すると、業界平均（545万円）よりも17万円高い給与であることがわかります。
| 平均年収 | |
|---|---|
| 金属・機械・工業業界 | 545万円 |
| YKK | 562万円 |
３．YKKの転職情報
ここでは、YKKの中途採用情報と、おすすめの転職方法を紹介します。
求める人材
におけるYKKでは、以下のような人物像からリーダー候補を採用することを考えています。
- 「明朗で前向きな姿勢」
様々な問題に直面したときにそれらをしっかりと受け止め、乗り越えるために前向きに努力し続けようとする姿勢
- 「声の大きさ」
自らの意見を考え抜き、頭の中で整理した上で、責任を持って大きな声で発言しようとする姿勢
- 「チャレンジ精神」
行動を伴った努力をし続けることで、もう一段の高みを目指そうとする姿勢
失敗を糧にバーを上げ、より高いレベルでの成功につなげようとする姿勢
（引用：新卒専用サイト）
つまり、YKKは明るく積極的に挑戦できるリーダー的な存在を人材として求めていることがわかりますね。
求める人物像は職種や年齢によって変わる可能性がありますが、YKKが求める人材のベースを理解することで、転職活動にも生かせます。
YKKが求める社員像とマッチするような経験があれば、採用面接時に積極的にアピールしましょう。
募集職種
「ＹＫＫ株式会社 すべての求人一覧」から、キャリア採用の求人を確認できます。
2020年4月現在、技術職から一般職まで多様な職種の求人があり、中途採用希望者にも幅広く門戸が開かれています。
ただし、どの職種も前職で同様のキャリアが必要な場合が多いようです。
気になる求人があれば、積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
福利厚生
YKKでは、「一人ひとりが気持ちよく働けるように。」をキャッチフレーズとして、社員の働き方を支えるための福利厚生が充実しています。
下記はYKKの福利厚生の一部です。
- 年間休日は122日（週休2日制）
- 育児休暇制度
- 各種社会保険（厚生年金・健康保険・雇用保険など）
- 従業員持株制度
- 企業年金制度、社内預金制度、財形貯蓄制度、団体生命保険制度など
- 社有寮（完全個室、冷暖房完備、食堂）
- 家族向の社宅
- 社宅・寮とも、社有物件の無い地域では借上物件の対応可
（引用：YKKグループ新卒採用サイト)
そのほか育児休業制度の給料保証なども充実しており、女性が働きやすい環境が整っていて家庭に優しい職場といえます。
将来性
YKKの過去5年の売上・営業利益・純利益は、下記のようになっています。
| 年度 | 売上（百万円） | 営業利益（百万円） | 純利益（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2015年 | 721,037 | 66,743 | 46,978 |
| 2016年 | 741,935 | 69,164 | 44,646 |
| 2017年 | 712,783 | 60,282 | 45,180 |
| 2018年 | 747,762 | 59,347 | 38,728 |
| 2019年 | 765,781 | 61,775 | 45,824 |
（参考：有価証券報告書）
YKKは業績のアップダウンはあるものの、比較的安定した利益を出している会社であることがわかります。
その他、YKKは社員が自社株を保有している比率が高い点も特徴的です。
「自分も株主として会社を支えている」という意識を持つ人が多いことは、YKKの離職率が低いことにもつながっています。
また、YKKは国内のみならず、海外への進出も果たしています。
今後、グローバル市場で利益を伸ばせるかどうかが、企業全体の業績に大きく影響するでしょう。
YKKに転職するなら「リクルートエージェント」を利用してみよう
(引用：リクルートエージェント)
「できるだけ転職を有利に進めたい」「初めて転職するから不安」という人は、転職エージェントの「リクルートエージェント」への登録がおすすめです。
転職エージェントは、「転職の専門家」からアドバイスを受けて、スムーズに転職を進められるサービスです。
具体的には、求人紹介や面接対策、給与交渉などを行ってくれます。
リクルートエージェントはこれまでに多くの転職成功実績があるので、YKKへの転職もしっかりと支援してくれるでしょう。
また、多数の実績があるからこそ、それだけ経験を持った転職・キャリアアドバイザーから適確なアドバイスをもらえますよ。
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４．YKK社員の口コミ評判
ここではYKKの「良い口コミ」と「悪い口コミ」を紹介します。
どのような評判があるのか、それぞれみていきましょう。
良い口コミ
ワークライフバランスは非常に良い。好きな時に休みを取れる雰囲気がある。また、社員を大事にする会社なので、サービス残業もなく、研修などの学びの場も多い。 これから働き方改革で、さらに会社が良い方向に変わっていこうとしているので、心配はないと思います。
（後略）
（引用：転職会議）
基本給は上場企業と同等と考えられる。全体的な昇級も社内的理由よりも他の企業の水準に合わせているところがある。 また手当も比較的充実しているように思う。 住宅手当、家族扶養、資格手当、社内的預金制度、持ち株、など。
（後略）
（引用：転職会議）
福利厚生はしっかりしています。特に、社員寮、住宅手当については7割がた会社負担になっていたため、ほとんど住居について困ることはありませんでした。また、男性に対しても育児休暇が取れるのは斬新だったと思います。
（後略）
（引用：転職会議）
YKKは、残業を減らすための「働き方改革」を積極的に行っている会社です。
毎週水曜日はノー残業デーと決まっており、上司が率先して帰宅することが多いという声もあります。
悪い口コミ
YKKは、グローバルに事業を展開している企業でありながら「年功序列」などの意見があります。
また、福利厚生に関しても、社員や部署によっては不満に感じる部分があるようです。
５．転職で年収を上げるなら『doda』を利用しよう
（引用：doda）
「今の会社じゃ年収アップを見込めない…」と、転職を考えていませんか？
もし転職活動をこれから始めるならば、ぜひ「doda」を活用してみてください。
dodaは、人材サービスの中でもトップクラスの求人数を保有する転職エージェントです。
たくさんの求人を比較検討できるため、多くの転職者がdodaで転職活動を始めています。
dodaでしか確認できない独占求人も多いので、求人だけでも確認してみることをおすすめします。
dodaなら自分の「推定年収」を測定できる
「doda」をおすすめする理由の一つでもありますが、dodaには186万人の年収データを元に、自身の推定年収を測定できる機能があります。
（参考：doda）
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転職エージェント「doda」とは
「doda」は、人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
自分1人で求人を探したり、必要あればアドバイザーにサポートしてもらい、書類作成や求人探しを手伝ってもらうことも可能です。
（引用：doda）
なお、キャリアアドバイザーの相談は一切お金がかかりません。
対面・電話のどちらでも気軽に相談できますし、今の仕事に少しでも不安を感じているならば、今後のキャリアを真剣に考えるきっかけになるはずです。
転職活動を考えている人はもちろん、まだ転職に現実味がない人も、ぜひdodaを活用してみてください。
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まとめ
YKKの平均年収は562万円。
YKKの年収の特徴は以下の通りです。
- 日系の製造業の中では給与は中レベル
- 学歴や職種に応じて給与に差がある
- 女性管理職の育成に力を入れている
有益な転職情報を得るためには、「リクルートエージェント」の利用がおすすめです。
本文で紹介した内容を、転職活動やYKKの企業研究に生かしてみてださいね。
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