
世間では「好きを仕事にしよう」という風潮がありますが、やりたいことがない人は焦ってしまいますよね。
先入観や一般論に左右されてしまうと、自分が本当に求めていることを見失ってしまう場合があります。
まずはやりたいことが見つからない理由を解明し、やりたいことを仕事にしている人との違いをチェックしてみましょう。
本記事では、「やりたいことを見つけるヒント」や「好きを仕事にする心構え」について解説します。
最後まで読めば、目的を達成させるための意欲が湧くでしょう。
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1.やりたいことがないとダメなの?
特別好きな仕事をしているわけでもなく、何となく満足できないと転職を考えてしまうこともありますよね。
とはいえ、やりたいことが何かわからないと、転職すべきかどうかも迷ってしまうものです。
世間では「やりたいことを見つけるべき!」という風潮があるため、焦ってしまうこともあるでしょう。
「やりたいことを見つけたい」と「やりたいことがないとダメなのか」という気持ちの間で葛藤している人も多いはずです。
そんなあなたに伝えたいことは、「やりたいことは無理に見つけなくても良い」ということです。
まずは、以下のことをチェックしてみてください。
やりたいことをやるのが必ずしも成功ではない
やりたいことを仕事にしている人は、まるで成功者のようにもてはやされます。
そんな姿を見て「うらやましい」と感じるのは当然ですが、やりたいことをやるのが必ずしも成功ではありません。
やりたいことを仕事にしていても、苦労している人はたくさんいます。
たとえば、睡眠もろくに取れなかったり、収入がかなり減ってしまったり。
本当にやりたいことなら「もっと頑張ろう!」と思えますが、それほど好きではない仕事なら辞めたくなります。
つまり、「苦労を苦労と思わないくらい好きなこと」をやっている人が、本当の成功者と言えるでしょう。
やりたいことよりも「なりたい自分」にフォーカスする
「やりたいことは何なのか」を考えるよりも、「どんな自分になりたいのか」にフォーカスしてみましょう。
将来的にどんな自分になりたいのか、どんなスキルを身につけたいのかを考える過程で、やりたいことが見つかる場合があります。
たとえば、「年収1000万円を達成したい」という目標があるとしましょう。
年収1000万円を達成するために何をすべきなのか考えてみると、今すべき仕事が見えてきます。
すべき仕事に取り組んでいるうちに、やりたいことが見えてくるでしょう。
「やりたくないこと」から考えてみる
やりたいことを見つけるためには、まずは「やりたくないこと」から考えてみましょう。
本当にやりたいことは、何かに阻まれても「どうしてもやりたい!」という強い欲求から生まれます。
だからこそ、見つけるのが困難なのです。
しかし、やりたくないことは意外と簡単に見つかると思いませんか?
「やりたくないことリスト」を作れば、おのずとやりたいことがぼんやりと見えてくるはずです。
2.やりたいことが見つからない理由
やりたいことは考えてもすぐに見つかることではありませんし、無理して見つける必要もありません。
とはいえ、やりたいことを見つけようとする行為によって、自己分析ができるというメリットがあります。
まずは、「やりたいことがない理由」から考えてみることで、自分の性質がわかるでしょう。
加えて、やりたいことを仕事にしている人と、そうでない人の違いもわかります。
本当はやりたいのに「できない理由」を探している
自分では「やりたいことがない」と思っていても、本当はやりたいことがある場合があります。
できない理由ばかり探してしまい、やらないことを正当化してしまうのです。
たとえば、芸能人になりたいと思っても「成功できるのは一握りだし、収入が減って生活できなくなる」などと考えてしまう場合があります。
失敗することが怖くて、行動を起こさずに終わってしまう人の典型的な例と言えるでしょう。
たしかに、一般的に考えて「無理だろう」と思うことはあります。
しかし、できない理由ばかり考えていると、何も変わらずモヤモヤした気持ちが続くだけです。
「できない理由」よりも「できる方法」を見つけるほうが難しいのは当然なので、「必ずできる」と信じて進みましょう。
やりたいことがないと思っている人は、「やりたいけど無理だと思うこと」にチャレンジしてみるのも素敵な挑戦です。
努力や困難を前に尻込みしている
やりたいことを仕事にしている人は、いきなり最初からプロフェッショナルだったわけではありません。
誰が何に取り組む場合でも、まずは初心者から始まり、努力や困難を乗り越えて上達していきます。
幸運に恵まれて成功を手に入れたように見えますが、いくらセンスや才能があっても、努力には到底かなわないのです。
以下に、「やりたいことを仕事にしたい」と思っている人からの悩みが寄せられています。
自分のやりたいことを仕事にするのは無理なんでしょうか?
