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中規模以上のボイラーを扱うためには「ボイラー技士」という資格が必須です。
また、ボイラーの整備や製造を行うためには「ボイラー整備士」「ボイラー溶接士」の資格も必要。
ボイラーに関連する資格はビルメンテナンスなど幅広い仕事で役立つため「取得したい」という人もいますよね。
本記事では、需要が高いボイラー技士をはじめ、ボイラー整備士・ボイラー溶接士の資格について詳しく解説します。
受験資格から難易度・勉強法まで説明するので、ぜひ資格取得に役立ててください。
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1.ボイラーに関連する資格の種類
ボイラーとは、熱を水に伝えて「温水」や「水蒸気」を作る装置のことです。
ボイラーを使用することで、発電や暖房を送ることが可能となります。
私たちの生活に欠かせないボイラーですが、取り扱いには危険が伴います。
そのため、ボイラーを取り扱い・管理するには国が定めた「国家資格」の取得が必要。
国家資格は、以下の3種類の資格です。
ボイラーの資格を取得することで「国家資格取得者」として認められるため、ボイラーを取り扱えるようになります。
次の章からは、ボイラーの国家資格の特徴を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
小型ボイラーとボイラー(小規模ボイラー)の違いについて詳しく知りたい方は、一般社団法人の日本ボイラ協会「ボイラー(小型ボイラー)の適用区分」をご確認下さい。
2.ボイラーを取り扱うために必須|ボイラー技士
ボイラー技士は、関連資格の中でも最も需要が高く、 学校や工場、ビルなどの様々な場所で「ボイラーの点検」や「安全管理」などを行うために必要な資格です。
ボイラー技士の等級は「特級」「1級」「2級」があり、種類によって取り扱えるボイラーの規模が異なります。
これから取得を考えている人は、まず2級ボイラー技士の合格から目指すと良いでしょう。
ここでは、以下の項目に分けてボイラー技士の資格について解説をしていますので、ぜひ参考にしてください。
受験資格と資格取得までの流れ
まず、ボイラー技士の受験資格から見ていきましょう。
受験資格は以下の通り、等級によって異なります。
等級 | 筆記試験の受験資格 |
2級 |
現場経験や必要資格もなく、誰でも自由に受けられます |
1級 |
|
特級 |
|
(参考:安全衛生技術試験協会|受験資格)
2級には受験資格は無く、1級と特級では細かく定められています。
なお、ボイラー技士の試験科目は、以下の通りです。
- ボイラーの構造に関する知識
- ボイラーの取扱いに関する知識
- 燃料及び燃焼に関する知識
- 関係法令
(出典:安全衛生技術試験協会|受験資格)
各資格は、試験合格後に免許の申請を行い、発行されれば取得完了です。
ただし、2級ボイラー技士のみ免許発行時の注意点があるので、次に確認しておきましょう。
2級ボイラー技士の免許発行には「実務経験」が求められる
2級ボイラー技士の筆記試験の受験資格は、「誰でも受けることができる」ということを、先程ご紹介していました。
ただし、筆記試験に合格しても「実務経験」がなければ、免許の発行が認められていません。
そのためボイラーの実務経験が無い人は、下記いずれかの実績を積む必要があります。
- ボイラー実技講習(20時間)を受講する
- 4ヶ月の実務経験と、ボイラー取扱技能講習(14時間)の受講
(参考:一般社団法人日本ボイラ協会|ボイラー実技講習、ボイラー取扱技能講習)
短期間で実務経験を取得したい人は、①のボイラー実務講習を受講するルートがおすすめです。
一方、ボイラーを取り扱う現場で働いている人は、②の方法で実務経験を得ることができます。
どちらの講習も予約が必要な上、定員が決められているので、計画的に申し込みましょう。
資格取得の難易度と合格率
ボイラー技士の資格の難易度は、比較的低め。
等級別で見る合格率は、以下の通りです。
特級 | 1級 | 2級 | |
合格率 | 30.3% | 52.5% | 50.8% |
(出典:安全衛生技術試験協会|統計|令和元年度)
2級に関しては受験者数が多く、あまり知識ない人も試験を受けているため、等級の高い1級よりも合格率が低くなっていると考えられます。
また、各等級の試験科目は同じですが、レベルが上がるに連れて難易度は上がります。
特に、特級の試験内容は一科目ごとの問題数が10⇒6問と減っているものの、一つ一つに必要とされる専門知識レベルは高いです。
資格取得を目指す場合は、等級に応じて計画的に勉強しましょう。
活躍の場と取得のメリット
ボイラー技士の各資格における活躍の場は、以下の通りです。
資格の種類 | 伝熱面積500㎡以上 | 伝熱面積500㎡未満25㎡以上 | 伝熱面積25㎡未満 | 小規模 |
特級ボイラー技士 | ○ | ○ | ○ | ○ |
