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調剤薬局事務の仕事は医療系の事務職として人気が高いですが、仕事が想像以上にハードでつらい思いをする人も少なくありません。
患者さんや病院への応対やレジ業務など業務内容が多岐にわたり、やることが多いです。
また、薬の名前を覚えたりレセプト請求を行ったりと、専門的な業務もこなす必要があります。
今回は調剤薬局事務の仕事がつらいと感じるよくある理由や対策方法を紹介します。
経験を活かして働ける職業にも触れているので、転職を考えている方はぜひご一読ください。
仕事の悩みや将来への不安を、ずるずる伸ばしてはいないでしょうか?
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1.【業務】調剤薬局がつらい理由とは?
調剤薬局事務として働くのがつらいと感じる、よくある理由について紹介します。
診療報酬の知識が必要とされるため、覚えなければならないことが多いのが特徴です。
また、患者さんにお渡しする書類を作成をすることも多く、ミスをしないために常に注意する必要があります。
覚えることが多い
調剤薬局事務の仕事はレセプト請求やレジ業務など、覚えることが多いです。
レセプト請求とは、患者が加入している組合健保や健康保険の保険者に医療費を請求する業務のことです。
患者は健康保険証を医療機関に提示することで、最大3割の医療費を窓口で支払います。
残りの7割の医療費は保険者が負担しているため、レセプト請求をしなければ調剤薬局の経営が成り立ちません。
レセプト請求に関する規定は2年に1回改定されるため、数年間継続して勤務したとしても常に新しい情報を学ぶ必要があります。『参考:厚生労働省』
店舗によってはレセプト業務以外にもお金の管理などを担うことが多いため、こなさなければならない仕事も自然と増えます。
仕事の覚えが遅かったり、柔軟に対応できなかったりする人は調剤薬局事務の仕事を続けるのがつらくなりやすいです。
レセコン(レセプトコンピュータ)の操作が慣れない
レセプトを作成するには、レセコンと呼ばれる専用のパソコンソフトを使います。
普段からパソコンの操作が苦手な人や、レセコン独自の機能に慣れないとストレスを感じてしまうでしょう。
レセコンは会社によっていくつか種類があるため、慣れていないレセコンを使う場合はいちから操作に慣れる必要があります。
薬の名前が覚えられない
薬剤名を覚えられないことで業務がスムーズに進まず、調剤薬局事務の仕事を辞めたいと思う人も少なくありません。
薬の名前を憶えていないと薬剤師の指示通りに動けなかったり、書類の作成でミスをしたりすることもあります。
一字しか違わないなど類似した名前も多く、mgなどの単位も細かく確認する必要があります。
レセプト業務がつらい
1か月に1回行うレセプト業務は提出期限があるため、焦ってストレスを感じる人も多いです。
また、患者さんの数が多い店舗ではレセプトの量も多くなるため、事務数人が分担してレセプト業務を担当する薬局もあります。
「ミスをして周囲に迷惑をかけたらどうしよう」と、プレッシャーが大きくなり、より大きなストレスを感じる場合もあります。
責任重大な確認作業が多い
調剤薬局で実際に薬を作り、患者さんに薬の説明をするのは薬剤師です。
しかし、薬剤師や患者さんが目にする書類を作成するのは事務なので、重大なミスを招かないために書類の入力ミスはないか何度も確認する必要があります。
例えば、薬の名前や服用方法など誤った内容の書類を患者さんに渡してしまうことで処方箋通りの薬剤の使用が行われず、治療の妨げになりかねません。
最悪、健康を害してしまうこともあるでしょう。
また、患者さんから保険証などの個人情報を預かったり、お金の管理を担ったりすることも多いため、責任重大な確認作業が多くなります。
2.【職場環境】調剤薬局がつらい理由とは?
