
将来性や安定性を考えて、デベロッパー(ディベロッパー)への転職を検討していませんか?
デベロッパーへの転職は、難易度が高いものの、未経験でも不可能ではありません。
そこで当記事では、デベロッパーへの転職方法について解説します。
デベロッパーの業務内容や転職を有利にさせる資格、転職をスムーズに進められる転職エージェントなども紹介します。
当記事に目を通すことで、デベロッパーへの理解を深め、転職成功に近づけるので、ぜひ最後までご覧ください。
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1.デベロッパーへの転職難易度は高いのか
デベロッパーへの転職難易度は、全体的に高い傾向が見られます。
なぜなら、デベロッパーは新卒採用をメインにしているからです。
しかしながら、関連会社・子会社であれば、中途採用を狙いやすいです。
ここでは、デベロッパーへの転職難易度は高いのか、詳しく紹介します。
新卒採用をメインとしている
中途採用の場合、大手不動産デベロッパーはほとんど求人がありません。
大手のデベロッパーの採用は新卒を中心としており、中途採用はほとんど行っていないためです。
また、中途用情報がある場合も学歴や高いスキルが求められます。
そのため、誰でも簡単に転職できる業界ではないことを認識しておきましょう。
関連会社・子会社は狙える
新卒メインの採用でありながらも、大手不動産デベロッパーの関連会社・子会社への転職は可能です。
しかも、未経験でチャレンジできるケースもあります。
たとえば、以下の求人では、不動産デベロッパーのグループ企業が業界未経験者を歓迎しています。
(参考:リクナビNEXT)
こうした求人は、各転職サイトをチェックすれば見つけられるので、自分に合ったデベロッパー案件を探してみましょう。
2.転職前にデベロッパーについて知ろう
転職活動を始める前に、デベロッパーについて理解を深めておきましょう。
ここでは、不動産デベロッパーとは何なのか、詳しく解説していきます。
どんな業種なのか
デベロッパーは、大規模な建物の企画や開発を行う企業のことを指します。
語源は「開発」という意味の英語「develop」から来ており、その意味が転じて不動産開発専門の会社を指すようになりました。
【主な仕事内容】
- 商業施設開発
- リゾート開発
- マンション開発
- オフィスビル開発
- 大規模住宅地の造成
- 街の再開発事業 など
一般的な事業とは異なり、大規模な事業を手掛けているのがデベロッパーの特徴です。
ちなみに、ゼネコンは「工事を請け負う業者」であり、デベロッパーのような不動産の開発業者ではありません。
有名企業とその特徴
有名なデベロッパーは、三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産、野村不動産、森ビルです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
三井不動産
デベロッパートップ2社と言われる中の1社は、三井不動産です。
東京ミッドタウンなどを手掛けたデベロッパーで、積極的に新エリアの開拓を行ってきた会社です。
「仕事を楽しむ」という風土が根付いているため、人によっては居心地の良い環境と言えるでしょう。
三菱地所
トップ2のもう1社は、三菱地所です。
丸の内のオフィスビルマネジメントをメインにし、昨今では、海外事業にも力を入れています。
三菱地所の特徴は、社員同士の距離が近く、働きやすさを実感できることです。
住友不動産
トップ3に位置しているのは、住友不動産です。
オフィスビルに依存しないポートフォリオ経営が特徴で、マンション販売に強みを持ちます。
実際に、営業利益も右肩上がりです。
「泥臭くても絶対に結果を出す」という社風は、若い世代にぴったりだと言えるでしょう。
東急不動産
東急不動産は、都心エリアのタウンマネジメントに長けているデベロッパーです。
渋谷地区、銀座地区を開発しているのは、東急不動産の強みと言えるでしょう。
風通しの良い社風で、厳しい上下関係が苦手な人におすすめの会社です。
野村不動産
野村不動産は、マンション分譲に強みを持ち、「マンションデベロッパー」とも言われています。
これからも、高い営業利益を誇る住宅部門を経営の軸にして、事業を展開していくそうです。
「本当に熱い人がたくさんいる」という社風に向いている人は、野村不動産への転職を検討してみましょう。
森ビル
「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」など、街のランドマークを所有しているデベロッパーは、森ビルです。
森ビルは、ビル賃貸が収益の柱となっており、海外にも展開しているグローバル企業です。
また、理系院生が内定を得ることが多く、落ち着いた社風としても知られています。
募集している職種
デベロッパーの募集している職種は、営業職が多い傾向にあります。
営業職は、「ノルマがある」「労働状態が過酷になりやすい」という職業でもあります。
とはいえ、営業職をやっている人は、その経験・スキルを活かして、キャリアアップできるでしょう。
平均年収
デベロッパーの平均年収は、454万円程度です。(参考:doda)
平均年収は低めに感じられるかもしれませんが、30代で1,000万円以上、管理職になって1,200万円以上も夢ではありません。
不動産デベロッパーは、一般的なビジネスパーソンよりも、高年収だと認識しておきましょう。
「市場価値」とは、あなたの経験やスキルが、企業からどれくらい必要とされているかという評価のことを言います。
実は、約7割のビズリーチ会員が市場価値を確かめるために利用しています。
「ビズリーチ」は、企業やヘッドハンターからのスカウトで転職ができる仕組みです。
思いもよらない大手企業や年収が大幅にアップできる企業からのスカウトが直接来ることがあるので、早めの登録が転職を成功させるための鍵になるでしょう。
すでに、あなたの経験やスキルを求めている企業がいるかもしれないので、まずはスカウトを受け取れる状況を作っておくことが重要です。
職歴を入力して待つだけで転職できる受け身型の転職サイトなので、自分の市場価値を確かめるためにも、隙間時間を利用して登録を行っておきましょう。
