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「今後とも」は「これからも」という意味で使われます。
「今後とも」の用語は、日常的にも頻繁に耳にする言葉ですが、自分で使おうとすると使い方に自信がないと感じることもあると思います。
一見、使い方も簡単そうに感じますが、正しく理解していないと間違った使い方をしてしまいます。
ビジネスなどの大事なシーンでは、正しい日本使って、失礼にならないようにしたいですよね。
そこで今回は、「今後とも」の意味から例文を含めた使い方、類語、英語表現まで詳しく解説していきますでぜひ参考にしてみましょう。
1.「今後とも」の意味
「今後とも」は「こんごとも」と読み、 「これからも変わらず・以後も続けて」という意味です。
「今後」+「とも」で、それぞれの言葉には以下のような意味があります。
- 今後:今からのち・こののち・以後
- とも:一緒・また、同時
(引用:weblio辞書)
例えば「今後ともよろしくお願いします」というフレーズは、「これからも変わらずよろしくお願いします」という意味で使われます。
ビジネス上の取引で使う場合は「これからも良好な関係を築いていきましょうね」という明るいニュアンスを含みます。
2.「今後とも」の使い方・例文
「今後とも」は、「これからも」というよりもフォーマルで丁寧な言い方のため、ビジネスメールなどで取引先や目上の人にも使うことができます。
メールだけではなく、口頭で挨拶する際や年賀状、手紙など日常的な場面で丁寧に挨拶をしたい時にも使えます。
ここでぜひ使い方を覚えておいてください。
「今後とも」の例文
「今後ともよろしくお願いします」は、「これからも変わらずよろしく」という意味で使われます。
便利な言葉ですが、毎回同じ文章を使っていると、「他に言い方を知らないのかな?」と思われてしまいます。
そこで、「今後ともよろしくお願いします」と似たような意味の例文をご紹介します。
バリエーションを増やして、使いこなしましょう。
- 今後ともどうぞよろしくお願いします。
- 今後ともお付き合いの程よろしお願いします。
- 今後ともお引き立てのほうよろしくお願いいたします。
- 今後ともご愛顧(ごあいこ)の程よろしくお願いいたします。
- 今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。
「お引き立て」や「ご愛顧」は、「贔屓(ひいき)する」の丁寧な表現で、日頃からお世話になっていたり、よくしてもらっている相手に対して使う言葉です。
例えば、いつも自分の会社の商品を注文してくれる取引先に挨拶する場合は、「これからもどうぞうちの商品をご贔屓にしてください」というニュアンスが含まれます。
また、「今後ともご指導の程よろしくお願いします」は、上司や先輩など、指導をしてくれる人に使います。
上司にも「今後ともよろしくお願いします」を使えますが、「今後ともご指導の程よろしくお願いします」の方がしっくりくるでしょう。
結びの言葉(手紙を締めくくるための言葉)
「今後とも」は、口頭でも使う言葉ですが、手紙やメールなどの書き言葉として使われることが多く、一番最後の結びの言葉として使われます。
本来、ビジネスメールや丁寧な手紙文書などは、初めの挨拶と終わりの挨拶を入れるのが基本です。
初めの挨拶は「いかがお過ごしでしょうか」や「先日はありがとうございました」など、過去や現在のことに触れた挨拶をします。
メール・手紙の本題に移り、 最後に「今後とも」というフレーズで、これからの未来もよろしくお願いします、と結ぶとスムーズです。
「今後とも」とセットで使いやすい言葉
「今後とも」のフレーズはそれだけでも丁寧な表現です。
しかし、以下の言葉を付け加えることで、さらに丁寧な表現になります。
「今後とも」と一緒に使える言葉は以下の通りです。
- 何卒(なにとぞ)
- 切に(せつに)
特に大事な取引先へメールを送る際には、上記の言葉も一緒に使うと印象が良くなります。
「今後ともよろしくお願いします」とセットで使ってみましょう。
以下に例文をご紹介します。
- 今後とも何卒よろしくお願いいたします。
- 今後とも何卒ご愛顧の程、よろしくお願いいたします。
- 今後ともお付き合いの程、切によろしくお願いいたします。
「今後とも」が使えないシーン
ビジネスシーンで使う機会の非常に多い「今後とも」のフレーズですが、使う相手やシーンによっては違和感や不快感を与えてしまうこともあります。
例えば、以下のような相手やケースでは使えません。
①付き合いが1回きりの相手
「今後とも」には「これからも変わらず・今後も」という意味があるため、1度きりのお付き合いの相手には「これからも」という言葉は使えません。
使っても間違いではありませんが、いかにも社交辞令になってしまうため「また機会があれば」のほうがベターです。
1回だけのお付き合いの相手には、「 また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします」と締めましょう。
②謝罪やトラブル対応の際
相手に迷惑をかけて謝罪する場合は、「これららもよろしくお願いします」と締めるのは相手に違和感を与えてしまいます。
ミスの謝罪よりも、今後の付き合いのほうが大事だと感じるため、今回のミスを真摯に受け止めていない印象を与えるからです。
トラブル対応などで迷惑をかけている時には「 この度は大変申し訳ありませんでした」「 重ねてお詫び申し上げます」など、しっかり反省していることを伝えるフレーズにしましょう。
3.「今後とも」の類語
「今後とも」の言い換え表現では、以下のような言葉が使われることがあります。
- これから先も
- 将来的にも
これらは全て、今から先の時間を指す言葉で「今後とも」と同じニュアンスで以下のように使うことができます。
- これから先も仲良くしていこう。
- 将来的にもいい関係が気づけたらいいと思っています。
ビジネスのメールや挨拶などではこれらの類語よりも 「今後とも」の方がフォーマルな言い方で使いやすいでしょう。
しかし、「今後とも」を使うとかえって不自然になる場合もあるので、上記の類語を使ってみてください。
まとめ
「今後とも」は「これからも変わらず・以後も続けて」という意味です。
フレーズとして使いやすい「今後とも」ですが、1度きりのお付き合いの相手や、謝罪の時などは使えないので注意しましょう。
相手に失礼にならないように、正しく使い分けることが大切です。
正しい意味と使い方をしっかり覚え、社会人としてマナーを身につけましょう。