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日本通運(日本通運)の平均年収は、586万円(平均年齢43.5歳)です。
日本通運は世界最大級の総合物流会社で、トラック・鉄道・船・飛行機など陸海空全ての輸送手段を持っています。
さまざまな職種を募集しているため、仕事を見つけやすい会社ですが、口コミでは「給料が安い」という声が多いようです。
この記事では口コミが本当なのかも検証しつつ、日本通運の年収について様々な角度から見ていきます。
運送業界全体の年収との比較も紹介するので、日本通運の立ち位置を確認してみてください。
1.日本通運(日通)の平均年収
日本通運の有価証券報告書によると、2020年3月期の平均年収は、586万円(平均年齢43.5歳)です。
厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査(P17)」によると、運輸・郵便業界の平均年収は445万円なので、それより約100万円高いです。
この章では、この日本通運の平均年収について解説します。
年収の推移
2020年の平均年収は586万円で、過去6年間で唯一600万円を下回りました。
(参考:日本通運|有価証券報告書)
2020年4月から始まった正社員と非正規社員の賃金体系を同一に切り替える「同一労働同一賃金」の対応のため、人件費が増えたことが利益減少の要因のひとつになっていると考えられます。
【補足】日本通運が始めた「同一労働同一賃金」とは?
「日本経済新聞」によると、日本通運は2020年4月から適用される「同一労働同一賃金」を先行して導入すると発表しました。
「同一労働同一賃金」とは、「正社員と非正規社員の賃金体系を同一に切り替える」働き方改革関連法です。
対象になるのは、営業職や事務職、人手不足が問題になっているフォークリフト運転手です。
「非正規社員として働きたいけれど、正社員と給料に差があるのは嫌だ」という人にとっては嬉しい働き方ですね。
ちなみに、日本通運の従業員数の割合は以下のように推移しています。
こうして見ると、日本通運はバイトや派遣などの臨時職員の人数も多いことがわかります。
賞与(ボーナス)は年2回
日本通運では、ボーナスは年2回、6月と12月に支給されます。(参考:募集要項|日本通運株式会社)
ボーナスは少ないという声が多く、基本給の3ヶ月分くらいが平均のようです。
口コミによると、ボーナスの状況は以下のとおりです。
- 係長以下のボーナスは70万以下
- ボーナスは都道府県ごとに決められており、成果では変動しない
- ボーナスは全組合員が全員一律。管理職は査定によって決まる
(参考・引用:転職会議)
「市場価値」とは、あなたの経験やスキルが、企業からどれくらい必要とされているかという評価のことを言います。
実は、約7割のビズリーチ会員が市場価値を確かめるために利用しています。
「ビズリーチ」は、企業やヘッドハンターからのスカウトで転職ができる仕組みです。
思いもよらない大手企業や年収が大幅にアップできる企業からのスカウトが直接来ることがあるので、早めの登録が転職を成功させるための鍵になるでしょう。
すでに、あなたの経験やスキルを求めている企業がいるかもしれないので、まずはスカウトを受け取れる状況を作っておくことが重要です。
職歴を入力して待つだけで転職できる受け身型の転職サイトなので、自分の市場価値を確かめるためにも、隙間時間を利用して登録を行っておきましょう。
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2.日本通運のドライバーの年収は?
