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2019年の「賃金構造基本統計調査」によると、東京都の平均年収は620万円程度です。
「東京は年収が高い」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際に全国で年収ナンバーワンの地域です。
企業ごとに見ると、年収が1,000万円を越えている企業がいくつもあります。
この記事では東京都の年収について、主に以下の内容を紹介します。
- 東京都の平均年収推移
- 東京都の男性と女性の平均年収
- 東京の新卒初任給(高校卒・大学卒)
- 年代別の東京都の平均年収【20代・30代・40代・50代】
- 東京都23区別の年収ランキング
- 東京都の業種別平均年収
- 東京都企業年収ランキング
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1.東京都の平均年収は620万円
2019年の「賃金構造基本統計調査」によると、東京都の平均年収は620万円程度です。
月収に換算すると41万円程度、平均賞与(ボーナス)は131万円程度です。
この章では、東京都の平均年収推移や男女別平均年収などを紹介します。
東京都の平均年収推移は600万円台をキープ
東京都の直近7年の平均年収推移は、以下の表の通りです。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2013年 | 580万円 |
2014年 | 613万円 |
2015年 | 624万円 |
2016年 | 606万円 |
2017年 | 616万円 |
2018年 | 622万円 |
2019年 | 620万円 |
(参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省)
過去7年間で大きな変動は見受けられません。
2014年以降はどの年も600万円を超えており、高水準で安定しています。
年収が600万円あれば、単純計算で月収は50万円です。
男性の平均は692万円、女性の平均は484万円
男性と女性では、どれぐらい平均年収に違いがあるのでしょうか。
男女別の平均年収推移は、以下の通りです。
年度 | 平均年収(男) | 平均年収(女) |
---|---|---|
2013年 | 643万円 | 440万円 |
2014年 | 678万円 | 470万円 |
2015年 | 692万円 | 474万円 |
2016年 | 677万円 | 465万円 |
2017年 | 685万円 | 475万円 |
2018年 | 695万円 | 477万円 |
2019年 | 692万円 | 484万円 |
(参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省)
男性
2019年の東京都の男性の平均年収は、692万円。
月額給与は45万円、賞与(ボーナス)は152万円です。
700万円には届きませんが、都道府県別でナンバーワンの平均年収となっています。
また全体の年収推移と同様、大きな変動はなく、高水準で安定しています。
女性
2019年の東京都の女性の平均年収は、484万円。
月額給与は33万円、賞与(ボーナス)は90万円です。
男性と比べると、200万円以上平均年収が低くなっています。
女性は出産で産休・育休に入ったり、勤務時間や雇用形態を変更する人も多いため、男性と比べて平均年収が低くなっていると考えられるでしょう。
なお東京都の女性の平均年収は、男性と同様に全国でナンバーワンとなっています。
東京の新卒初任給は22万円(大学卒)
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、 東京都の大卒の平均初任給は、約22万円。
男性は22.4万円、女性は21.6万円となっています。
平均初任給においても、東京都はナンバーワンです。
なお高卒の平均初任給は、約17.8万円となっています。
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(引用:ビズリーチ)
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■そもそも給料のいい仕事の定義は?
