グローバルな仕事を紹介！必要な能力や国際的な仕事をする際の注意点も解説

「海外に憧れていて将来は海外で働きたい！」「語学を勉強してきたから生かせるような場で働きたい」など、海外に関係するような仕事をしたいと思っている方は多いです。

しかし、グローバルな仕事をする上で必要な能力や、グローバルな仕事をする際の注意点までは知らない、という方も多いのではないでしょうか？

この記事では、グローバルな仕事を紹介するとともに、グローバルな仕事についての理解が深まる内容を紹介しています。

グローバルな仕事に少しでも興味がある方は、是非ご一読ください！

１．グローバルな仕事とはどんな仕事？

「グローバル」を直訳すると、”世界規模であるさま”という意味になります。

つまり「グローバルな仕事」というのは、国内だけでなく世界規模で業務をするような仕事ということができるでしょう。

国籍や人種を問わずに同じ言葉で話し、お互いを理解して通じ合える環境で働くことがグローバルな仕事をしているといえる状態にあるでしょう。

グローバルと呼ばれるような企業や仕事としては、以下のようなものが挙げられます。

海外に本社がある企業

外資系の企業は海外に本社を持っていることが多く、海外への出張の機会も多い傾向にあります。

社内公用語が英語であったり、クライアントや一緒に働く人が外国人であれば、グローバルな仕事といって間違いないでしょう。

ただ、日本に進出している外資系企業は、クライアントが日本企業の場合も多く、英語を使ったやりとりがないということもあり、国内の一般的な企業で働いているのと変わらない環境の可能性もあります。

国際化の進んだ日本の企業

日本企業の中でも、積極的にグローバル化を進めているような企業もあります。

トヨタやユニクロ、三菱商事など、海外に支社を持っているような企業の場合、社内公用語が英語だったり、海外への転勤がある場合も少なくありません。

こういった企業では、一部のサービス・商品や社内制度などを、国を問わずに共有していることがあります。

そのため、日本企業では考えられないルールがあったり、勤務時間の自由度が高かったりと、海外の企業で働いているような環境に身を置くことができる可能性が高いです。

英語など語学を使った仕事

最近では日本がグローバル化に積極的なこともあり、海外から多くの観光客が日本に訪れているので、ホテルなどの観光産業に従事することで、日本にいながら語学力を生かして働ける可能性もあります。

語学力を生かせる仕事であれば、海外で働いたり外国人とコミュニケーションをとる機会も多くなるはずです。

将来的に海外で働きたい・グローバルな仕事がしたいと考えている方は、語学力アップや外国語を使ってのコミュニケーション力を上げる目的で観光産業に従事してみるのも良いでしょう。

２．グローバルな仕事をするメリット・デメリット

グローバルな仕事をするとどのような影響があるのでしょうか。

「海外で働いてみたい」「語学力を生かしたい」という理由だけでなく、グローバルな仕事に就きたいのであれば、メリット・デメリットともに把握して、本当に働いていけそうかを考えてみましょう。

メリット

メリットとしては公用語が英語になっていることで、自然と英語力が身につくということが大きいでしょう。

また、様々な国の人と仕事をする機会が増えるので、日本以外の国の文化や習慣に触れることができます。

経験や知識が増えることで視野が広がり、日本で仕事していた時には思いつかなかったアイデアを思いついたり、新しい価値観を手に入れることができたりすることもメリットでしょう。