調剤薬局事務として働くのがつらい原因に、職場環境が関係していることがあります。
人間関係や労働条件など、本人の努力だけでは改善が難しいものも多いです。
薬剤師や周りの事務員との人間関係がつらい
他の事務員とそりが合わないと相談や質問が気軽にできないため、仕事が苦痛になってしまうことが多いです。
仕事でフォローし合えるような関係を築ければベストですが、自分の努力だけでは協力的な人間関係を築くのが難しいこともあります。
また、薬剤師は同じ職場で働く仕事仲間ですが、調剤事務とは立場が異なります。
事務員に指示を出したり、間違いを指摘したりしなければならないこともあるでしょう。
上司のような存在でもあるため、薬剤師との関係が悪くなると日々の仕事をスムーズに進めづらくなってしまいます。
残業が多い
どのような調剤薬局で働くのかにもよりますが、思った以上に残業が多くなることもあります。
特に、締切があるレセプト業務は基本的に毎月10日までに提出しなければなりません。
また、風邪の流行時期などの繁忙期は、定時を過ぎても薬局を閉められない場合があります。
事務が1人しかいない
小規模の調剤薬局では、事務員が1人しかいない店舗も少なくありません。
分からないことがあっても先輩に尋ねることができないため、全て1人で対応しなければならず強いプレッシャーになります。
代わりになる人がいないので、休みを取りづらいなどの悩みを抱える人もいます。
3.調剤薬局を辞めたいと思った時の対処方法
調剤薬局事務の仕事は、世間のイメージよりもハードで精神的・体力的に限界を感じることもあるでしょう。
仕事を辞めようと思った時に試してほしい対処法を紹介します。
信頼できる先輩や薬剤師に仕事のコツや悩みを聞いてもらう
職場に信頼できる先輩や同僚がいるなら、仕事の悩みを聞いてもらってください。
気軽に話せる人がいるなら、薬剤師に相談してみるのもおすすめです。
上手くいけば良い解決策を見つけて、快適に仕事を続けることができる可能性があります。
気を付けなければならないのは、愚痴や悪口を言わない、ということです。
人間関係にひびが入って、さらに仕事がつらくなる状況になりかねません。
SNSで同業者を見つけ情報交換する
SNSを活用して、気軽に相談したり情報交換できる同業者を見つけるのもおすすめです。
同じ悩みに共感できたり、専門業務でわからないことがあれば情報交換したりできるでしょう。
職場に気軽に相談できる相手がいないのであれば、SNS上の同業者が精神的な支えになることがあります。
期間を決めて慣れるまで続ける
「最低1年は仕事を覚えながら続けよう」など、具体的な期間を決めて調剤薬局事務の仕事を頑張るのもおすすめです。
医療の専門的知識が求められるため、仕事を覚えて慣れるまで苦労することが多いです。
調剤薬局事務の仕事は割と競争率が高く、同職種に就職するのが難しいことがあるため、退職する際は慎重になることをおすすめします。
業務に慣れて、それでも仕事がつらいようなら退職を検討するという流れで考えましょう。
資格を取得しスキルを獲得する
仕事を長年続けるうちに向上心や張り合いがなくなって退職を考えているなら、資格や新しいスキルを取得するための勉強を始めることをおすすめします。
資格を取ることで自分に自信が持てるようになったり、知識を増やしてより理解を深めたりできます。
調剤薬局事務に関係する資格なら次のようなものがおすすめです。
- 登録販売者
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 調剤薬局事務の民間資格
医療系の資格は国が法律で認めている公的資格と、民間資格があります。
民間資格は資格試験をおこなっている会社によって勉強内容や試験内容が異なるため、取得を考えているなら内容を精査することが大切です。
専門業務以外の新しいことに挑戦してみたい人や、転職を考えていて次の仕事に資格を生かしたい人は次のような資格がおすすめです。
資格 | おすすめの人 |
マイクロソフトオフィススペシャリスト | パソコンスキルを上げて、調剤薬局事務の仕事でも転職先でも役立てたい人 |
---|---|
介護職員初任者研修 | 介護職へ転職を考えている人 |
日商簿記 | 経理関係の仕事へ転職を考えている人 |
パソコン系の資格の勉強をしてソフトを使いこなせるようになると、雑務を早くこなせるなど調剤薬局事務の仕事にも活かすことができます。
転職活動をする際のアピールポイントにもなるでしょう。
転職準備を始める
調剤薬局事務の仕事を辞めたいと思ったら、転職準備を始めるのもおすすめです。
次にどんな仕事に就きたいか考えたり、給与待遇などを現在の仕事と比べたりすることで「もう少し頑張ってみよう」と前向きに考えられる場合も多いです。
結果的に退職する事になっても早めに転職準備を始める事で、精神的に余裕を持つこともできます。
4.調剤薬局事務から転職を考えている人におすすめの転職エージェント
調剤薬局事務の仕事を辞めて転職しようと考えている人におすすめの転職エージェントを紹介します。
女性の転職に特化した転職エージェントもあるので、複数登録して使いやすい転職エージェントを見つけるのがおすすめです。
※こちらの転職エージェントは、「人気の転職エージェント・転職サイトおすすめランキング【2021年比較版】」の記事で、利用者からの評価が高かった転職エージェントです。
業界最多の求人数から仕事を探せる「リクルートエージェント」
(引用:リクルートエージェント)
業界最多の求人数を誇るのが「リクルートエージェント」です。
たくさんの求人を比較しながら転職活動を進められるので、どのような業界・業種に転職するかはっきり決まっていない人も使いやすいです。
転職準備段階から利用できるため、退職を考えている人はぜひご活用ください。
