『CAREER PICKS』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。
新製品・新技術を生み出す「研究開発職」の平均年収は約520万円です。
本記事では、研究開発職の平均年収・手取り額・推定生涯年収などについて詳しく紹介します。
記事後半では年収をアップさせる方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.研究開発職の平均年収
研究開発をしている人の平均年収は約520万円です。
本章では、研究解発職の平均年収・月収・手取り額・推定生涯年収などを紹介します。
※研究開発職の平均年収については、2021年5月26日時点の「求人ボックス」を参考にしています。
求人情報から算出した数値のため、実際の年収とは異なる可能性があります。
研究開発職の平均年収は約520万円
研究開発職の平均年収は約520万円です。
国税庁の「令和元年分民間給与実態統計調査」によると日本の平均年収は約436万円であるため、研究開発職の年収は平均より高いと言えます。
研究開発職の月収は約43万円
研究開発職の平均月収は約43万円です。
【計算式】
年収約520万円÷12ヶ月=約43万円
研究開発職の月の手取りは約29万円
手取りのおおまかな金額は、額面に0.75~0.85を掛ければ求めることができると言われています。
ここでは、ボーナスを2ヶ月分と仮定し、0.8を掛けて研究開発職の月の手取り額を計算しました。
【計算式】
434万円(ボーナスを除いた年収)×0.8÷12ヶ月=約29万円
研究開発職の手取り額は約29万円です。
なお控除額は地域や扶養家族の有無によって異なるので、上記はおおよその目安として参考にしてください。
研究開発職の推定生涯年収は約2億2,360万円
新卒の22歳から65歳までの43年間研究開発職として働いたと仮定し、推定生涯年収を計算してみましょう。
【計算式】
年収約520万円×43年=約2億2,360万円
研究開発職の生涯年収は、2億2,360万円程度と推測できます。
なお労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2020 ―労働統計加工指標集―」によると、学歴別の平均生涯賃金(退職金を含めない)は下記のとおりです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
中学卒 | 2億円 | 1億5,000万円 |
高校卒 | 2億1,000万円 | 1億5,000万円 |
高専・短大卒 | 2億2,000万円 | 1億8,000万円 |
大学・大学院卒 | 2億7,000万円 | 2億2,000万円 |
(参考:ユースフル労働統計2020 ―労働統計加工指標集―|独立行政法人労働政策研究・研修機構)
研究開発職として働く人は大学・大学院卒が多い傾向にあります。
大学・大学院卒全体の平均年収(男女計)である2億4,500万円と比較すると、研究開発職の推定生涯年収はやや低めと言えるでしょう。
【年代別】研究開発職の平均年収
本章では、研究開発職の初任給と年代別の平均年収を見ていきましょう。
※研究開発職の年代別平均年収は、2021年6月23日時点の転職会議「年収まとめ」のうち、「研究・開発(医薬)」「研究・開発(機械)」「研究・開発(電気・電子)」「研究・開発(半導体)」「研究開発(食品・化粧品)」の項目を参考にしています。
※全体の年代別平均年収はdodaの「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)」(2020年12月7日時点)を参考に作成しています。
求人情報や口コミから算出した数値のため、実際の年収とは異なる可能性があります。
新卒の初任給はどれくらい?