さらに、働く国や役職によっても異なりますが、生活水準が日本で働くよりも高くなる可能性もあります。

例えば、土地が安ければジムやプールがついている部屋で暮らせたり、物価が安いため毎月の出費が抑えられたりすることも大きなメリットと言えます。

デメリット

海外で働く場合、英語がうまく使えないと、仕事相手との意思疎通が取れず仕事に苦労することは言うまでもありません。

基本的な生活面で困ったり、文化にうまく順応できないと場合は、仕事自体が嫌になってしまう可能性もあります。

海外出張が多くなると、体力的にきついというデメリットも考えられるでしょう。

メリットとして生活水中の上昇の話をしましたが、反対に生活水準が下がる可能性もあります。

先進国へ就職した場合に起こりやすく、スキルや経験が高くないと待遇がいい仕事に就きにくい傾向があるからです。

３．グローバルな仕事に就くためにやっておきたいこと

グローバルな仕事をするうえでのメリットやデメリットから、英語力が必要になったり海外の生活に慣れることが重要だといことが分かったでしょう。

デメリットを最小限に抑えるためにも、グローバルな仕事をする上で事前にやっておきたいことについて解説していきます。

グローバルな仕事をしたいのであれば、上記3点には注意しましょう。

何をしたいのかハッキリさせておく

ただ単に「グローバルな仕事がしたい」と考えていても、具体的に何をしたいのかが決まらないと職種を決めるのが大変です。

グローバルな仕事といってもたくさんの種類があるので、どんな仕事がしたいのかを考えておきましょう。

また、その仕事を通して「何がしたい」「どうなりたいのか」などを考えておくことで、目標を見失わずに働くことができます。

語学の勉強をする

グローバルな仕事をするのですから、必然的に語学力が求められます。

「海外の人と取引をする仕事に就きたいけれど、語学力には自信がありません」となれば、企業にとっていい人材とはいえません。

日常会話すらままならない場合、仕事のコミュニケーションに支障が出ることは明白なので、語学の勉強は必須でしょう。

また、基本的に公用語は英語ですが、中国語・スペイン語なども使用率の高い言語なので、おすすめです。

歯のお手入れをしていく

日本では歯並びが多少悪くても、そこまで問題視されませんよね。

しかし、欧米諸国では歯並びや歯の綺麗さは重視されており、手入れがされていないとマイナスな印象を与えてしまいます。

日本の文化を理解してくれる外国人ならいいですが、そうではないケースも多いことでしょう。

仕事で成功を収めるためにも、海外の人と信頼関係を築くためにも、歯のお手入れをしておくことをおすすめします。

４．グローバルな仕事の例

ここからは具体的にどんな仕事が「グローバルな仕事」に分類されるのか、例を挙げて紹介していきます。

様々な業種があるので、参考にしてみましょう。

外資系企業の社員

外国資本の割合が高い企業のことを、一般的に外資系と呼びます。

外資系企業は、本社が海外にあったり主要役員が外国人であることが多いので、外国人の存在を身近に感じられるでしょう。

また、社風も本社のある国の文化に影響を受けるため、海外の企業のように自分の能力や実績を積極的にアピールするような風潮を持つ会社もあります。

実力を重視する傾向にあるため、新卒での採用枠が少なく、中途で雇用する場合も多いため、能力が高ければチャンスを手に入れられるでしょう。

通訳・翻訳家

語学を使った仕事になるので、海外で働いたり文化を感じられる仕事でしょう。

通訳は、ビジネスや会議の場で、その人が発している言葉のニュアンスを正しく伝えることが求められます。

単に英語を訳せるだけでなく、対象者と出席者のプロフィールなども研究し、効果的な表現が必要になってくるでしょう。

翻訳家は様々な国の文章を日本語に訳すことが仕事で、小説やビジネス書、映画の字幕をつけるなど様々な場面で活躍します。

これらの仕事に就くための公的な資格はありませんが、実力主義の世界になるので、ネイティブに近い語学力が必要になるでしょう。

語学教師

海外での学校教師や国内外での日本語教師も、外国人と関わる機会が多いため国際的な仕事に該当します。

教える科目は様々ですが、海外で日本語や英語を教えたり、海外の大学で教授で働く日本人もいます。

生徒だけでなくその保護者とコミュニケーションを取らなくてはならないこともあり、英語などの語学力が必要になるでしょう。

語学教師になるためには必須となる資格はありませんが、専門的な知識と技術が必要だと考えられることから、検定試験の合格や養成講座の受講を必須項目として設定していることもあります。

パイロット・キャビンアテンダント

航空会社の仕事も外国人と接する機会が多く、語学力は必要なスキルになります。

機内のアナウンスなどでも外国語を話すことになるので、TOEICの点数も採用時に見られることでしょう。

また、外国人を誘導したり会話する場面もあることから、コミュニケーション能力も必要になります。

パイロットになるためには、JALやANAなどが募集している自社養成パイロットに応募するか、航空大学校に進学して資格を取得するか、大学や専門のパイロット養成コースを卒業して国家資格を取得し、採用されるかのいずれかの方法を取らなくてはなりません。