1級ボイラー技士 | × | ○ | ○ | ○ |
2級ボイラー技士 | × | × | ○ | ○ |
(参考:一般社団法人 日本ボイラ協会 | ボイラーの取扱い管理と作業主任者)
ボイラー技士の等級が上がれば、扱えるボイラーの伝熱面積も広がります。
そのため大規模な工事に関わる人は、等級の高い資格を取得することで、仕事における活躍の場が広がります。
またボイラー技士を取得することで、以下の様な場所で働くことができます。
- 学校
- 工場
- 病院
- 銭湯
- ビル
ボイラー技士は、上記の場所に設置されているボイラーの点検や安全管理などで資格を活かすことができます。
一定規模以上のボイラーを扱う事業所では、「ボイラー取扱作業主任者」を選任しなければならないと定められているため、資格取得者の需要は高いです。
(参考:ボイラー及び圧力容器安全規則 第二十四条|e-Gov法令検索)
おすすめの勉強法・テキスト
ボイラー技士の資格は、独学でも取得することが可能です。
ボイラーの取り扱い経験者や業界経験がある場合、ある程度の基礎知識を取得しているため、独学でも合格を目指すことができるでしょう。
ボイラー技士の学習におすすめなテキストは、以下の2冊です。
試験の出題範囲は予め公開されているため、過去問を繰り返し解き、試験問題の傾向を掴むことが重要です。
また、学習の効率を上げたい人や独学が難しい人は、通信講座だとポイントを押さえた勉強できるので、通信講座もおすすめです。
〜ボイラー技師の通信講座例〜
以下は、「ユーキャン」で受けられる、ボイラー技師の通信講座例です。
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【補足】簡易ボイラーは資格不要
取り扱い規模の中でも最小の「簡易ボイラー」の取り扱いには、資格が必要ありません。
簡易ボイラーの特徴は、以下の通りです。
簡易ボイラーの種類 | 特徴 |
蒸気ボイラー |
|
温水ボイラー |
|
貫流ボイラー |
|
(参考:一般社団法人日本ボイラ協会|ボイラーの取り扱い業務)
簡易ボイラーの取り扱いなら資格は必要ありませんが、ボイラー技士の資格を取得していないことで、仕事の幅が制限されてしまいます。
そのため、活躍の場を広げたい人やスキルアップを目指したい人は、本記事でご紹介した「ボイラー技士」の資格取得を目指すと良いでしょう。
3.ボイラーの修理・製造に必須|ボイラー溶接士
ボイラー溶接士は、ボイラーの製造や修理の際に必要な資格です。
試験の等級は、「特別ボイラー溶接士」と「普通ボイラー溶接士」の2種類があります。
ここではボイラー溶接士の資格ついて、以下の項目に分けて解説をします。
受験資格と資格取得までの流れ
ボイラー溶接士の受験資格は、以下の通りです。
等級 | 受験資格 |
普通ボイラー溶接士 | 1年以上の溶接作業の経験者(ガス溶接・自動溶接を除く) |
特別ボイラー溶接士 |
普通ボイラー溶接士免許を受けた後、1年以上ボイラー又は第一種圧力容器の溶接作業の経験がある者(ガス溶接、自動溶接を除く) |
(参考:安全衛生技術試験協会|受験資格)
特別ボイラー溶接士を受験するには、普通ボイラー溶接士の免許が必要です。
また、どちらの受験資格にも「溶接作業の実務経験」が義務付けられています。
そのため、初めてボイラー溶接士を受験される方は、まず実務経験の年数を確認し、受験までの流れを計画的に立てる必要があります。
なお、ボイラー溶接士の筆記試験科目は、以下の通りです。
- ボイラーの構造及びボイラー用材料に関する知識
- ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識
- 溶接施行方法の概要に関する知識
- 溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識
- 溶接部の検査方法の概要に関する知識
- 溶接機器の取扱方法に関する知識
- 溶接作業の安全に関する知識
- 関係法令
(出典:安全衛生技術試験協会|受験資格)
【免許の有効期限は2年まで】
資格取得までの流れは、試験に合格し、免許申請後に免許が発行されれば完了です。
ただし、有効期限は2年までと定められているため、期限が切れたら更新手続きを行う必要があります。
特別・普通どちらの場合も、有効期限が過ぎた後2年以内であれば、学科試験を免除し、実技試験のみの受験で、試験をパスすることができます。
資格取得の難易度と合格率
ボイラー溶接士の難易度は比較的低く、合格しやすい資格です。
2019年におけるボイラー溶接士の合格率を確認してみましょう。
特別ボイラー溶接士 | 普通ボイラー溶接士 | |
合格率 | 70.3% | 59.3% |
(出典:安全衛生技術試験協会|統計|令和元年度)
上記をみると、普通ボイラー溶接士よりも、等級が上の特別ボイラー溶接士の方が合格率が高いことが分かります。
これには「普通ボイラー溶接士の受験者数が多いこと」が関係していると推測できます。