2021年5月26日時点の「求人ボックス」によると、研究開発職の初任給は約22万円です。
また研究開発以外の職種も含めた、全体の学歴別平均初任給は下記のとおりです。
- 修士了…238,900円
- 大学卒…210,200円
- 高専・短大卒…183,900円
- 高校卒…167,400円
研究開発職として働く人は修士了・大学卒の人が多いです。
修士了・大学卒全体と比較すると、研究開発職の初任給は平均程度と言えるでしょう。
20代前半の平均年収は約325~456万円
- 研究開発職の平均年収:約370~456万円
- 20代全体の平均年収:約348万円
先ほども触れたとおり研究開発職は大学院卒の人が多く、大卒より高い初任給を得ている人も多いため、全体の平均より年収が高い傾向にあると考えられます。
30代の平均年収は約468~624万円
- 研究開発職の平均年収:約468~624万円
- 30代全体の平均年収:約444万円
30代になるとチームリーダーや係長に抜擢され、責任が重くなる人も出てくるため、20代の頃と比較して年収が大きく伸びる傾向にあります。
40代以上の平均年収は約753~856万円
- 研究開発職の平均年収:約753~856万円
- 40代全体の平均年収:約510万円
(50代以上全体の平均年収:約613万円)
この年齢層になると「課長」や「部長」など高い役職についている人も多いため、全体的に平均年収は高めです。
【雇用形態別】研究開発職の平均給与
本章では、時給制で働く研究開発職の収入について見ていきましょう。
※本章は2021年5月26日時点の「求人ボックス」を参考に作成しています。
求人情報から算出した数値のため、実際の年収とは異なる可能性があります。
また派遣社員・アルバイトの時給データには、研究開発補助の求人も含まれている可能性があります。
派遣社員の平均時給は約1,500円
派遣社員として働く研究開発職の平均時給は約1,500円。
年収を算出すると、おおむね約317万円です。
【派遣で1日8時間・毎月22日間勤務したと仮定した研究開発職の年収】
時給1,500円×8時間労働×22日×12か月=3,168,000円(約317万円)
なお、派遣労働者全体の平均時給は下記のとおりです。
- 派遣労働者(有期雇用)の平均賃金…12,958円
- 12,958円÷8時間=1,620円
大差はありませんが、研究開発職の時給のほうがやや低い結果となりました。
アルバイトの平均時給は約1,000円
パート・アルバイトの研究開発職の平均時給は約1,000円。
年収を算出すると、おおむね約211万円です。
【パート・アルバイトで1日8時間・毎月22日間勤務したと仮定した研究開発職の年収】
時給1,000円×8時間労働×22日×12か月=2,112,000円(約211万円)
なお2021年5月時点の「マイナビ」の調査によると、同時点の全国の平均時給は1,102円となっています。
パート・アルバイトの場合も全体の平均よりやや低い結果となりました。
【分野別】研究開発職の平均年収
本章では、研究開発職の平均年収を分野別に紹介します。
IT・通信の平均年収は約542万円
2021年6月25日時点の「doda職種図鑑」によると、IT・通信関連の研究開発に携わる人の平均年収は約542万円です。
IT・通信は成長が著しい分野であり、日々新サービス・新技術の開発が行われています。
機械・電気・電子の平均年収は約512万円
2021年6月25日時点の「平均年収ランキング|マイナビエージェント」によると、機械・電気・電子などの研究開発に携わる人の平均年収は約512万円。
理学部や工学部などを卒業した人たちが多く活躍する傾向にあります。
医薬・医療・バイオの平均年収は約478万円
2021年6月25日時点の「平均年収ランキング|マイナビエージェント」によると、医療やバイオ関係で研究開発に携わる人の平均年収は約478万円です。
医療・バイオ業界では、猛威を奮う新型のウイルスや細菌などから人々の暮らしを守るため、新薬の開発が必要不可欠。
製薬会社や医療メーカーでは、多くの研究開発者が安全かつ効果的な医薬品開発に勤しんでいます。
素材・化学・食品の平均年収は約456万円
2021年6月25日時点の「doda職種図鑑」によると、素材・化学・食品の研究開発している人の平均年収は約456万円。
原料や素材はまさに「産業の基盤」であるため、研究できる幅は広いです。
また化学や食品は消費者の生活にも密接に関わる分野です。
2.研究開発職の年収を高める方法
本章では、研究開発職の年収を高める方法を紹介します。
論文読解のための英語力を身につける
研究開発をするためには新しい知識の吸収がかかせません。
