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「スキーム」は、「枠組みのある計画」を意味する言葉です。
ビジネスシーンから政治・行政に至るまで使用される言葉ですので、社会人として知らないと恥をかく可能性がありますよ。
そこで今回は「スキーム」の意味・英語を説明し、「スキーマ」との違い・使い方を解説していきます。
「プラン」「フレーム」との違いも紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってください。
1.「スキーム」の意味
枠組みのある計画
スキーム
英語:scheme
意味:枠組みのある計画。
「スキーム」は「枠組みのある計画」を意味し、「ビジネススキーム」「ポンジースキーム」などと使用されます。
また、英語の直訳として使う時は、「陰謀・策略」といった否定的な意味合いも含む言葉です。
1-2.「スキーム」と「スキーマ」の違い
「スキーム(sheme)」と似た英語に「スキーマ(shema)」があり、「oracle スキーマ」 「xml スキーマ」などのように使用されます。
「スキーム」と「スキーマ」の違いは以下の通りです。
- 「スキーム」は、完成された計画・案
- 「スキーマ」は、計画の前段階における図式・概要・体系
「スキーマ」は、プログラミング用語として文書ソフト内で使われることが多いです。
2.「スキーム」の使い方と例文
「スキーム」には、各業界毎に決まった使い方をすることがあります。
「~スキーム」「スキームオブ~」などと使用されるので、周辺の英語もセットにして覚えておきましょう。
「スキーマ」の例文を、以下の3つのシーンに分けて説明していきます。
それぞれの例文を紹介し、使い方を解説していきます。
「ビジネス一般」で使用する場合
「スキーム」は「事業スキーム」「スキーム構築」など、ビジネス一般で使用することができます。
他にも、「予算スキーム」「営業スキーム」など、ビジネス部門に関わる言葉と組み合わせて使用されることが多いです。
<例文>
- 来年始動する事業スキームは、現段階で以上のように予定されています。
- 断片的なスキーマは揃ったので、次に具体的なスキーム構築をしよう。
「政治・行政」で使用する場合
「スキーム」は「スキーム・オブ・アレンジメント」「改革スキーム」など、政治・行政で使用されることがあります。
「スキーム・オブ・アレンジメント」は「企業再生を目的とした株式の公開買付」を指し、困難に陥った企業を救済する制度です。
<例文>
- 不良債権に陥った企業に対し、国家はスキームオブアレジメントで救済した。
- 現政権は経済成長を目的に、労働を対象とした改革スキームを断行した。
「金融業界」で使用する場合
「スキーム」は「ポンジースキーム」を代表に、金融業界で使用されます。
「ポンジースキーム」は「利益が生まれているように見せかける計画」を意味し、詐欺の一種として使われる否定的な言葉です。
例えば、「自転車操業」「ネズミ講」などの事業形態も「ポンジースキーム」と言い表すことができます。
<例文>
- 年金問題は、金融危機を通してポンジースキームの状態に陥った。
- 労働者を切り売りするブラック企業は、ポンジースキームの代表である。
3.「スキーム」の類語と例文
「スキーム」は「計画」の意がありますが、 似た意味を持つ英語は他にもあります。
「スキーム」と厳密に意味が異なる類語を紹介するので、文脈に合わせてしっかり使い分けてください。
「スキーム」の類語は、以下の通りです。
それぞれ類語について、例文を紹介してきます。
類語1.プラン(plan)
プラン
英語:plan
意味:計画・予定
「プラン」は「計画・予定」を意味し、ビジネス用語として使用できます。
「プラン」と「スキーム」の違いは、以下の通りです。
- 「プラン」は、「作りこまれていない計画・予定」の意
- 「スキーム」は、「対象がはっきりし、具体的な計画・予定」の意
<例文>
保険のプランは、契約者の都合に合わせて複数準備しております。
類語2.フレーム(frame)
フレーム
英語:frame
意味:枠組み・外形・骨組み。
「フレーム」は「枠組み・外形・骨組み」を意味し、「フレームワーク」の略語として使用される言葉です。
「フレーム」は「具体的な手法・手段を提示しない計画」を指すので、「スキーム」とは使い方が異なります。
<例文>
具体的な方法を考える前に、予算のフレームを整えよう。
4.「スキーマ」を使ったビジネス用語
「スキーム」の類語である「スキーマ」は、 パソコン用語として特殊な使い方をします。
パソコンはビジネスで必ず使う道具ですので、ぜひ「スキーマ」を使ったビジネス用語も覚えましょう。
「スキーマ」を使ったビジネス用語は、以下の通りです。
それぞれのビジネス用語について、意味を解説していきます。
関連語1.「oracle スキーマ」
「oracle」は「オラクル」と読み、「データベースマネジメントシステム」の1つです。
そのため、「oracle スキーマ」は「oracleマネジメントシステムの計画・マニュアル」を指します。
マニュアルに同意しなければシステムを利用することができないため、「oracle スキーマ」を「oracleのユーザー」を指す言葉として使用することがあるのです。
関連語2.「xml スキーマ」
「xml」は「Extensible Mark up Language」を意味し、「パソコンのマークアップ言語」の1つです。
そのため、「xml スキーマ」は「xml言語の論理構造・マニュアル」を指します。
「xml スキーマ」をカスタマイズすることによって、与えられた文書を適切かつ円滑に処理することができるのです。
関連語3.「postgresql スキーマ」
「postgresql」は「ポストグレエスキューエル」と読み、「データベースマネジメントシステム」の1つです。
そのため、「postgresql スキーマ」は「postgresqlマネジメントシステムの計画・マニュアル」を指します。
「oracle」と異なり、「postgresql」はデフォルトで「public スキーマ」が準備され、指定がない場合に自動で対象が保管されるのです。
関連語4.「json スキーマ」
「json」は「JavaScript Object Notation」の略語であり、 「パソコンのマークアップ言語」の1つです。
そのため、「json スキーマ」は「json言語の論理構造・マニュアル」を指します。
一般的に「json」は、データの構造体を表す場合に短く表記できるメリットがある言語です。
5.「スキーム」「スキーマ」の英語表現と例文
和製英語の「スキーム」と異なり、本来の「scheme」には否定的な意味合いも含まれます。
英文を読みとる時に困らないように、しっかりネイティブの使い方も確認しましょう。
「スキーム」「スキーマ」の英語表記は、以下の通りです。
それぞれについて、例文と合わせて解説していきます。
スキームは「scheme」
「スキーム」は英語で「scheme」と表記され、「計画・陰謀・体系」を意味する言葉です。
日本語では「計画・案」と訳されますが、英語で使用する際は「陰謀・策略」など否定的な意味合いでも使用されます。
<例文>
She was at the bottom of the scheme.
(彼女が陰謀の黒幕だった。)
スキーマは「schema」
「スキーマ」は英語で「schema」と表記され、「図式・概要」を意味する言葉です。
計画の前段階における概要・プログラムの論理構造を指す際に使用されます。
<例文>
Please type paste the URL of scheme in the browser.
(スキーマのURLをブラウザに入力するか、ペーストしてください。)
まとめ
「スキーム」は、「枠組みのある計画」を意味する言葉です。
「スキーム」は「プラン」と「フレーム」の両方の意味を合わせもった言葉ですので、フォーマルな場面でよく使用されます。
また、「スキーマ」は「スキーム」の前段階を指し「抽象的な計画」を意味するので、ぜひ使い分けてみてください。