(中略)
本当にやりたいことはなんなのか模索しているうちについにこれかな?と思うものが出てきました。
言ってしまえば小1から続けている音楽/音に関わること。まぁ音楽で食っていくのはとてもきついです。
自分自身楽器経験者なので吹けるか吹けないかで言えば吹けます。でもうまいか上手くないかで言ったら上手くないです。
なので音楽ルートで行くのは諦めました。でも音に関わる道はあるのではないかと思いました。
(後略)
『引用:Yahoo知恵袋』
「現実的に考えて音楽で生計を立てるのは難しい」と諦めていますが、本心では自信がないと推察できます。
苦労してまで現状を変えるメリットが感じられず、心に葛藤を抱えながらも「このままでいいや」と思ってしまう人は非常に多いです。
やりたいことが見つからない理由は、成功の裏にある努力や困難を前に尻込みしているからです。
やりたい仕事を見つけたいなら、どんな努力や困難も受け入れる覚悟を持ちましょう。
周囲からのイメージを気にしている
進学や就職など、今まで歩んできた進路は本当に自分がやりたいことでしたか?
もし周囲からのイメージを気にして選んだ道ならば、自分の本当の願望に嘘をついてきた可能性があります。
周囲からのイメージや一般論を優先して選ぶと、自分が本当にやりたいことを見失ってしまうのです。
以下に挙げる相談者も、自分が本当に進みたい進路と、周囲から勧められた進路で悩んでいます。
(前略)
親はお金を出してあげると言ってくれたので専門で考えてますが、したいことが見つからないです。
本当は奨学金など借りて大学などに行きたかったのですが、自分の頭ではいけないと思い挫折しました。
3月が卒業なのでなるべく早く進路を確定するよう急かされ焦ってます。
(後略)
『引用:発言小町』
先生や親が進める専門学校に進学しようとしていますが、やりたいことではないから相談者は迷っています。
本当は大学に行きたいのに、自分には無理だと諦めて「進みたかった進路」から逃げてしまうといずれ後悔します。
やりたいことがあるのなら、無理だと思っても勇気を出して進むべきです。
トライしてはじめてわかることがあるので、たとえ向いていないと思っても失敗ではなく「経験」として蓄積されます。
周囲の意見はひとまず横に置き、自分の心の奥で望んでいることに取り組んでみましょう。
3.やりたいことを見つけるためのヒント
では、どうすればやりたいことを見つけることができるのでしょうか?
毎日の生活の中に、きっとヒントが隠れているはずです。
以下のことを実践すれば、やりたいことが見つかるキッカケになるでしょう。
自分の関心事をチェックする
自分が興味のあることや関心事の中に、やりたいことを見つけるヒントが隠れています。
何気なくSNSをチェックしたり、ネットサーフィンをしたりしているときに、何かと気になることはありませんか?
もしあるならば、もう少しその分野について詳しく調べてみましょう。
本屋でいつも手に取ってしまう本のジャンルでもOKです。
自分の関心事がわかれば、やりたいことが見つけやすくなります。
自分の得意なことは何か周囲に聞いてみる
自分のことは自分が1番わかっているつもりでも、意外と見えていないこともあります。
家族や友人に、あなたの得意なことは何か聞いてみましょう。
これまでの仕事で身につけたスキルや、他の人よりも上手にできる得意なことが「やりたいこと」につながります。
やりたいことが必ずしも「得意なこと」とは限りませんが、他人より能力が高いことのほうが成功しやすいのです。
今までのスキルや能力の棚卸しをして、できることをどんどん増やしていけば選択肢が広がります。
目の前のことを一生懸命やる
目の前のことに一生懸命になれない人は、他のことを試しても一生懸命になれない可能性があります。
成功者の中には、はじめから好きな仕事をしていたわけではなく、何となくはじめた仕事を途中で好きになり、成功した人も少なくありません。
1つ1つコツコツと積み上げていく中で、「達成する喜び」を知ったときにその仕事を好きになります。
できることが増えると「もっとできるようになりたい」という欲求が生まれ、楽しみながら努力を続けることができるのです。
目の前のことに一生懸命取り組んでいく過程で、見えてくるものはたくさんあります。
気になったら行動を起こしてみる
やりたいことを見つけたいなら、「どうせ自分には無理だから」と決めつけるのはやめましょう。
やる前にあきらめてしまったら何も知ることができず、経験を積むこともできません。
気になることがあったら、片っ端から試してみるくらいでちょうど良いのです。
たとえ失敗しても、行動を起こさなければわからなかったことを知るだけで経験値が上がります。
その中に「失敗したけど楽しかったな」と思えることがあれば、その道に進んでみるのも一つの方法です。
やりたいことが自分ではどうしても見つからない人は、本を読んでみるのもおすすめです。
本には、やりたいことを見つけて充実した人生を過ごしている先人の知恵が詰まっています。
例えば、以下の本を読んでみてはいかがでしょうか?