そのためには、論文を読んで常に最新の知識を吸収する必要があります。
国外の論文をスムーズに読むためには、高い英語力が必要不可欠です。
なお、学術論文にはTOEICに出てこない専門用語も多いため、日ごろから英語の論文を意識的に読み、知識とともに英語力を鍛えておくと効果的です。
英語力と論文から得た知識が仕事の成果につながれば、結果的に給料アップとなる可能性があります。
プレゼンテーション能力を高める
素晴らしい発見をしたとしても、周囲に正しく伝わらなければ仕事の評価にはつながりません。
周囲に自分の研究・開発を評価してもらうためには、プレゼン力をつけることが大切です。
プレゼン力を上げるためには、以下のようなことを意識しましょう。
- 聞き手が理解しやすい資料を作成する
- 資料作成のときも話をするときも「構成」を意識する
- 説明の仕方だけでなく、声のトーン・表情・動作なども意識する
- 上司など、上手な人の真似をしてみる
また、下記のような書籍を読むのも効果的です。
[itemlink post_id=”271462″]給与条件の良い企業に転職する
「今の職場で働き続けても年収アップの見込みがない」という場合は、年収が高い会社に職場するのも手です。
ただ、自分の条件に合った求人を探すのは大変ですし、転職に成功しても「ブラック企業だった」「求人票の条件とは異なっていた」という悪い結果になってしまうリスクもあります。
このようなリスクを回避するためには、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、スキルや経験に合う求人を紹介してもらえるほか、求人票では分からない内部情報を詳しく教えてもらえます。
履歴書・職務経歴書の添削や面接対策もしてくれるので、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
仕事をしながら効率的に転職活動をしたい場合は、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。
3.年収アップを狙うなら『doda』を利用しよう
(引用:doda)
「今の会社じゃ年収アップを見込めない…」と、転職を考えていませんか?
もし転職活動をこれから始めるならば、ぜひ「doda」を活用してみてください。
dodaは、人材サービスの中でもトップクラスの求人数を保有する転職エージェントです。
たくさんの求人を比較検討できるため、多くの転職者がdodaで転職活動を始めています。
dodaでしか確認できない独占求人も多いので、求人だけでも確認してみることをおすすめします。
dodaなら自分の「推定年収」を測定できる
「doda」をおすすめする理由の一つでもありますが、dodaには186万人の年収データを元に、自身の推定年収を測定できる機能があります。
(参考:doda)
約20の質問に答えていくだけで、「◯◯万円」という形で自分が本来貰うべき年収を打ち出してくれるので、試してみると面白いはずです。
転職活動を始めるならば、まずはdodaで年収診断で市場価値を把握して、それから求人を探してみるのがおすすめです。
自分の現状を客観的に確認した上で、今より年収の高い求人を探し、ぜひ理想の転職先を見つけてください。
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
転職エージェント「doda」とは
「doda」は、人材業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
自分1人で求人を探したり、必要あればアドバイザーにサポートしてもらい、書類作成や求人探しを手伝ってもらうことも可能です。
(引用:doda)
なお、キャリアアドバイザーの相談は一切お金がかかりません。
対面・電話のどちらでも気軽に相談できますし、今の仕事に少しでも不安を感じているならば、今後のキャリアを真剣に考えるきっかけになるはずです。
転職活動を考えている人はもちろん、まだ転職に現実味がない人も、ぜひdodaを活用してみてください。
\スマホで簡単!3分以内で無料登録!/
まとめ
本記事では、研究開発職の年収について解説しました。
- 平均年収は約520万円
- 平均月収は約43万円
- 月の手取り額は約29万円
- 推定生涯年収は約2億2,360万円
- 初任給は約22万円ほどであり、おおむね平均的
年収を上げるためには下記のような方法が有効です。
- 論文読解のための英語力を身につける
- プレゼンテーション能力を高める
- 条件の良い会社に転職をする
転職活動をする場合は、転職エージェントの力を借りると心強いでしょう。
この記事が研究開発職の年収に興味がある方の参考になれば幸いです。