日本通運の正社員ドライバー(貴重品運搬スタッフ)の場合、月給19〜20万円程度で、年収は380〜430万円程度が平均です。
厚生労働省の2018年度「賃金構造基本統計調査」によるとトラック運転手の平均年収は約427万円なので、だいたい同じくらいの年収と言えます。
時間外手当は1分単位で支給されるようです。
契約社員の場合は月給15〜17万円なので、正社員よりも年収は低いですが、正社員登用制度もあるので正社員に昇格すれば年収アップは可能です。
また、大型や中型免許を持っていると優遇され、給料アップする可能性があります。
3.日本通運の年齢別年収・初任給
同じ日本通運社員と言っても、年齢によって金額は大きく変わってきます。
ここでは、年齢別の年収と、新卒入社した場合の初任給を紹介します。
年齢別年収
日本最大級の口コミサイト「転職会議」によると、日本通運社員の年代別年収は以下の通りです。
この金額は契約社員も含む年収のため、正社員のみの金額はもっと大きくなります。
年代(役職目安) | 平均年収 | 年収(最低〜最高) |
20代 | 300万円 | 260〜400万円 |
30代(主任) | 420万円 | 350〜500万円 |
40代(係長、課長) | 550万円 | 450〜700万円 |
50代(部長) | 740万円 | 565〜840万円 |
(引用:転職会議※回答者のみの平均年収なので、実際の年収とは異なります)
(参考:国税庁|業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額)
日本通運は年功序列を採用しているため、年齢が上がれば自動的に年収が上がっていきます。
グラフで運輸・郵便業界平均と比較すると、20〜30代までは平均を下回っていますが、40代以降は平均を約100〜250万円上回っています。
口コミによると30代主任クラスで年収400万円ほどで、残業代をプラスすると500万円程度になるようです。
さらに詳しく年齢別の年収を知りたい方は「転職会議」に登録してみてください。
会員登録すれば、さらに詳しい口コミをチェックすることができます。(詳しく知りたい方は「転職会議の解説記事」をご覧ください)
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学歴別の基本給・初任給
新卒採用サービス「リクナビ2021」の情報によると、日本通運の総合職の学歴別の基本給は以下の通りです。
(※勤務地によって地域給が異なります)
学歴 | 基本給 |
---|---|
院卒 | 16万7,100円 |
大卒 | 16万4,300円 |
短大卒 | 16万1,500円 |
なお、公式サイトによると総合職の学歴別の初任給(2019年度、東京23区実績)は以下のようになっています。
学歴 | 初任給 |
---|---|
院卒 | 22万8,200円 |
大卒 | 22万5,400円 |
「産労総合研究所の調査」によると、2019年度の初任給の平均水準は大卒で約21万円なので、日本通運の大卒の初任給は、高いと言えるでしょう。
4.グループ会社・日通商事の年収
口コミサイト「転職会議」によると、グループ会社の日通商事の年収は約486万円(34.3歳)です。
また、次のように初任給も大卒の平均水準である21万円を上回っています。
「採用情報」によると、総合職(2019年4月/東京勤務)の学歴別初任給は以下の通りです。
学歴 | 初任給 |
---|---|
院卒 | 22万0,700円 |
大卒 | 21万7,700円 |
日通商事は日本通運グループの商社として、連結売上高の2割を占める業績をあげているため、今後も成長が期待できそうな会社です。
「安定成長」×「大手企業の中核グループ会社」という事実は、長期的に考えれば、給与アップを期待できるでしょう。
5.運送業界平均年収ランキング8社中7位!
運送業界8社の年収を比較したところ、日本通運は7位でした。
平均年収 |
売上高
|
ジャンル | |
1位:ヤマトHD(ヤマト運輸) | 971万円 | 1兆6,301 | 宅配便 |
2位:日本郵船 | 935万円 | 1兆6,684 | 総合物流(国際) |
3位:日本郵便(日本郵政) | 799万円 | 2兆1,253億円(※郵便・物流事業のみ) | 宅配便 |
4位:セイノーHD(西濃運輸) | 715万円 | 6,271億円 | 路線トラック |
5位:近鉄エクスプレス | 704万円 | 5,445億円 | 総合物流(国際) |
6位:SGHD(佐川急便) | 667万円 | 1兆1,753億円 | 宅配便 |
7位:日本通運 | 586万円 | 2兆804億円 | 総合物流 |
8位:福山通運 | 506万円 | 293億円 | 路線トラック |
(参考:各企業2019年度有価証券報告書)
売上高では日本郵便(郵便・物流事業)に迫る2兆円超えですが、年収では下から2番目という結果です。
年収1位のヤマトHD(ヤマト運輸)との年収差は385万円で、1.5倍以上引き離されています。
売上高の規模に対して、日本通運の年収は高いとは言い難いです。
6.日本通運(日通)の転職事情