普通ボイラー溶接士に関しては受験者数が多く、あまり知識ない人も試験を受けているため、特別ボイラー溶接士よりも合格率が低くなっていると考えられるのです。
そのため「特別ボイラー溶接士の難易度が低い」とは、一概に言い切ることができません。
等級の高い試験の方がより専門的な内容を問われるため、しっかりと試験対策を行う必要があります。
活躍の場と取得のメリット
ボイラー溶接士を取得することで、ボイラーの製造や修理などの溶接作業に携わることができるようになります。
またボイラーの他にも、建設素材や自動車部品、フランジなどの溶接作業も扱えるようになるため、幅広い業界で役立てることができますよ。
なお、資格によって取り扱える規模は異なります。
資格の種類 | 特徴 |
普通ボイラー溶接士 |
管台やフランジ、溶接部の厚さが25ミリ以下の溶接の作業を行うことができる |
特別ボイラー溶接士 | 普通ボイラー溶接士で扱える範囲を含む、ボイラー全般の溶接を行うことができる |
(参考:安全衛生技術試験協会|資格の紹介)
溶接部の厚さ25ミリ以下なら普通ボイラー溶接士、それ以上なら特別ボイラー溶接士の資格が必要です。
ボイラーの溶接作業を行うには、ボイラー溶接士の資格が必要なため、資格を取得することで活躍の場が広がるでしょう。
おすすめの勉強法・テキスト
ボイラー溶接士は、独学でも合格を目指すことができる試験。
ただし、筆記試験の他に「実技試験」もあるので、バランスよく学ぶことが大切です。
実技試験のテキストは、一般社団法人日本ボイラ協会の「図書オンラインショップ」より購入が可能です。
ここでは、試験の出題数が多い「筆記試験」に特化したテキストをご紹介します。
上記2冊では、最新の試験問題の10回分が収録されているため、試験の傾向を掴みたい人におすすめです。
全ての試験科目が網羅されているので、繰り返し問題を解くことで合格に近づくことができるでしょう。
4.ボイラーのメンテナンスに必須|ボイラー整備士
ボイラー整備士は、ボイラーのメンテナンスに必要な資格です。
種類は「ボイラー整備士」の1つのみ。
ここでは、ボイラー整備士について、以下の4つに分けて詳しく解説をしていきます。
受験資格と資格取得までの流れ
ボイラー整備士の受験資格は無く、どなたでも受験することが可能です。
試験科目は、以下の通りです。
- ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識
- ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に使用する器材、 薬品等に関する知識
- 関係法令
- ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識
(出典:安全衛生技術試験協会|受験資格)
さらに、ボイラー技士の免許やボイラー運転科などの修了証を取得している場合は、学科試験の免除対象者として認められます。
そのため、ボイラーの関連資格と並行して取得することで、効率よく合格を目指せる資格です。
資格取得までは「試験合格」⇒「申請書類の提出」⇒「免許発行」という流れで進みます。
資格取得の難易度と合格率
ボイラー整備士の難易度は、比較的低めです。
合格率 | |
ボイラー整備士 | 60.9% |
(出典:安全衛生技術試験協会|統計|令和元年度)
受験者のうち、半分以上の方が試験に合格しています。
専門知識が問われる国家試験ですが、十分に試験対策をすることで、合格することができる資格だと言えるでしょう。
活躍の場と取得のメリット
ボイラー整備士を取得すれば、ボイラーの点検や部品交換、メンテナンスなどの作業が行えるようになります。
活躍の場は、大規模施設や工場、ビルなどのボイラーを設置している様々な施設です。
ボイラーを整備するには資格が必要なため、ボイラー整備士の資格がなければ、点検作業などを行うことはできません。
資格取得によって、ボイラーや第一種圧力容器などの装置を整備できるようになるため、仕事の幅を広げることができます。
<ボイラー技士とボイラー整備士の違い>
ボイラー技士とボイラー整備士は、別系統の資格です。
ボイラー技士を取得したとしても、ボイラー整備士の資格を持たなければ、ボイラーの整備を行うことはできません。
おすすめの勉強法・テキスト
ボイラー整備士は、独学で合格を目指せる資格です。
試験科目は、実技試験は無く学科試験のみのため、市販のテキストで学ぶことが可能です。
下記におすすめのテキストをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
5.おすすめの通信講座3選
通信講座を利用すれば、専門家からのアドバイスが受けられるため、効率よく質の高い学習を行うことができます。
ここでは、2級ボイラー技士の合格を目指す方や、他の資格にも興味がある方におすすめの通信講座を3つご紹介します。
おすすめ資格サイト | 特徴 |
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たのまな |
