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「自負(じふ)」とは「 自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思う」気持ちを意味する言葉です。
本記事では「自負」の正しい意味と使い方、類語を紹介しています。
漢字の「負」が使われていますが、決して悪い意味の言葉ではありません。
「自負」の使い方を知ることで、実力に沿った自信や誇りに基づく自己PRが今以上にできるようになるでしょう。
1.「自負(じふ)」の意味とは?
意味は、自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思うこと
自負
読み方:じふ
意味:
自負とは、自分の能力や功績を人に誇れるくらいには立派であると信じることである。
言い換えると、「自分はこのくらい凄いと自分で言ってしまえるだけの自信がある」ということである。
主に「自負する」「自負がある」「自負心」といった言い方で用いられる。
(引用:weblio辞書)
「自負(じふ)」の意味とは「 自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思うこと」です。
自身が身に付けている経験測による「勘」やスキル、才能や環境など「自身の裏打ちされた誇り」を強調したい時に使います。
「自負」は悪い意味ではない
「自負」には、マイナスの印象がある「負」が使われているので「悪い意味の言葉?」と捉えがちですがそんなことはありません。
「自分の才能や仕事に自信を持つ」と、むしろ「正」の意味合いが強い言葉です。
その「自負」を漢字に分けて更に意味をみてみましょう。
- 「自」:自ら、自分
- 「負」:(唯一無二のものを)背負う、また「頼る、頼む」も含まれる。
この2つの漢字の意味を繋げる「 自分の唯一無二のものを背負う」となります。
多くの場合「自分の唯一無二のもの」は先の「自身の裏打ちされた誇り」とされ、転じて「自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思うこと」の意味に解釈さ今に至るのです。
決して「自負」そのものに悪い意味はありません。
「自負心」とは「誇りに思う心」
「自負」を使った熟語に「自負心(じふしん)」があります。
「自負心」とは、「自分の才能や仕事について自信を持ち、誇りに思う心」という意味です。
例えば次のような使い方があります。
<例文>
スポーツにおいて絶対に自負心が強い子供に育てたい。
「自負」と「自負心」に大きな意味の違いはありませんが、「自信や誇りを持った心」と表現する時には「自負」に「心」をつけて「自負心」を使いましょう。
2.「自負」の使い方と例文
「自負」は「自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思うこと」を意味があることがわかりましたね。
ここからは使い方についてみていきましょう。
自信を表す時、アピールするときに「自負」を使う
「自負」の使い方は 「自負しております」「自負があります」「自負の念を抱いております」などと使います。
「いる」や「ある」「抱く」と一緒に使うことで、「自分の才能や仕事に自信をもっていますよ・ありますよ」「自信を抱いていますよ!」と伝えることができます。
「自負」を使うことで相手に「この点においては誰にも負けない」といった強くてポジティブな印象を与えるでしょう。
「自分の才能や仕事に自信を持っている」とは言わずに「自分で言うのも恐縮ですが…」など、何気なく謙虚にアピールできるのがメリット。
「自負」は便利な使い方ができる言葉です。
- 自負しております
- 自負がある
- 自負する
- 自負を持つ
- 自負の念を抱く など
自信を表す時や、アピールする時に「自負」は使っていきましょう。
「自負」の具体的な例文
<例文>
- サークルやクラブでは部長だったこともあり、私はコミュニケーション・スキルがあることを自負しております。
- 「社内の人材の中では、Webプログラミング・スキルに関して群を抜いているという自負がある」とBさんは言っていた。
- 自分自身「営業のプロである」と自負している。
- 「この商品には他社の追随を許さない高性能」という自負を持っている。
- A主任は「現場管理能力が高いという自負の念を抱いている」と彼自身が言っていたらしい。
このように使うことで「何かに対して自信があること」を端的に伝えることができます。
「自負しております」は営業や就活時の自己PRに最適
「自負しております」の一言だけで、「傲慢」にならずに自信があり誇りを持っていることを相手に伝えることが可能です。
自信があっても「絶対に自信があります!」と主張すると、どうしてもゴリ押しの印象を相手に持たれてしまいます。
それを「自負しております」に変えるだけで柔らかくて強い印象になり、「傲慢」が薄れ、「謙虚」な印象を与えることができるでしょう。
「自負」は営業や就活の自己PRに最適な言葉です。
<例文>
マネージメント・スキルが高いという自負があります。(なので御社の職種に見合った仕事ができます)
このように「○○という自負があります」と使うことで、だから「あなたの会社の○○の役に立てますよ」ということを伝えられます。
営業や就活の際の自己PRに十分使える言葉だということを知っておきましょう。
「自負」の使い過ぎは傲慢に思われる可能性があるので注意
「自負」はポジティブで良い言葉で使えることを説明してきました。
ただし、悪い意味がないからといって「自分の実力は自負してます!」と使い過ぎるのはやめておきましょう。
「自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思うこと」の意味がある「自負」の多用は、 相手によっては「傲慢」と解釈される可能性があります。
人によっては「自信満々で嫌味なやつ」と捉えられることもあるので注意しましょう。
「手落ちがあったと自負する」は誤用表現
「手落ちがあったと自負する」は、よく使われる表現方法ですが、この表現は実は誤用です。
まずは「手落ち」の意味をみてみましょう。
「手落ち」は「手続きや仕事等で不備や欠点がある」というネガティブな意味がある言葉です。
一方の「自負」は「自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思う」というポジティブな意味があります。
つまり「手落ちがあったと自負する」の意味をそのまま別の意味に置き換えると以下になります。
「手続きや仕事等で不備や欠点があることに自信を持ち、誇りに思う」
仕事でミスしていることに自信があるのは、違和感のある言い回しです。
「手落ちがあったと自負する」は誤用表現なので使わないようにしましょう。
3.「自負」の類語表現
ここでは「自負」の類語表現を紹介します。
- 誇り(ほこり)
意味⇒誇ること、名誉に感じること - 自信(じしん)
意味⇒自分で自分の能力や価値などを信じること。 - 自慢(じまん)
意味⇒自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。 - プライド
意味⇒誇り。自尊心。自負心。 - 優越感(ゆうえつかん)
意味⇒自分が他人よりすぐれているという感情。
(引用:weblio辞書)
それぞれの類語の例文は次の通りです。
<「自負」の類義語を使った例文>
- 誇り(ほこり)
例文 ⇒上司でもあるDさんを誇りに思う。 - 自信(じしん)
例文 ⇒ あの時のイベントの盛況ぶりによって自信がついた。 - 自慢(じまん)
例文 ⇒ 確かにEさんのあの画像加工スキルがあれば、どこでも自慢できる。 - プライド
例文 ⇒ プライドを持って仕事をしている。 - 優越感(ゆうえつかん)
例文 ⇒ 他のチームより早く完成したことに優越感を覚える。
いずれの類語も 「誇り」や「自信」について言及していることが特徴です。
まとめ
「自負(じふ)」とは「 自分の才能や仕事に自信を持ち、誇りに思うこと」を意味します。
漢字の「負」が入っているので悪い意味の言葉に解釈しがちですが、実は自己PRに最適な言葉であることを学びました。
自信持って正々堂々と自身の仕事や行動を「自負」できるように、社会人らしく自身のスキルアップに努めましょう。