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資料の変更点について、教えてください。
「教えてください」は 「相手に何かを教えてほしい」と依頼する時の表現です。
「教えてください」は敬語表現ですが、ビジネスシーンでの使い方には注意点があります。
そこで今回は、「教えてください」の意味や使い方、正しい敬語表現についてご紹介します。
適切な敬語表現をマスターして、相手に失礼にならない言葉選びを心がけましょう。
1.「教えてください」の意味と書き方
「教えてください」の意味
「教えてください」の読み方と意味は以下の通りです。
「教えてください」という言葉は、「教える」という動詞と、「ください」という尊敬語から成り立っています。
「ください」は「くれる」の尊敬語です。
相手に何かをお願いしたり、依頼したりする際の 要求の敬語表現として使います。
「教えてください」の書き方
「教えて下さい」と漢字で表記することもできますが、ビジネスシーンでは「教えてください」とひらがなで表記します。
ビジネスメールや文書で「ください」を表記する際には注意しましょう。
2.「教えてください」の使い方・敬語表現
「教えてください」は、相手にお願いを申し出る時に使います。
「教えてください」は敬語表現ですが、口語的な表現のため、 ビジネスメールや文書では使わないようにしましょう。
会話で使う場合の例文
「教えてください」を会話で使用する際は、以下の例文のように使います。
<例文>
- 明日の都合を教えてください。
- この文章の意味が理解できないので、教えてください。
「教えてください」をメールや文書で使う場合の敬語表現
「教えてください」は以下のように言い換えると、より丁寧な表現になります。
- お教えください
- お教えいただけないでしょうか
- ご指導ください
- ご教示ください
- ご教授ください
「教えてください」に「お」をつけて「お教えください」にするだけでも丁寧な表現になります。
また、「お教えいただけないでしょうか」のように疑問形にすると、やわらかいニュアンスを表現できます。
「ご指導ください」「ご教示ください」「ご教授ください」のように、類語を使うことも可能です。
それぞれの言葉の意味は、以下の通りです。
- ご指導
指導を敬っていう語。自分が教えを乞う場合などでは「鞭撻」を用いることが多い。 - ご教示
教わる・教えてもらうの意。知識の伝達の意味合いが強い。 - ご教授
教えて伝えるという意味。学問や技能を伝達する意味合いが強い。
「ご教示」と「ご教授」は同義語ですが、微妙に意味合いが異なります。
ご教授よりも、ご教示のほうが軽いニュアンスがあり、知識や情報を教えてもらう場合に使います。
それに対して「ご教授」は、より深いテクニックや技能を教えてもらう場合に使います。
それぞれの表現は、以下の例文のように使います。
<例文>
- ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
- 先週の会議でご教示いただいた方法で契約が取れました。
- 改善に役立てたいので、問題点をご教授いただけないでしょうか。
3.「教えてください」の類語・例文
前述の通り、「教えてください」の類語として「ご指導ください」「ご教示ください」「ご教授ください」があります。
ビジネスメールや文書でも使うことができるため、それぞれの例文をご紹介します。
- ご指導
- ご教示(きょうじ)・ご教授(きょうじゅ)
ご指導
「ご指導」は、 指導を敬っていう語です。
自分が教えを乞う場合などでは、「鞭撻」を併せて使うことが多いでしょう。
ビジネスシーンでは、以下の使い方が一般的です。
- ご指導願えますか
- ご指導いただけますか
- ご指導のほど、よろしくお願いいたします
「教える」と「指導」の意味は似ていますが、以下のような違いがあります。
教える | 指導 | |
意味 | 物事や知識を示すこと | 物事を教え導くこと |
ニュアンス | 最低限のマナーや知識を伝える | 目標に向かわせる |
「教える」は、「自分の知っている事や知識などを相手に伝える」という意味合いがあります。
一方「指導」の場合は、「目標に向うように、相手にやる気を出させる」という意味合いです。
「お教えいただけますか」よりも「ご指導いただけますか」と言う方が、「目標達成のために頑張りたい」というやる気が伝わります。
「ご指導」を使った例文は、以下の通りです。
<例文>
- 次回のプレゼンテーションについて、ご指導願えますか。
- 新商品のPRポイントについて、ご指導いただけますか。
- 今後とも、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
ご教示(きょうじ)、ご教授(きょうじゅ)
「ご教示」と「ご教授」は、どちらも 「教える」という意味合いを持ち、以下のような敬語表現で使います。
- ご教示(ご教授)のほどよろしくお願いいたします
- ご教示(ご教授)いただきますようお願い申し上げます
- ご教示(ご教授)いただければと存じます
「教える」と「ご教示・ご教授」は似た意味の言葉ですが、以下のような違いがあります。
教える | 教示 | 教授 | |
意味 |
|
|
|
対象 | 物事全般 | 知識や方法といった広い範囲 | 学問や専門分野の狭い範囲 |
「教える」の場合は、基本的には何にでも使える表現です。
「教示」は知識や方法などを対象にした言葉で、「教授」は学問・芸術といった専門分野を対象とした言葉です。
ビジネスシーンでは、方法などを聞きたい場合には「教示」を、専門知識が必要なことを教えて欲しい時には「教授」を使うと良いでしょう。
「ご教示」や「ご教授」は、以下の例文のように使います。
<例文>
- 営業戦略について、ご教示のほどよろしくお願いいたします。
- 新商品の機能について、ご教示いただきますようお願い申し上げます。
- 取付けにおける配線について、ご教授いただきますようお願い申し上げます。
- 医学的な側面からのご意見を、ご教授いただければと存じます。
まとめ
「教えてください」は、 「相手に何かを教えてほしい」と依頼する時の表現です。
「教えてください」も敬語表現ですが、目上の人などに使う際は「お教えいただけますか」などを使うと良いでしょう。
ビジネスシーンでは「ご指導」「ご教示」「ご教授」を使うとより丁寧な表現になります。
ご教示とご教授は意味が似ていますが、「ご教示」は知識や方法に対して、「ご教授」は専門的な知識に対して使うという違いがあります。
正しく使い分けて、ビジネスをスムーズに進めていきましょう。