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「老婆心(ろうばしん)」は、 必要以上に世話をやこうとする気持ちを表します。
後輩や部下へアドバイスを行う際に、強い口調にならず、謙遜した形で伝える事が出来るので、便利な表現です。
今回は、老婆心の「意味と正しい使い方」「類義語」を分かりやすく解説します。
1.老婆心の意味
必要以上に世話をやこうとする気持ち
老婆心
読み:ろうばしん
意味:年とった女性が、度を越してあれこれと気を遣うこと。
転じて、必要以上に世話をやこうとする自分の気持ちを、へりくだっていう語。
「—から言わせてもらえば」
(引用:weblio辞書)
老婆心とは、必要以上に世話をやこうとする気持ちを表す言葉です。
老婆の心と書いて、老婆心(ろうばしん)と読みます。
おばあちゃんが、自分の孫に対して心配する気持ちから、度を越して世話をやく事がありますよね。
老婆心と言う言葉は、この 「おばあちゃんの度を越した親切心」が語源です。
現在では、上司や先輩などの年長者が、部下や後輩に対して、アドバイスをする際に用います。
2.目上の人に使うのはOK?使い方と例文
老婆心と言う言葉を目上に使うのはNGです。
老婆心は語源にあるように、年長者が経験の浅い人物にアドバイスを行う際に用います。
その為、目上の人に対して用いる事は適切ではありません。
ここでは、正しい使い方と例文を解説します。
目上の人に使うのは失礼
老婆心の正しい使い方は、 目上の人間が目下の人間に対して「老婆心ながら」や「老婆心から」の形で使います。
目下の人間が目上の人間に使ってしまうと、馬鹿にされていると感じる人もいるので注意しましょう。
以下が、主な例文です。
<例文>
- 老婆心ながら忠告させてもらうけど、もう少しプロジェクトの進め方を工夫した方が良いと思う。
- 部長が彼に口うるさく指導をするのは、老婆心からにほかならない。
上記の例の様に、「おせっかい・ロうるさく感じるかもしれないけれど」のニュアンスを含めて、 指導を目的としたアドバイスをする際に用います。
悪意や敵意では無く、親切心から指摘をしている点がポイントです。
3.老婆心の類義語と例文
老婆心の類義語は以下の通りです。
余計なお世話ですがは、不必要なおせっかいを意味する言葉です。
以下の例文の様な形で使われます。
<例文>
余計なお世話ですがクライアントには、予めアポイントを取っておいた方が良いと思います。
「必要以上に世話をやく」と言う意味を持つ老婆心と、似た意味を持ちます。
老婆心とは異なり、 目上の人、目下の人両方に使う事が出来る表現です。
ただし、ストレートに「余計なお世話」と伝えている為、「本当に余計なお世話」と感じる人もいます。
まとめ
老婆心(ろうばしん)は 「必要以上に世話をやこうとする気持ち」を表す言葉です。
ハラスメントを気にしなければいけない昨今、強い口調にならず謙遜した形で伝える事が出来るので、便利な表現と言えます。
ただし、老婆心は目上の人が目下の人に対して使う言葉なので注意してください。
自身が後輩や部下に指導を行う際に、上手く活用しましょう。