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ユーキャン |
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STUDYing |
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短期間で2級ボイラー技士に合格したい人は、ぜひ通信講座の利用を検討してみてください。
初心者で分かりやすい解説を求めるなら「たのまな(ヒューマンアカデミー)」
ボイラー技士の初心者や分かりやすい解説を重視する人は、「たのまな(ヒューマンアカデミー)」の利用がおすすめです。
たのまなでは、試験傾向を分析した分かりやすいテキストが用意されているので、初心者でも安心して学習をすすめられます。
また、科目ごとの添削問題を解くことで、自分の弱点の把握に役立てることができます。
標準の学習期間は4ヶ月で、添削回数は4回です。
基礎知識を習得したい初心者の方や、短期間で試験勉強をしたい人に向いている講座です。
運営会社 | ヒューマンアカデミー |
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資格講座数 | 約250個(2020年7月現在) |
受けられる講座 |
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公式サイト | https://www.tanomana.com/ |
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充実した学習のサポートを受けたい人は「ユーキャン」
充実した学習のサポートを受けたい人は、「ユーキャン」がおすすめ。
ユーキャンでは、経験豊富な専門家によるアドバイスや、個人添削指導を受けることができます。
テキストは、図や写真などを用いて分かりやすく解説されているため、初心者の方にもおすすめです。
標準学習期間は6カ月、添削回数は5回です。
先程ご紹介した「たのまな」よりも学習期間の設定が長いため、サポートを受けながらじっくりと学習を受けたい人はぜひ利用してみてください。
運営会社 | 株式会社ユーキャン |
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資格講座数 | 約150個(2020年7月現在) |
受けられる講座 |
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公式サイト | https://www.u-can.co.jp/ |
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財務や法律系、ビジネス向け資格に強い「STUDYing」
「STUDYing」は、税理士や弁理士、司法書士といった財務・法律系の資格から、FPや中小企業診断士のビジネスに強い資格を取り扱う資格サイトです。
動画で講義を受けることができるため、テキストだけでは理解しにくい部分も解説を聞きながら効率よく勉強ができます。
また、動画講義はもちろん、WEBでみられるテキストや問題集は、スマホでもタブレットでも視聴可能です。
そのため、外出時にはスマートフォンやタブレット、自宅ではPCで…と、勉強する場所を選びません。
通勤途中でも勉強ができるため、社会人には特におすすめの通信資格サイトです。
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
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資格講座数 | 約26個(2020年7月現在) |
受けられる講座 |
|
公式サイト | https://studying.jp/ |
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6.ボイラー資格と併せて取得したい!関連資格
最後に、ボイラー資格と併せて取得したい関連資格をご紹介します。
資格を取得することで仕事の幅を広げられるので、ぜひ取得を検討してみてくださいね。
保安管理業務の資格「ボイラー・タービン主任技術者」
ボイラー・タービン主任技術者は、以下における工事や運用、維持などに欠かせない保安管理を行うための資格です。
- 発電用ボイラー
- 蒸気タービン
- ガスタービン
- 燃料電池発電所
(参考:経済産業省|ボイラー・タービン主任技術者)
また保安管理者の配置は、法律で義務付けられています。
そのためボイラー・タービン主任技術者の資格取得者は、工事現場での需要が高いです。
事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、主務省令で定めるところにより、主任技術者免状の交付を受けている者のうちから、主任技術者を選任しなければならない。