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将来性はあるのか
デベロッパーの事業は大規模になるため、動く金額も大きいです。
とくに大規模なプロジェクトは、大手デベロッパーの活躍が目立っており、中小デベロッパーはなかなか参入しにくいの現状です。
つまり、大手デベロッパーは将来性があるものの、中小デベロッパーの場合、安定しない可能性があります。
また今後は、国内だけではなく海外に活躍の場を広げるなど、さまざまな展開が予想されています。
3.デベロッパーへ転職するために有利な資格
デベロッパーへの転職で、有利になる資格がいくつかあります。
この章では、宅地建物取引士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、管理業務主任者について紹介します。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、「宅建」と呼ばれている資格です。
宅地建物取引業に必要な資格で、不動産デベロッパーにも求められます。
試験の内容は、次の通りです。
- 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
- 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
- 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
- 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
- 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
- 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
- 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。
(引用:宅建試験の概要)
合格率は16~17%程度ですので、しっかりと勉強すれば、資格取得を目指せるでしょう。
宅建についてもっと知りたい人は、「宅建(宅地建物取引士)とは?難易度や取得のメリット・勉強法を解説」をご覧ください。
不動産鑑定士
不動産の価値を鑑定する不動産鑑定士は、国家資格の一つです。
誰でも受験できる資格ですが、難易度が非常に高くて有名です。
短答式試験と論文式試験があり、不動産以外の知識もなければ合格できません。
土地家屋調査士
土地家屋調査士は、登記を目的とした調査・測量と登記ができる資格です。
この資格試験も合格率は高くなく、難関試験と言えます。
試験内容は筆記試験と口述試験があり、口述試験は比較的ハードルは低い試験となっています。
管理業務主任者
管理業務主任者、マンション管理組合へ管理委託契約に関する重要事項の説明を行ったり、管理事務報告をするための資格です。
簡単にまとめると、マンション管理業務を行うために絶対に必要な国家資格です。
宅建と試験範囲が同じ部分もあるので、宅地建物取引士を取得している人は、合格しやすいでしょう。
4.デベロッパーへの転職を成功させる方法
デベロッパーへの転職を成功させるためには、不動産知識、英語力、コミュニケーション能力を磨いておきましょう。
さらに、転職エージェントを利用すれば、もっとスムーズに転職できます。
この章では、デベロッパーへの転職を成功させる方法について解説します。
不動産についての知識を磨く
デベロッパーへの転職は、不動産知識が必要です。
新卒でも、ある程度の不動産知識を求められます。
デベロッパーへ一発で転職することはハードルが高いので、先に他の不動産関係の仕事を経験しておくこともおすすめです。
英語力を磨く
デベロッパー業界はグローバル化を進め、英語力を求められるケースも少なくありません。
そのため、英語力を磨いておいても損はないでしょう。
TOEIC800点以上など高い英語力を持っている人は、アピールポイントになります。
コミュニケーション能力をアップさせる
デベロッパーの仕事は、ゼネコンや土地所有者などと交渉するシーンもあります。
そのため、交渉力やコミュニケーション能力も欠かせません。
営業や販売職をやっている人は、培ってきたスキルを活かせるでしょう。
転職エージェントに相談する
上記の経験やスキルを持っていても転職活動に不安を覚える人は、転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントには、転職アドバイザーが在籍しており、適格なアドバイスをくれます。
さらに、無料で会社に条件を交渉してくれたり、面接対策してくれたりする便利なサービスです。
転職エージェントを利用することで、内定を近づけられるでしょう。
5.デベロッパーへ転職する際に便利な転職エージェント
転職エージェントは、求人も紹介してくれるサービスです。
ここでは、デベロッパーへ転職する際に便利な転職エージェントを2社ご紹介します。
豊富な求人から選択したい人は「リクルートエージェント」
(参考:リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、業界最大手の転職エージェントです。
大量の求人数を保有しているため、豊富な求人から比較検討して転職先を選びたい人に最適なエージェントと言えるでしょう。
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(引用:ビズリーチ)
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まとめ
デベロッパーへの転職は、簡単ではありません。
しかしながら、中途採用を行っている企業もあるので、細かく求人をチェックしておきましょう。
そんなデベロッパーへの転職を成功に近づけるポイントは、次の通りです。
- 不動産系の資格を取得する
- 不動産知識・語学力・コミュニケーション能力を磨く
- 転職エージェントを利用する
「リクルートエージェント」「ビズリーチ」といった転職サービスを活用すれば、自分に合った求人を見つけられる可能性が高まるでしょう。