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「進捗(しんちょく)」とは、 「物事の進み具合」や「はかどり具合」のことを意味する言葉です。
仕事の進み具合を尋ねるときによく使われる表現のため、ここで正しい意味を覚えておきましょう。
今回は、「進捗」の意味や使い方、例文や類語などをご紹介します。
知らずに恥をかくことがないよう、意味や正しい使い方をきちんと頭に入れておくようにしましょう。
1.「進捗」の意味と読み方
まずは、「進捗」の意味から説明します。
進捗
読み:しんちょく
意味:
- 進み具合・捗り具合、物事がどの程度うまく(順調に)進んでいるか、という意味で用いられる語。
- ビジネスにおいてはあらかじめ設けられた目標を期限内に達成することが業務の根幹となる場合が多い。各従業員の業務の進捗状況を把握する「進捗管理」は部署の上長の主な役目といえる。
(引用:weblio辞書)
「進捗」は、ビジネスシーンにおいては、 仕事の進み具合を表しています。
そのため、仕事上で「進捗」を聞かれたときには、「仕事はどれくらい進んでいるか、順調にはかどっているのか?」などを聞かれています。
2.「進捗」の使い方と例文・関連語
「進捗」の使い方
「進捗」は仕事の進み具合を表す表現であることから、仕事の当事者同士の間で使用されます。
使用する際には、何に関する「進捗」であるのか、お互いが仕事内容を明確に把握している必要があります。
また、ビジネスシーンにおいては「進捗」という単独ワード以外にも、「進捗状況」や「進捗率」など用語として使われることが多いでしょう。
ビジネスの場では、会話やメールとどの場面でも使われるため、使い方を覚えておくと便利です。
「進捗」の関連語
ここでは、使用頻度の高い以下の3つの関連語について説明します。
では、さらに詳しく見ていきましょう。
「進捗」の例文
例文1.「進捗状況」
「進捗状況」は、 物事がどれくらい進んでいるかという状況を表します。
そのため、ビジネスシーンにおいては、仕事内容全体の進行具合を尋ねる表現になります。
しかし、「進捗状況」を使用する際には、注意が必要です。
なぜなら、言い回しによっては相手の仕事を急かせてしまうような表現になってしまうからです。
使用する際には、相手の失礼にあたらないよう、丁寧な言い回しを心がけましょう。
<例文>
現在のお仕事の進捗状況をお伺いしたく、ご連絡を差し上げました。
例文2.「進捗率」
「進捗率」は、 仕事がどれくらい進んでいるかという割合を表現します。
大きな仕事や期間の長い仕事がどの程度進んでいるのかを、全体のうちの何パーセントという風に具体的な数字で表しましょう。
<例文>
今期の経常利益予想に対する進捗率は60パーセントだ。
例文3.「進捗報告」
「進捗報告」とは、文字通り、 物事がどのくらい進んでいるのか報告することです。
ビジネスシーンにおいては、現在進行している仕事の状況や問題について当事者同士が確認し合うときに使用します。
<例文>
それぞれのプロジェクトについて、順番に進捗報告をお願い致します。
3.「進捗」の類語
「進捗」には、似たような意味を持つ類語が多く存在します。
どの類語も「物事が進みはかどる」という意味を含みますが、それぞれにいくつかの違いがあります。
そのため、 類語は状況に応じて使い分ける必要があるでしょう。
ここでは、代表的な以下の3つの類語について、使い分けを含めて説明していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「進歩」
「進歩」には、以下の2つの意味があります。
- 物事がしだいによりよいほうや望ましいほうへ進んでいくこと。
- 歩を進めること。前進。
(引用:weblio辞書)
「進歩」は、 時間の経過とともに物事がより良い方向に進んでいくことを意味します。
プロジェクトの終わりに対してどのくらい進んでいるのかを表現する「進捗」に対して、「進歩」は期限や仕事量が定まっていません。
そのため、「進歩」を使う際には、進んでいる物事に期限や仕事量があるか否かで、判断するようにしましょう。
<例文>
業務上必要なスキルが日々進歩している。
「進展」
「進展」は、 「事態が進行して、新たな局面があらわれること。また、物事が進歩・発展すること」(引用:weblio辞書)を意味しています。
物事が進んでいるという意味を含みながらも、進んだ結果として全く予想していない段階に差し掛かったという表現も可能です。
したがって、物事が進んでいる様子を表現する場合だけの時は「進捗」を、物事が進んだ結果、新たな局面へと進んだ場合には「進展」を使用すると良いでしょう。
<例文>
事態は思わぬ方向へと進展した。
「進行」
「進行」には、以下3つの意味があります。
- 乗り物などが目的地点に向かって前進して行くこと。
- あらかじめ考えていた線に沿って活動・作業などが進むこと。また、活動・作業などを進めること。
- 物事、特に病状などが悪化すること。
(引用:weblio辞書)
「進捗」の類語としては、②の意味が当てはまります。
進行とは、良い意味でも悪い意味でも「物事が前進すること」を表現する言葉のため、活動や作業の進行のほか、病気の進行についても使用されます。
<例文>
そのプロジェクトは、現在進行中である。
4.「進捗」の対義語
「進捗」の対義語には、以下の2つのような言葉があります。
さらに詳しく見ていきましょう。
「渋滞」
「渋滞」には、以下のような意味があります。
- 物事がとどこおってすらすらと進まないこと。つかえて流れないこと。
(引用:weblio辞書)
「渋滞」は、 物事が滞って進まないことを表現します。
そのため、物事が進みはかどることを意味する「進捗」とは対義語になります。
<例文>
この道路は、もう数時間も渋滞中だ。
「停滞」
「停滞」も「渋滞」と似たような意味の言葉で、1か所にとどまって動かないこと。物事が順調に進まないこと(引用:weblio辞書)を表現します。
したがって、物事がスムーズに進む「進捗」とは、反対の意味になります。
<例文>
彼女は、自分の人生が現在停滞中であると言っている。
まとめ
「進捗」とは、 「物事の進み具合」や「はかどり具合」のことを意味しています。
そのため、仕事上よく使われる「進捗状況」とは、物事の進み具合を聞くために使われる言葉です。
相手に対して、仕事の進み具合を尋ねるときに使うようにしましょう。