4.好きを仕事にするための心構え
毎日の行動を振り返り、自己分析をした結果やりたいことが見つかったら、迷わずチャレンジしてみましょう。
しかし、好きを仕事にするには、いくつかの心構えが必要です。
以下の4つは簡単そうに見えますが、実際にやってみるとなかなかハードルが高いものばかり。
好きを仕事にするためには必要なことなので、ぜひ4つの心構えをチェックしてみてください。
自分の能力を受け入れる
好きな仕事で食べていくためには、能力を高めていく必要があります。
はじめは収入が少なくても、徐々に上げていかなければ生活することはできないからです。
能力を高めるためには、まずは自分の能力を受け入れましょう。
スタートラインがわかっていれば、どの能力が足りないのか、どの能力を高めれば良いのかがわかります。
自分の能力レベルを知って傷つくこともありますが、好きを仕事にするには避けて通れない道です。
逃げ道を作らない
好きを仕事にするとはじめは楽しいですが、そのうち苦しいことや辛いことも増えてきます。
趣味を収入につなげた人は、大好きだった趣味が嫌いになってしまうこともあるでしょう。
しかし、「ダメなら辞めればいいや」という逃げ道を作ってしまうと、成功する確率はグンと下がります。
ある程度きついところまでチャレンジする精神がなければ、どんな分野でも成功することはできません。
好きなことを仕事にする場合には、何があってもやり遂げる覚悟を持つことが大切です。
もし簡単にあきらめてしまったら、「やりたいことがない」という日々がまた繰り返されるだけです。
手段と目的を混同しない
好きな仕事で成功したいと思う人は、最終的な目的があるはずです。
最終的な目的とは、たとえば「お店を持つ」とか「弁護士」になるなどです。
しかし、努力を積み重ねている過程で「手段」と「目的」を混同してしまう場合があります。
たとえば弁護士なら、司法試験に合格することが目的になってしまうということです。
弁護士になって人の助けになることが目的なのに、司法試験の合格にフォーカスしてしまうと本来の目的を見失ってしまいます。
1つ1つの作業は手段にすぎないため、その先に最終的な目的があることを忘れないようにしましょう。
とにかく楽しむ
好きなことを仕事にしても、だんだん辛いことが増えてきます。
しかし、「辛いことが多い」のと「楽しくない」のは別物です。
辛いことも楽しめる気持ちを持つことが、好きを仕事にするための心構えです。
好きなことでお金をもらえる幸せを、思う存分楽しみましょう。
5.転職活動によってやりたいことが見つかる場合もある!
現時点ではやりたいことが見つかっていなくても、転職活動をしていくうちにやりたいことが見つかる場合もあります。
やりたいことが見つからなくても、焦らずじっくり自分と向き合ってみましょう。
たとえば、以下のような行動を起こすことで、新しい発見がある場合もあります。
では、1つずつ見ていきましょう。
さまざまな求人をチェックしてみる
求人情報のフリーペーパーでも、転職サイトでも、さまざまな求人をチェックしてみることがおすすめです。
いつもは見ないページを開いてみることで、今まで知らなかった職業に出会える可能性が広がります。
もちろんいきなり応募しなくてもOKなので、まずはさまざまな仕事があることを知りましょう。
興味を惹かれる分野が見つかれば、その仕事について詳しく調べてみてください。
やりたいことにつながる可能性があります。
未経験の分野にチャレンジしてみる
せっかく活かせるキャリアがあるなら、無理に未経験の分野にチャレンジする必要はありません。
しかし、キャリアのある仕事に不満があったり、つまらないと感じていたりするなら、未経験の分野に飛び込んでみるのも1つの方法です。
新しい仕事にチャレンジしたことによって、逆に今の仕事が好きだと思える可能性もあります。
現状を再確認する意味もあるので、新しいことには積極的にチャレンジしましょう。
転職エージェントに相談してみる
やりたいことはまだ見つかっていないけれど、できるだけ早く転職したい人は、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
相談しているうちに、自分自身も知らなかった適性を引き出してくれる場合もあります。
適性を活かした転職先を探してくれますし、短期間で転職するサポートをしてくれるのでおすすめです。
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まとめ
「やりたいことがない」と悩んでいる人は焦って答えを探してしまいがちですが、必ずしもやりたいことを見つける必要はありません。
不確かな何かを探すよりも、まずは目の前の仕事に一生懸命取り組むことが大切です。
一生懸命物事に取り組むと、辛い場面や困難に遭遇することがあります。
しかし、その過程で何らかの発見をする場合が多く、達成感や喜びを味わうことで辛くても頑張る意欲が湧いてきます。
好きな仕事が見つかったら、あとは覚悟を決めて突き進むだけです。
【好きを仕事にするための心構え】
- 自分の能力を受け入れる
- 逃げ道を作らない
- 手段と目的を混同しない
- とにかく楽しむ
楽しみながら、最終的な目的の達成を目指して頑張りましょう!