日本通運への転職をスムーズに進めたい人は、転職事情をチェックしておきたいですよね。
そこでこの章では、日本通運の採用情報を詳しく解説します。
求める人材
日本通運が求める人材の特徴は、次の3つです。
- 他者との人間関係を良好に保ちながら、自らの考えを主張し、実行できる自律型人材
- 新しい発想を柔軟に取り入れ、挑戦を続け自らを成長させる向上心を持っている
- 集団で物事を進めていく際に、適切なリーダーシップがとれる
(参考・引用:リクナビ2021)
上記3つをメインに、人物重視で選考が行われます。
中途採用の募集職種
経験者採用ページでは、幅広い職種を募集しています。
- 国際航空・海運貨物輸送に関する営業・倉庫内オペレーション
- グローバル顧客拡販のためのマーケティング・財務管理・営業活動
- 海外進出企業支援業務
- 産業別物流営業
- 社内アプリケーションSE
- 重量品輸送・重機建設部門のエンジニアリング など
参考:「募集職種」
それぞれ経験者採用のため、経験・スキル・語学力などを求められますので、未経験者からの転職は難しいです。
新卒・総合職の募集職種
日本通運では、新卒で総合職を募集しています。
総合職は、次の職種を担う仕事です。
2020年7月現在は、以下のような職種を募集しています。
- 営業
- 営業企画・開発
- オペレーション
- 情報システム
- コーポレート
参考:「新卒採用サイト」
待遇・福利厚生
日本通運の待遇・福利厚生は、他の大手企業並みに充実しています。
休暇制度 |
|
---|---|
各種制度 |
|
その他 |
|
物流に関連する研修が充実していることは、日本通運の特徴だと言えるでしょう。
よくあるQ&A
日本通運の転職事情についてもっと深く知りたい人に向けて、よくあるQ&Aを紹介します。
本格的に転職を検討している人などは、参考にしてください。
Q1.激務って噂は本当?
A.「日本通運=激務」という噂もありますが、一定の残業時間以上をできないようになっています。
また、「長時間労働の撲滅に向けた組織改善」として、「労働時間の管理」「長時間労働撲滅」「サテライトオフィスの活用」を掲げ、実行している会社です。
Q2.退職金はいくら?
A.口コミサイトによると、退職金はそれほど多くもらえないようです。
とはいえ、同一労働同一賃金だけではなく、退職金制度の適用拡大も社員制度改革の内容として発表しています。
(参考:カーゴニュース)
Q3.転勤はあるのか
A.日本通運は、国内外で事業を展開しているため、業務内容によっては転勤の可能性があります。
海外業務研修員として外国でも働けるため、「グローバルで活躍したい」という人にも向いている会社です。
7.日本通運(日通)に転職するなら「doda」の利用がおすすめ!
転職を希望する際には業界の知識や仕事内容を具体的に知る必要があります。
「そんなこと言っても、情報を集める時間がない…」
そんなときは、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
(引用:日本通運)
転職エージェントを利用すれば、求人の紹介や面接対策、条件交渉の代行など、幅広いサービスを受けることができます。
日本通運(日通)の転職には「doda」をおすすめします。
「doda」では、企業の「平均年収」や「社員のリアルな口コミ」も掲載しているので、ぜひ参考してくださいね。
(参考:企業情報・会社概要検索|doda)
自分の現状を客観的に確認した上で、今より年収の高い求人を探し、ぜひ理想の転職先を見つけてください。
2020年12月18日時点で、日本通運(日通)関連の求人を75件掲載しているので、掲載が終了する前に登録しておきましょう。
(参考:日通の転職・求人検索結果|doda)
転職を少しでも考えているのであれば、まず「doda」に登録してみることをおすすめします!
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まとめ
日本通運の平均年収は「586万円(43.5歳)」です。
この記事で紹介した情報をまとめたので、確認してみてください。
- 給与が低いという口コミが多い
- 運輸・郵便業界の平均年収は445万円なので、それと比べると約100万円高い
- 2015〜2019年まで600万円以上だったが、2020年は586万円で600万円以下に下がった
- 正社員と非正規社員の賃金を同じにする「同一労働同一賃金」を先行して導入
- 賞与(ボーナス)は年2回、平均3ヶ月分
- 都市部と地方で給料格差がある(最大4万円)
- 日本通運の年収偏差値は42.3で標準より低い
- 正社員年収は380〜430万円程度が平均、契約社員の場合は月給15〜17万円程度
- 年功序列なので年齢と共に年収が上がる
- 大手運送会社9社と比べると年収は8位
日本通運は給与はあまり高くありませんが、総合物流会社なので国内外・陸海空様々な仕事をするチャンスがあります。
また、586万円というのはあくまで平均年収なので、業績や頑張りによってはもっと稼ぐことも可能です。
日本通運に就職・転職したいという方は、有利に進めるために「doda」を活用することもおすすめです。