そもそも、「給料が良い」と思う基準は人によって異なります。
給料のいい仕事とはある意味で相対的に決まるもので、○○円もらえれば給料がいいと 絶対的な基準をつけることは難しいです。
例えば、20代で30万円もらえれば給料は高いようにみえますが、20代で40万円もらっている人から見れば給料が安いなと感じるでしょう。
このように、給料が良いの定義は人によって様々ですが、一つの基準として、国税庁の行った「民間給与実態調査」の結果が参考になります。
この調査によると、平成30年の給与所得者の平均は、男性で545万円、女性で293万円です。
男性 | 女性 |
545万円 | 293万円 |
(参考:国税庁|民間給与実態調査(P18))
あくまでも一つの指標ですが、もし自分の年収が、男性で545万円以上、女性ならば293万円を超えているならば、平均よりも給料が良いと判断できるでしょう。
2.年代別の東京都の平均年収【20代・30代・40代・50代】
東京都の平均年収は、年代によっても大きく異なります。
年代別の平均年収は、次の通りです。
年代 | 平均年収(男) | 平均年収(女) |
---|---|---|
20代前半 | 360万円 | 335万円 |
20代後半 | 478万円 | 418万円 |
30代前半 | 588万円 | 468万円 |
30代後半 | 679万円 | 501万円 |
40代前半 | 750万円 | 550万円 |
40代後半 | 809万円 | 552万円 |
50代前半 | 883万円 | 577万円 |
50代後半 | 876万円 | 548万円 |
(参考:2019年賃金構造基本統計調査)
男性の場合、40代後半で平均年収が800万円を超えています。
国税庁の「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、同年代(男性)の全国平均は629万円であるため、東京都の男性の平均年収は高めと言えるでしょう。
なお他の年代についても、東京都の平均年収は国の平均より高い傾向にあります。
3.東京都23区別の年収ランキング
東京のなかで特に発展している地域が東京23区です。
この地域に住んでいる人の平均年収は、東京の中でも頭ひとつ分抜けていると言われています。
ここでは、そんな東京23区のなかでも特に年収が高い区トップ3をご紹介します。
1位は港区:1,217万円
総務省の「課税標準額段階別令和元年度分所得割額等に関する調」から算出すると、港区の平均年収は1,217万円程度です。
港区には六本木・赤坂・品川などのエリアがあり、大手の情報通信業など羽振りの良い会社も多いです。
2位は千代田区:1,082万円
総務省の「課税標準額段階別令和元年度分所得割額等に関する調」から算出すると、千代田区の平均年収は1,082万円程度です。
千代田区には永田町や飯田橋などのエリアがあり、大企業の本社や中央官庁が集中しています。
3位は渋谷区:873万円
総務省の「課税標準額段階別令和元年度分所得割額等に関する調」から算出すると、渋谷区の平均年収は約873万円です。
渋谷区は渋谷や原宿といった若者の街のイメージが強いですが、広尾や恵比寿などの高級住宅街エリアもあります。
このように、トップ3は23区のなかでも特に都心と言われているところです。
4.東京都の業種別平均年収
東京都は業種別に見ても平均年収が高い傾向にあります。
以下のように、平均年収が700万円以上の業種も少なくありません。
業種 | 平均年収 |
---|---|
鉱業、採石業、砂利採取業 | 865万円 |
教育、学習支援業 | 775万円 |
金融業、保険業 | 710万円 |
学術研究、専門・技術サービス業 | 697万円 |
建設業 | 665万円 |
(参考:2019年賃金構造基本統計調査)
5.東京都の企業年収ランキング
東京都の平均年収について様々な角度から解説してきましたが、各企業の年収についても気になるところだと思います。
ここでは、東洋経済オンラインが2020年に発表した「「平均年収」東京都トップ500社最新ランキング」をもとに上位の企業をご紹介します。
1位はM&Aキャピタルパートナーズ:2,478万円
- 平均年収:2,478万円
- 平均年齢:31.3歳
1位はM&Aキャピタルパートナーズで、平均年収は2,478万円となっています。
M&Aキャピタルパートナーズは、日本の中堅・中小企業を主な対象とした独立系M&Aアドバイザリー・仲介会社です。
2位はGCA:2,063万円
- 平均年収:2,063万円
- 平均年齢:37.9歳
2位はGCAで、平均年収は2,063万円となっています。
GCAは、日本と米国と欧州を中心に活動するグローバルM&Aアドバイザリー会社です。
M&Aキャピタルパートナーズと同じように、2,000万円を超える平均年収となっています。
3位はヒューリック:1,636万円
- 平均年収:1,636万円
- 平均年齢:39.8歳
3位はヒューリックで、平均年収は1,636万円となっています。
ヒューリックは東京23区を中心としたオフィス・商業ビル・老人ホームなどの不動産賃貸事業を中核事業としている会社です。
4位は三菱商事:1,607万円
- 平均年収:1,607万円
- 平均年齢:42.5歳
4位は三菱商事で、平均年収は1,607万円となっています。
三菱商社は、三菱グループの大手総合商社。
三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅と共に、五大商社と言われています。
5位はストライク:1,539万円
- 平均年収:1,539万円
- 平均年齢:36.2歳
5位はストライクで、平均年収は1,539万円と言われています。
ストライクは、1位のM&Aキャピタルパートナーズと同様に日本の中堅・中小企業を主な対象としたM&A仲介会社です。
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(引用:doda)
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まとめ
2019年の「賃金構造基本統計調査」によると、東京都の平均年収は620万円程度です。
東京都には大企業が集中しており、中には平均年収が1,000万円を超える企業もあります。
東京都での転職や就職をお考えの方は、ぜひ本記事で紹介した情報を参考にしてください。