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 約176,100件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約226,400件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「リクルートエージェントって実際どうなの?気になる評判と利用前の全注意点」 |
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18年以上の実績がある「Type女性の転職エージェント」
(引用:Type女性の転職エージェント)
「Type女性の転職エージェント」は、女性の転職に特化した転職エージェントです。
転職サポートを18年以上行っている実績とノウハウを持っているため、安心して利用できます。
女性の人材が欲しいと思っている会社しか登録していないので、他では見れない求人を紹介してもらえる可能性も高いです。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
---|---|
公開求人数 | 約7,500件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
約17,300件(2022年4月時点) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://type.woman-agent.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!type女性の転職エージェントの気になる評判と注意点 」 |
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女性の転職に強い「パソナキャリア」
(引用:パソナキャリア)
女性の転職に力を入れているのが「パソナキャリア」です。
女性のキャリアアドバイザーも多く、仕事と育児の両立の悩みなども相談しやすい環境が整っています。
働く女性に向けたイベントなども行っているため、女性が転職する際には登録しておくと心強い転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社パソナ |
---|---|
公開求人数 | 約39,600件(2022年4月時点) |
非公開求人数 |
非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
詳しい解説は以下を確認してください。 「登録前に確認!パソナキャリアの気になる評判と利用前の全注意点」 |
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5.調剤薬局事務から転職する人におすすめの仕事
調剤薬局事務から転職する人におすすめの仕事を紹介します。
医療業界で働きたい人は、薬の知識や患者さんをサポートした経験を活かして働ける仕事を探すとよいでしょう。
転職に有利な資格を取得して転職するのもおすすめです。
また、調剤薬局でこなしていた事務業務の経験をアピールすれば、事務職へ転職できる可能性も高いです。
調剤薬局事務・医療事務
人間関係や勤務体制など職場環境が原因で仕事がつらいと感じているのであれば、別の調剤薬局事務に転職するのもおすすめです。
今勤めている薬局で得た知識や経験をそのまま活かせるので、スムーズにスタートを切れます。
調剤薬局にこだわらないなら、医療事務も視野に入れることで選択肢が広がります。
ただし、医療事務は調剤薬局以上に診療報酬請求の知識が要求される職場が多いです。
ドラッグストア
薬に関する仕事がしたいなら、ドラッグストアの販売員は身近で目指しやすい職業です。
「登録販売者」は小売業で販売されている一般用医薬品を販売するための資格で、ドラッグストアなどへの転職に役立ちます。
有利に転職活動を進めたいなら、調剤薬局で働きながら先に登録販売者資格を取得しておくのもおすすめです。
ドラッグストアでは薬だけでなく化粧品などの知識も深めることができます。
しかし重い商品を運ぶ肉体労働があり、土日は休みにくいなどのデメリットもあります。
一般事務・営業事務
調剤薬局での事務業務の経験を活かして、一般事務・営業事務を選択肢に入れるのもおすすめです。
デスクで座ったまま仕事がしたい方に、特に向いています。
ただし、一般事務・営業事務などの事務系の仕事は競争率が高く、事務経験や資格をアピールする必要があります。
こちらの記事では、事務職に採用されやすい人の特徴などを紹介しているので、事務職への転職を考えている人はぜひご一読ください。
介護職
誰かをサポートするのが好きな人や福祉系の仕事に興味がある人は、介護職も視野に入れると選択肢が広がります。
病院からもらった薬を服用している高齢者の割合は高いため、介護と薬は深い関係があります。
夜勤や土日の勤務が難しいと感じる人は、デイケアなどの通所サービスを中心に求人を探すのがおすすめです。
介護職は求人数が多く、業界未経験でも働きやすいメリットがあります。
しかし「介護士=低賃金」というイメージがあって、候補から外している人も少なくありません。
こちらの記事では介護士の収入アップのコツなどもわかりやすく解説しているので興味がある人はご一読ください。
まとめ
調剤薬局事務の仕事がつらいと感じるのは、専門業務から雑務まで仕事の幅が広いことが原因の1つです。
また、人間関係や勤務体制など職場環境が原因となっていることがあります。
調剤薬局事務の仕事がつらいよくある理由については次のようなものが多いです。
【業務】調剤薬局がつらい理由
- 覚えることが多い
- レセコンの操作が慣れない
- 薬の名前が覚えられない
- レセプト業務がつらい
- 責任重大な確認作業が多い
【職場環境】調剤薬局がつらい理由
- 薬剤師や周りの事務員との人間関係
- 残業が多い
- 事務が1人しかいない
転職する際は調剤薬局での経験や学んだ知識をアピールすると成功しやすいです。
調剤薬局事務の仕事がつらく感じている場合は、ぜひ本記事を参考にして転職についても考えてみてください。