そのほかには、自衛隊に入隊してパイロットの資格を取得するといった方法もありますが、どちらにせよ狭き門であることは把握しておきましょう。

一方、キャビンアテンダントになるためには、大学や専門学校を卒業したのち、航空会社に就職し、社内研修を経てフライトという流れです。

医師・看護師

語学力があれば、医師や看護師として海外で働くことも可能です。

外国人の夫や妻を持ち、相手の母国に移住する場合、日本と同じく医師や看護師の仕事を続ける人も多いようです。

しかし、従業員や患者と意思疎通を図るために、仕事をする国の言葉を覚えなくてはなりません。

医師や看護師になるには法律で定められた内容の教育を受け、国家資格の合格が必要条件です。

海外営業

海外のクライアントに対して営業する仕事も、語学力と海外の人に対するコミュニケーション能力が求められます。

日本の企業にいても、クライアントが外国人というケースは少なくありません。

また、海外にも支社があればそこで働くことになる可能性もあり、そうなった場合、英語以外の現地の言葉が必要になることでしょう。

国際展開していなくても、取り扱っている商品やサービスが国際的なものの場合、海外出張や外国人との交流が発生することもあります。

海外営業職に就くためには、高校や大学、専門学校卒業後、海外向けの部署があるような企業に採用されれば働くことができます。

青年海外協力隊などボランティア

海外でのボランティア活動も、国際的な仕事に分類されます。

例えば青年海外協力隊員であれば、アジアやアフリカの発展途上国に行って開発事業に協力するのがボランティア内容です。

青年海外協力隊は20～39歳が対象になるので、その後はNGOや国際機関での国際協力活動に参加する人も多いようです。

高校や大学、専門学校を卒業したのち、JICAによる選考を通過したのち研修と訓練を受けて、青年海外協力隊員となります。

国際公務員

国際公務員は、国連機関で働く仕事で、世界の平和のために事業の運営や発展途上国のサポートなどを行います。

国際公務員として働くためには、英語かフランス語で仕事ができることが必須条件となっています。

一般的には職員の退職や転任などによって欠員が生じた場合に、ウェブサイトに「空席公告」が提示されるのでここから応募します。

さらに、日本の外務省が実施している「JPO派遣制度」や、国連事務局が行う「YPP」などを活用して国際公務員になることも可能です。

語学力はもちろんのこと、様々な国の人と触れ合う機会が多いため、コミュニケーション能力や適応能力なども必要になるでしょう。

外交官

外交官は、大使館や総領事館で、外交事務や情報収集などを行うのが業務です。

日本と外国の関係を円滑にするための政策決定なども行います。

外交官になるには、国家公務員採用総合職試験に合格し外務省に配属されるか、外務省専門職員採用試験に合格しなくてはなりません。

公務員試験の中でもトップクラスの難易度になるので、語学力のほかにも様々な能力が必要とされます。

５．国際的な仕事をするときの注意点

国際的な仕事をすることになれば、日本を離れる機会も増えてしまいます。

今まで暮らし慣れている環境を離れて、海外で暮らすのには体力や適応力が必要になる上に、危険が伴う場合もあります。

ここからは、グローバルな仕事をする上での注意点を紹介します。

海外での暮らしは危険な可能性もある

海外での暮らしは、日本と比べて危険な可能性もあります。

語学力だけでなく、危機管理能力やその国の法律やマナーなどの知識も必要になるでしょう。

事前の情報収集や、何かトラブルに巻き込まれたときの対処法など、犯罪被害にあった時もしっかりと考えておきましょう。

海外生活は新鮮で楽しいことが多いように感じるかもしれませんが、日本と同じ感覚で生活をしていると危険な目に遭うこともあるので注意しましょう。

女性にとってはハードな一面も

国際的な仕事は、適応力や体力も必要になることから、女性にとってはよりハードに感じられる仕事だといえます。

また、結婚・出産などにより状況が変わる場合、仕事をどうするのかも重要な選択になってくるでしょう。

ただ、女性だからこそ出来ることも世の中にはたくさん存在しています。

女性特有の目線で物事を見つめ、解決に導く力は、仕事をするうえで必要な能力になってくるでしょう。

６．グローバルな仕事に就きたいなら転職エージェントを頼ろう

グローバルな仕事に就きたいと考えているのであれば、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントは、あなたの希望や特性に合った仕事を紹介してくれるだけでなく、面接対策や書類添削などもサポートしてくれます。

1人では転職が不安だと感じているのであれば、転職エージェントを使ってみてはいかがでしょうか。

ここからは、グローバルな仕事を探すのに向いている転職エージェントを2社、紹介していきます。

【転職エージェント】	【特徴】
「JACリクルートメント」	外資系企業の転職に強い
「ビズリーチ」	ハイキャリア向けの求人が豊富

外資系企業を目指すなら「JACリクルートメント」

（引用：「JACリクルートメント」）

「JACリクルートメント」は、外資系企業への転職に強く、30代後半以降をターゲットとした転職エージェントです。

本社がイギリスにある企業なので、世界中の企業へのパイプを持っていることが強みです。

グローバルな仕事の中でも、外資系の企業に入って働きたい方は「JACリクルートメント」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

ハイクラス向けや役員向けの求人も多いので、キャリアに自信がある方にもおすすめです。

運営会社	株式会社ジェイエイシーリクルートメント
公開求人数	約8,600件（2022年4月時点）
非公開求人数	非公開
対応地域	全国+海外
料金	無料
公式サイト	http://www.jac-recruitment.jp/
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認！JACリクルートメントの気になる評判と全注意点」

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ハイキャリア向けの求人が豊富「ビズリーチ」

（引用：「ビズリーチ」）

「ビズリーチ」はハイキャリアの方向けの、ヘッドハンティング型の転職エージェントです。

登録しておくと、ヘッドハンターからのスカウトが届くので、じっくり求人を見る余裕のない方におすすめです。

「年収1,000万円以上の方に指示される転職サービス」でナンバーワンを獲得しており、優秀な人材から圧倒的な支持を得ています。

ただ、すべての機能が無料で使えるわけではないので注意してください。

運営会社	株式会社ビズリーチ
公開求人数	約72,400件（2022年4月時点）
非公開求人数	非公開
対応地域	全国+海外
料金	登録無料（一部有料3,278円〜5,478円）
公式サイト	https://www.bizreach.jp/
詳しい解説は以下を確認してください。 「ビズリーチって実際どう？気になる評判と注意点を解説」

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７．【Q&A】グローバルな仕事についてよくある質問

グローバルな仕事というのは、実際どのような実態を持っているのでしょうか。

働く前にどのような仕事なのかを把握できていると安心ですよね。

グローバルな仕事についてのよくある質問をまとめてみたので、理解を深めていきましょう。