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「わかりました」は「理解、承知、承諾、納得」などを丁寧に表す言葉です。
「わかりました」という気持ちを伝えたいけど、実際に目上の人にこの言葉を伝えようとすると失礼じゃないかなと思ってしまいますよね。
そこで本記事では「わかりました」の意味や敬語、ビジネスシーンでの使い方、英語表現などについて詳しく解説していきます。
「わかりました」は丁寧語ではありますが、ビジネスシーンにおいては失礼にあたる場合もありますので、この機会にビジネスシーンでの表現をマスターしておきましょう。
1.「わかりました」の意味
「わかりました」は「理解、承知、承諾、納得」などを丁寧に表す言葉です。
「分かる」を丁寧に言った言葉で、物事を理解した時の敬語として使います。
<例文>
- わかりました。早速取り掛かります。
- こちらの手違いであることがわかりましたので、早急に返金致します。
2.「わかりました」の敬語表現は?
「わかりました」の敬語について解説していきます。
そもそもわかりましたって敬語なの?
敬語の中には「謙譲語」「尊敬語」「丁寧語」がありますが、 「わかりました」は「わかる」を丁寧に表した丁寧語です。
尊敬語ではありませんが、敬語です。
謙譲語 | 尊敬語 | 丁寧語 | |
使い方 |
自分の立場を低めて、相手の立場を高める | 相手の立場を高める | 聞き手に対して丁寧に述べる(です、ます) |
主語 |
自分 | 相手 | 自分・相手 |
使う相手 | 目上の人 | 目上の人 | 対等な相手 |
わかる |
|
|
ビジネスシーンにおいては謙譲語や尊敬語を使うことが多いので、 「わかりました」では少し敬意が足りない印象があります。
「わかりました」という気持ちを伝えたい場合は、「承知しました」「かしこまりました」などの謙譲語を使いましょう。
尊敬語の主語は相手なので、取引先や上司など目上の人に対して「わかりましたか?」という疑問を投げかける時に「おわかり頂けましたでしょうか?」などと使います。
また、知っているの丁寧な表現に「ご存知」があります。
似た意味なので、併せて覚えておくと良いでしょう。
「承知しました」の使い方
「承知しました」は、「わかりました」の謙譲語のため、ビジネスシーンで使える敬語です。
「承知しました」は、「わかりました」+「理解しました」というイメージがあります。
具体的な仕事内容を話し合っている時に、 「内容を理解したので引き受けます」というニュアンスで使うと良いでしょう。
また、「承知いたしました」と言ったほうが丁寧と感じる方もいるかもしれませんが、「承知する」という言葉が謙譲語のため、「承知しました」でも問題ありません。
<例文>
- 資料の件、承知しました。
- 承知しました。早速取り掛かります。
「かしこまりました」の使い方
「かしこまりました」も、「わかりました」の謙譲語のため、ビジネスシーンで使える敬語です。
「かしこまりました」は、「わかりました」+「理解しました」+「支持に従います」というイメージがあります。
「わかりました」を意味する敬語の中で、最も丁寧な言葉といえるでしょう。
普段お目にかかることができない社長や他社のお偉い方、お客様に対しては「かしこまりました」を使うのがおすすめです。
ただし、従っているだけという印象を与えてしまうこともあるので、多用するのは控えましょう。
反対に、自分の上司等には「承知しました」でも十分です。
どちらの場合にも失礼にはならないので、あまり意識する必要はありません。
「かしこまりました」の方が丁寧、ということは覚えておくと良いでしょう。
<例文>
- かしこまりました。それでは明日までに提出致します。
- 〇〇様ですね。かしこまりました。今確認致しますので少々お待ち下さい。
「了解しました」はNG
「わかりました」という気持ちを表す言葉に「了解しました」という丁寧語があります。
「了解」という言葉は、同僚や後輩といった立場が対等な人や下の人に使うカジュアルな言葉です。
そのため、ビジネスシーンで目上の人には使わないように気をつけましょう。
目上の方には謙譲語である「承知しました」や「かしこまりました」を使うのが正解です。
<例文>
- (後輩に対して)了解しました。明日までによろしくお願いします。
- (同僚に対して)欠勤の件、了解しました。お大事になさって下さい。
3.ビジネスシーンでは「承知しました」「かしこまりました」を使う
「わかりました」という気持ちをビジネスシーンで表現したい場合は、 謙譲語である「承知しました」や「かしこまりました」を使いましょう。
ここでは具体的な使い方について紹介していきます。
ビジネスメールや会話での使用例
ビジネスにおけるメールや会話の中では「承知しました」や「かしこまりました」を使います。
「かしこまりました」の方が丁寧な言葉なので、相手の立場を考慮して使い分けると良いでしょう。
<メール例文>
いつもお世話になっております。
機材のメンテナンスの件、承知しました。
詳しい日時についてはいつ頃であればご都合がよろしいでしょうか。
当方はどの日程でも調整可能です。
どうぞよろしくお願い致します。
<会話例文>
「山田様はいらっしゃいますか?」
「山田ですね。かしこまりました。少々お待ち下さい」
「承知しました」も「かしこまりました」も同じ意味なので、どちらを使ってもOKです。
しかし、目上の人でも親しい人なら「かしこまりました」は少し硬い表現になってしまいます。
その場合には、「承知しました」を使ったほうが相手の印象もよくなります。
取引先や上司など、よく話す人には「承知しました」を使い、お客様や初対面の取引相手、社長などには「かしこまりました」を使うと良いでしょう。
「わかりましたか?」という質問をしたい時
ビジネスシーンにおいて「わかりましたか?」と質問したい場面はありますよね。
「わかりましたか」という言葉は少し上から目線の質問になってしまうので、 ビジネスシーンにおいて適した表現ではありません。
そのため、相手が理解したかを尋ねる際には以下の言葉を使いましょう。
- お分かり頂けましたでしょうか
- ご理解いただけましたでしょうか
- ご不明な点等がございましたら、お知らせください
- 説明に不備はございませんでしたか
どれも丁寧な言葉なので、相手に不快な印象を与えることはありません。
まとめ
今回は「わかりました」について解説しました。
「わかりました」は「理解、承知、承諾、納得」などを丁寧に表す言葉です。
「わかりました」をビジネスシーンで使う場合は、謙譲語である「承知しました」や「かしこまりました」を使うようにしましょう。
「わかりました」でも相手に不快感を与えることはありませんが、「承知いたしました」や「かしこまりました」の方が相手に与える印象がよくなります。
反対に目上の方でも、冗談を言い合えるような仲であれば「わかりました」でも良いでしょう。
あえて謙譲語ではない丁寧語の「わかりました」を使うことで、相手との距離を縮めることもできる場合もあるので、使い分けができると良いですね。