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「お元気そうで何よりです」「お会いできて何よりです」という表現は、会話や文章など色々な場面で使われています。
しかし「きちんとした意味を説明できるか?」と聞かれると不安になりませんか?
「何よりです」とは、「何よりも嬉しいです」の「嬉しい」を省略した慣用表現であり、「何よりも素晴らしい」「一番良い」という意味です。
この記事では、「何よりです」の意味や使い方、例文をご紹介します。
言い換え表現についてもご紹介しているので、ぜひ確認してみてください。
1.「何よりです」の意味
「何よりです」の意味は以下の通りです。
何よりです
読み方:なによりです
意味:1.何よりも嬉しい
2.何よりも素晴らしい
3.一番良い
「何よりです」は、「嬉しい」「良い」「安心した」などのポジティブな感情を強調することができる非常に便利な言葉です。
目上の人にも使える!「何よりです」は敬語表現
「何よりです」は、文法的にも正しい表現であり、上司など目上の人に対しても安心して使うことができます。
「何よりです」は、「抜きんでている、最上・最良である」という意味の「何より」という言葉に、丁寧語の「です」がついた敬語表現です。
「何よりです」をさらに丁寧な表現にしたい場合は、「何よりでございます」「何よりと存じます」という表現を使いましょう。
または、「よろしかったですね」「よろしゅうございました」という表現を使うこともあります。
2.「何よりです」の使い方と例文
「何よりです」は、この上なく良い、または嬉しい気持ちを表す際に使われる表現です。
感情が「『何より』も良いものなのかどうか」をはっきりと言葉にしないことで、奥ゆかしく控え目な印象を与えることができます。
謙虚さを好む日本人ならではの表現と言えるでしょう。
「何よりです」は目上の人はもちろん、親しい人・身近な人など誰に対しても使うことができる表現です。
「何よりです」を使った例文
「何よりです」は自分について・相手について・第三者について等色々な場面で使うことができる表現です。
「何よりです」を使った例文を以下に紹介します。
- ご無沙汰しております。お目にかかれて何よりです。
- あなたのお役に立てて何よりです。
- 入院されたと聞いて心配しておりましたが、無事に退院されて何よりです。
- 今日のような寒い日は、熱燗が何よりですね。
- ご子息が志望校に合格されたそうで、何よりです。
【補足】「何よりです」の多用には注意
「何よりです」の使いすぎには注意しましょう。
「何よりです」は色々な場面で用いることができる使い勝手の良い言葉です。
しかし、「嬉しい」「良い」などの伝えたい内容を省略した曖昧な表現でもあります。
曖昧な表現であるため、伝えたいことが適切に伝わらないかもしれません。
伝えたい言葉や気持ちがはっきりしているなら、「何よりです」ではなく「嬉しいです」「良かったです」ときちんと言葉にして正確に伝えた方が良いですね。
3.「何よりです」の言い換え表現・類語
「何よりです」の言い換え表現には以下の3つがあります。
- 良かったです
- 光栄です
- 安心しました
順番に説明します。
良かったです
「良かったです」は「良い」の過去形「良かった」に丁寧語の「です」がついた敬語表現です。
「良い」には「水準を超えている・素晴らしい・能力がすぐれている・質が高い」などの意味があります。
例文:お元気そうで良かったです。
「良かったです」は、「何よりです」よりもカジュアルな印象を与えるため、多用するのはおすすめできません。
上司や目上の人に対しては、「何よりです」を使いましょう。
「良かったです」をもう少し丁寧な表現にするなら、「よろしかったですね」「よろしゅうございました」が当てはまります。
光栄です
「光栄」とは、「自分の価値や存在を認められるなどして名誉に感じること」(引用:weblio辞書)を表します。
例文:お会いできて光栄です。
「何よりです」は誰にでも使える言葉ですが、「光栄です」は目上の人に使うのが一般的です。
「光栄です」は相手を立てる言葉のため、目下の人や同僚に使うと丁寧すぎるので注意しましょう。
安心しました
「安心」とは、「気にかかることがなく落ち着いていること」(引用:weblio辞書)を意味します。
例文:事故に遭われたそうですが、お怪我が無くて安心しました。
「安心した、ホッとした」という気持ちを伝える表現であり、「何よりです」のような「最上・最良」というニュアンスはありません。
まとめ
「何よりです」とは、「何よりも嬉しい」「何よりも素晴らしい」という意味の慣用表現です。
喜びの感情以外にも安心・安堵の感情を表す言葉で、様々な場面で使うことができます。
「嬉しい」「良い」「素晴らしい」など、どういった言葉を選べばいいか迷った際、「何よりです」を使って文章を結びましょう。