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仕事でメール等の末尾に記載される「ご報告まで」は、「ひとまず簡単にご報告します」という意味を持つ敬語表現です。
取り急ぎ結果のみを報告したい場面では、「ご報告まで」は大変便利な表現です。
そこで本記事では、「ご報告まで」の意味やビジネスシーンでの正しい使い方、例文や類語表現をまとめて解説します。
「ご報告まで」の正しい使い方をマスターして、日々の仕事でも使いこなしてみてください。
1.文末で使う「ご報告まで」の意味
ビジネスのメールや文書の末尾に使用される「ご報告まで」は、 ひとまず簡単にご報告します、という意味を表す敬語です。
仕事でのメールや文書などで頻繁に使われる表現なので、社会人なら知っておくべき言葉だといえます。
結果のみをメールで速報する際に使用
「ご報告まで」は、取り急ぎ結果のみを上司や取引先、お客様へ伝えたいときに使える便利な表現です。
文末に「ご報告まで」と用いることで、詳細の内容を省いた結果(結論)のみを相手に伝えることができます。
ビジネスシーンでは、スピードが求められる場面が多いため、相手に速報として伝えたい際に活用できます。
2.「ご報告まで」のビジネスメールでの正しい使い方
さまざまな文書やメールで使用される「ご報告まで」を使うには、いくつかの注意点があります。
以下でご紹介する2つの注意点をしっかり押さえて、正しい使い方をしましょう。
役職の高い上司や取引先に使うのは避ける
「ご報告まで」は、文章の末尾につけることで、「ひとまずこのように簡単にご報告します」という意味をもちます。
スピーディーに結果だけでも伝えたい際には便利な表現ですが、 役職の高い上司(管理職以上)や取引先に対して用いるのは避けましょう。
「ご報告まで」を使用する際は、同僚や気心(きごころ)の知れた直属の上司にとどめるのが得策です。
「ご報告申し上げます」はさらに丁寧な表現
役職の高い上司や取引先に対して「ご報告まで」を使うと、失礼になるので気をつけましょう。
その場合には、さらに丁寧な表現である「ご報告申し上げます」と表現するのが適切です。
「ご報告まで」は言い切り型の表現なので、相手に対して投げやりな印象を与えてしまいます。
「申し上げます」を付け加えることで、相手に丁寧なニュアンスが伝わります。
3.「ご報告まで」の例文
それでは、「ご報告まで」を使用した例文をいくつかご紹介していきます。
基本の使い方、役職の高い上司に使用する場合、取引先やお客様へ使用する場合、に分けて例文をご紹介します。
基本の使い方「ご報告まで」
まずは、一般的な「ご報告まで」の使い方を例文でご紹介します。
直属の上司(管理職以下)や同僚・部下などを対象とした使い方です。
<例文>
役職の高い上司に使用する場合
管理職以上の役職が高い上司に「ご報告まで」を使用する際の例文をご紹介します。
伝える相手が役職の高い上司であるため、「ご報告まで」を丁寧な表現に言い換える必要があります。
<例文>
- ◯◯の結果のつきまして、取り急ぎご報告いたします。詳細については、後ほどご説明いたします。
- 昨日のクレーム対応につきまして、取り急ぎご報告申し上げます。
取引先やお客様へ使用する場合
社外のお客様や取引先に対して「ご報告まで」を使用する際の例文をご紹介します。
役職の高い上司と意識すべき点は同じですが、 必要に応じてより丁寧な表現にしてください。
4.「ご報告まで」の類語表現と例文
「ご報告まで」と同じような意味をもつ類語表現には、以下のようなものがあります。
ご連絡まで(同僚や親しい上司に使う場合)
ビジネスシーンでしっかりと状況を説明したい時は「ご報告まで」を使いましょう。
「状況を説明する」という意味をもつ「報告」に対し、「連絡」は「情報を伝える」という意味しか持たないからです。
仕事で自分の業務状況を説明したい場合は、「報告」のほうが強い意味をもつことを理解しておきましょう。
同僚や親しい上司に使う場合
「ご報告まで」の類義語として、 同僚や直属の上司など親しい人に対しては「ご連絡まで」を使用することができます。
以下に「ご連絡まで」の例文をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
<例文>
- 新規営業先より契約を獲得いたしました。ご連絡まで。
- 申し訳ございませんが風邪のため本日はお休みさせてください。ご連絡まで。
役職の高い上司や取引先に使う場合
管理職以上などの役職が高い上司や取引先に対しては「取り急ぎ、ご連絡申し上げます」と丁寧な表現にしましょう。
「取り急ぎ」とは、「とりあえず急いで」という意味をもちます。
「取り急ぎ」をつけることで、「まだ十分な対応はできていませんが」という申し訳なさを含めることができます。
以下に「取り急ぎ、ご連絡申し上げます」の例文をご紹介します。
<例文>
- 新商品のプロトタイプが完成いたしましたこと、取り急ぎ、ご連絡申し上げます。
- 会議の資料につきましては、明日18時までにご提出いたしますことを取り急ぎ、ご連絡申し上げます。
まとめ
「ご報告まで」は、メール等の末尾に記入することで「ひとまず(取り急ぎ)このように簡単にご報告します」を意味します。
親しい上司や同僚に対しては簡潔に「ご報告まで」を使っても良いですが、管理職以上の上司や取引先に対しては使用しないようにしましょう。
役職の高い上司や取引先に使用する場合は「ご報告を申し上げます」のように、さらに丁寧な表現にするのがおすすめです。
伝える相手にあわせて適切に「ご報告まで」を活用できれば、ビジネスマンとして良い印象を与えられます。
ぜひあなたも記事を参考にして、普段の仕事で使ってみてください!