(引用:e-Gov|電気事業法|第四十三条)
資格を取得することで、工事現場での具体的な工程管理や品質管理、災害発生の防止などの安全管理を行えるようになります。
現場の管理業務で仕事の幅を広げたい人に有利に働く資格です。
危険物を取り扱える「危険物取扱者資格」
ガソリンや軽量、重油などの発火の危険性が高い危険物を取り扱う場合に必要な資格「危険物取扱者資格」。
ボイラーの給油作業などにも役立てることができる資格です。
危険物取扱者資格には3種類あり、それぞれ取り扱える危険物の範囲が異なります。
資格 | 取り扱い可能な危険物 |
甲種危険物取扱者 | 危険物全般が対象 |
乙種危険物取扱者 | 指定の類の危険物が対象 |
丙種危険物取扱者 | 4類(ガソリンや灯油など)の一部が対象 |
(参考:一般社団法人|消防試験研究センター)
丙種は4類のガソリンや灯油、軽油、重油などの一部が対象です。
また、乙種⇒甲種と取り扱いの範囲が広がるに連れて、試験の難易度も高まります。
消防用設備等の工事・整備に必要な資格「消防設備士資格」
消防設備資格は、ホテルやデパートなどの施設における、消防用設備等の工事・整備を行う際に必要な資格です。
具体的な消防用設備の例は、以下の通りです。
- 屋内消火栓設備
- スプリンクラー設備
- 自動火災報知設備
消防法では、消防用設備の取り扱いに「消防設備士資格が必要」であることが明記されています。
第十七条の五 消防設備士免状の交付を受けていない者は、次に掲げる消防用設備等又は特殊消防用設備等の工事(設置に係るものに限る。)又は整備のうち、政令で定めるものを行つてはならない。一 第十条第四項の技術上の基準又は設備等技術基準に従つて設置しなければならない消防用設備等二 設備等設置維持計画に従つて設置しなければならない特殊消防用設備等(引用:e-Gov|消防法|第十七の五)
免状の種類は、甲種・乙種の2つの区分があり、特類から第7類までの合計8種類があります。
免状の種類によって取り扱いの対象設備が異なるため、仕事内容に合わせて資格取得を目指すと良いでしょう。
乙種には受験資格が無く誰でも受験することができますが、甲種は免状の種類によって受験資格が細かく定められているため確認が必要です。
受験資格が気になる方は、一般社団法人消防試験研究センターの「受験案内」よりご確認いただけます。
電気設備の取り扱いに必要な資格「電気工事士」
電気工事士は、電気を共有するめの発電所や変電所、工場、ビルなどで電気使用設備の取り扱いに必要な資格です。
現場で電気工事を行う「電気工事士」の資格は、第一種と第二種に分かれます。
等級が上がる毎に、取り扱える電力の規模が広がるため、活躍の場が増えていきます。
ちなみに、電気工事士の試験には「技能試験」も設けられているので、事前の練習が必須です。
ビルや工場、施設などで電気関連の仕事に携わりたい人は、資格の取得をおすすめします。
マンションの構造や法律が問われる「マンション管理士」
マンションの管理に必要な法律や、附属施設の構造の知識が問われる「マンション管理士」。
資格を取得すれば、マンションの区分所有者に対してアドバイスやサポートを行えるようになります。
また試験勉強を通して、マンションの構造や建物の寝台、大規模修繕の知識を身に付けることができます。
建物の構造や運営管理の法律を知ることで、マンションにおけるボイラー設備の仕組みの理解に役立てることができるでしょう。
マンション管理士の資格について詳しくは「公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験」をご覧ください。
〜管理業務主任者の資格講座例〜
以下は、STUDYingで受けられる管理業務主任者の受講コースです。
試験内容が多いこともあり、ビデオ講義の時間も長くなっています。
ただ、1回30分ごとの講義なので、昼休みなどの隙間時間に受けられる講座です。
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まとめ
本記事で解説しているボイラー資格の特徴は、以下の通りです。
- ボイラーを扱うには「国家資格」が必要
- ボイラーに関する国家資格は、「ボイラー技士」「ボイラー溶接士」「ボイラー整備士」の3種類
- 試験の難易度は低めなため、比較的合格を目指しやすい
- 試験勉強は独学で学ぶことができる
- 人気のある「2級ボイラー技士」を受験するなら、効率よく学べる通信講座の利用がおすすめ
基本的に、試験勉強は独学でも学ぶことができます。
ただ、初心者の方や自信がない場合は、添削等のサポートを受けられる通信講座の利用がおすすめです。
以下は、一番人気「2級ボイラー技士」の通信講座なので、ぜひチェックしてみてください。
合格ポイントを押さえた勉強ができるので、次の資格サイトで受講するのもおすすめです。
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